スポンサードリンク

『あさひなぐ』、東島旭VS一堂寧々が集大成すぎる件

あさひなぐ(21) (ビッグコミックス)

『あさひなぐ』21巻を読了しました。

これはもう本当に熱いですね。最高でしたね。一つの節目が終わったというか、これが最終回だったとしても不思議じゃないぐらいの「ありったけ」でした。大団円のようでもある。

二ツ坂VS.國陵――
インターハイ本選出場をかけた、団体決勝戦が遂に決着!!

大将戦までで引き分け、代表者戦へ突入。
國陵サイドは満場一致で寧々の出場が決まった一方、
大もめの二ツ坂はじゃんけんで代表者を決めることに!!

果たして運命の一戦の行方は!?
負傷棄権し、病院から戻ったエース・真春が見た光景とは!?

そして物語は新章へ突入――
少女たちの想いが最高潮に達する、感涙必至の21集!!

<関連記事>

『あさひなぐ』、宿命の「二ツ坂高校VS國陵高校」がぐう燃える件
うおおおおおおお! これが燃えってやつですよ。手に汗握るってやつですよ。「うおおおおお!」ですよ。 アン...

インターハイ予選団体戦決勝戦。

因縁の宿命の「二ツ坂高校VS國陵高校」の大将戦。東島旭VS一堂寧々である。1巻から積み上げられてたものがここに集約する。『あさひなぐ』という物語における集大成と言っても過言ではないでしょう。

勝ったほうがインターハイに出場できるっていうこれでもかと盛り上げまくっていた「二ツ坂高校VS國陵高校」は大将戦まで引き分けて代表戦へ突入するのであった…。

スポンサードリンク

東島旭VS一堂寧々

1

宿命の対決

旭と寧々の対決ってだけで集大成感ありますからね。これぞ「宿命の対決」って。1巻で「一堂寧々なんて来年私がブチのめしてやりますから」「楽しみにしとるけん」という会話からはじまって色々とあったものです(しみじみと)。

『あさひなぐ』はモノローグがウリだと個人的に思っているんだけど、両雄が相対する時の心情がまた良いんだ。元から試合中のモノローグでは何度か泣きそうになったことあるけど、今回は試合前にこれでもかと燃えさせてくれる。

表裏一体の2人ってのがより強調されてます。例えばコートに入ることが、旭は「いつも好きだった」と思う一方で寧々は「いつも嫌いだった」と。同時に同じことを思い浮かべながら肝心なところが違う2人である。

旭「何者でもない私が、何者かになるためには。」

寧々「何者かであるべき私が、それを証明するためには。」

盛り上がり最高潮!

一昔前に格闘技ブームの頃に「PRIDE」ってあったじゃないですか。試合前の煽りVTRが最高で選手に感情移入させたり「うおおお!」と燃えさせてくれたんですよ。今なら「電王戦」などニコ動の煽りVTRのが有名か。

旭と寧々のモノローグは、煽りVTRのようにテンション上げてくれます。何者でもない旭が何者かになるために、何者かである寧々がそれを証明するために…(脳内立木文彦ボイスで)。煽りVTRのようなモノローグで読者の熱量爆上げですよ。

集大成のような試合

2

「女は度胸」

試合自体も今までの物語にあったエピソードが収束していくんですよ。真春に教えて貰った「女は度胸」を筆頭に、旭が学んできたことを反芻して試合にぶつけていく様子が集大成のようである。緊迫した試合の中で2人の対話がぐう熱い。

旭と寧々にしか出来ない試合で会話です。特に寧々が「私に教えてよ―」と薙刀について旭になにかの答えを求めて鬼気迫るからの両者が笑い合ったのは鳥肌もの。今まで旭が笑ったのに嫌悪感抱いてたのに寧々まで笑うとかね。難攻不落のヒロインが陥落したような達成感すらあります。寧々がデレた!

いやー、実に熱い試合じゃないですか。『あさひなぐ』という作品がこの試合のためにあったとすら思える「ありったけ」です。

薙刀が、好きだ。

3

薙刀が、好きだ。

終盤で何度も「薙刀が、好きだ。」と繰り返す旭。

旭が薙刀好きって…。いやそんなん前から知ってるわとも思うけど、それが寧々にも伝播して同じ気持ちになってる様子が実に素晴らしい。寧々は代表戦に出る前に旭に答えを求めてましたからね。

あの瞳の中に、いつもチラリと見えるものはなんなのか、打って、打って、打ったら、あと少しで、分かるような気がして―(20巻231本目)

単純明快な薙刀が好きだってこと。関東大会東京都予選・個人戦ではじめて公式戦で戦った時(15巻)では、試合を早く終わらせたい寧々ともっと長くコートにいたかった旭で対照的でした。そんな寧々が旭同様に「何時間でもずっと、ここにおりたかくらい」と言ったのは素直に感動的です。

上段の構えとスネ

4

真春泣く

あー泣かせた!いっけないんだ!

女の子を泣かせるのはいけないことだと思いまーす!

「旭VS寧々」の試合を見て涙を流す真春。まあしかし、真春が感極まって泣いてしまったことが21巻のキモであり、『あさひなぐ』の文脈を通すとラストを飾る集大成の結果ともいえるんですよね。素晴らしい。

というのも「上段の構え」ってのは、旭がはじめて真春の試合を見た時に取った構えなんですよ。4本目「上段の君」で。上段はすぐに打突できる分、自分も無防備になる挑発的で危険な構え。「上段の構え」は予告ホームランみたいなものであるそうな。で、真春はスネで一本取るのでした。

スネへの一撃も入部前に真春が決めてるのを見て「私でもあんなふう(真春)になれますか…?」と憧れた技ですから。旭にとっての真春は崇拝の対象の域まで達しており信心していましたからね。真春の試合見たら泣いちゃった事もあります。

5

170本目「決勝」

怪我をしてたけど「見なきゃ…」と。関東東京予選個人決勝で真春の試合を見て感極まって泣き出してしまった旭である。真春の相手だったのは奇しくも寧々です。「あなたを見れば何度でも、私はあの時間に引き戻される」と1年のペーペーだった頃を思い出しちゃうのでした。とどめはスネに一撃。

デジャブである。

旭と真春で立場が入れ替わってるけど。

あの時は、「VS寧々」戦で真春の姿に感極まって泣いてしまったのは旭だったけど今度は逆です。旭の姿に感極まって泣いてしまう真春の図。『あさひなぐ』の集大成っぷりが半端じゃありません。見開きの一撃はいつかの真春のようだった。「あんなふうになれますか…?」だって?あんなふうだったよ!

うむ。『あさひなぐ』21巻は素晴らしかった。

個人的にもうインターハイ予選「VS國陵高校」「VS一堂寧々」を超える試合は無いのではないかと思うんだよね。それぐらい全てのありったけがあった。物語の集大成でもあった。燃え尽きたぜ。いい最終回だったって満足度がありました。はい。

スポンサーリンク
スポンサードリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

コメント

  1. 匿名 より:

    現在連載中のスポ根漫画で一番好きなんだけど人気が今ひとつなのは何故だ….

  2. 匿名 より:

    めっちゃ興味出ましたっ!
    正月休みで読んでみますw

  3. 匿名 より:

    あさひなぐもっと流行れ