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『まったく最近の探偵ときたら』、ギャグも探偵モノもニヤリングも楽しい!

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まったく最近の探偵ときたら4 (電撃コミックスNEXT)

『まったく最近の探偵ときたら』(五十嵐正邦)が尻上がりに面白くなっていく。

マガジンの良心こと『川柳少女』の作者がやってる超ハイテンションギャグ漫画である。

基本的にギャグ漫画って最初の勢いで圧倒されてゲラゲラ笑うものですが、この漫画はキャラや舞台が整ってからどんどん笑うツボを突いてくる(もちろん最初から面白いこと前提で)。

世間を騒がす難事件を即解決! その名は名探偵・名雲桂一郎!! だったのは10年以上も昔の話……。
名雲はいまや、ただの渋いおっさんになってしまった……。時代に取り残され、スマホすら扱えない彼のもとに、若さあふれる女子高生・真白が助手希望で押しかけてきて――!?

<試し読みできます>

すさまじい勢いのオラオララッシュで何度も噴き出してしまいます。おっさん探偵と女子高生助手の掛け合い漫才はベストコンビでしょう。探偵としても良いコンビだけどそれ以上にお笑い漫才コンビとしてね。

『まったく最近の探偵ときたら』

8

JKとおじさん

まず主人公の名雲桂一郎(35歳)が色んな意味でヤバイ。元高校生名探偵の35歳の姿です。金田一君とか工藤新一が35歳になったような設定です。いや今は金田一37歳なんてのもありますが、元高校生探偵も年を取ればただのおっさんなんです。

しかしこの名雲は本当に35歳なのかと年齢を疑うぐらいおっさんです。むしろ、おっさん超えて初老の域です。身体のあちこちがガタガタで現代文明についていけてません。いや、自分もこの年代なんですけど普通に自分の成長と同じで色々と発達したじゃん。90年代のおっさんが時空を超えて来たレベル。本当は50代か60代なのでは…?

そんな彼の元へぴちぴちの女子高生・中西真白(旧姓・朝倉)が助手としてバイトするようになって相棒となっていく話なり。見事なコンビです。あ、探偵としてよりお笑い方面でね(誉め言葉)。

絶妙のノリ突っ込み

すごい漫才だ

『まったく最近の探偵ときたら』のキモは漫才劇場やね。名雲と真白の掛け合い漫才がとにかく笑える。そもそも漫才コンビって「ボケ役」「突っ込み役」がいるもんじゃないですか。それがこの2人は両者がボケ役であり突っ込み役でもある。

臨機応変に、名雲がおじさん(初老)的なボケをすればすかさず突っ込む真白。逆に真白も常識人というわけでなく、怪力天然脳筋ゴリラJKのために隙あらば暴走します。その時はすかさず名雲が突っ込み役に転じる。

ボケと突っ込みの配置転換が絶妙で「二重のボケ突っ込み」を完成させている。恐ろしい(お笑い漫才的)コンビといっていいでしょう。

さらに、主要2人だけでなく名雲に憧れる現役高校生探偵・翌檜(あすなろ)ユウとその助手・風巻ハナ(年齢不詳)の2人も交わることで、ボケと突っ込み役は頻繁に入れ替わっていく。誰もがボケ役で突っ込み役を担う、息もつかせぬ漫才劇場を繰り広げます。

他にも、元やくざや新宿の発明王やら幼女も交えて、人数が増えるにつれて漫才コメディは面白くなっていく。まあこいつらはボケ役しかできないが…。

何でもやったるぜの勢い

古畑任三郎かな?

この漫画、高校生探偵がおっさんになったギャグ漫画なので根底に『金田一少年』『コナン』があり、それ系のパロディがツボすぎる。今の若者が古畑任三郎シリーズを知ってるとは思えんが勢いで笑わせてくるのでモーマンタイ!

自分もこれ何のパロディか分からないこともあるけど、作者がノリノリで描いてるのかテンポが良すぎて元ネタ知らなくても笑えてしまうのがすごい。ストーリーは基本的に残念な探偵2人に事件が起こって、残念なことをして、残念な過程で、残念な結果になる展開の繰り返しです。

そんな残念な2人の残念な部分が笑えてしまう。ツボにハマれば声出して吹くことも多いですわ。特に8~9話で『金田一少年の事件簿』パロディをしたエピソードは破壊力が凄まじかった。こんなん笑うわ!

あ、一応優秀な探偵の側面も見せてます。エピソードによっては本格推理漫画かと感心することまであります。うまい具合に色んな要素を入れてくるので常に強烈な印象で楽しめる。

真白が可愛い

真白

お笑いギャグ漫画のフォーマットでありながら真白がたまに見せる乙女顔もなかなかどうしてよ。たまにマガジンの『川柳少女』の七々子と区別付かなくなりそうになる可愛さになるね。筋肉ゴリラ女の赤面の破壊力はすごいですわ(賛辞)。

そもそも真白ちゃんは、過去に名雲に助けられた事件があって恩人としてる節があります。詳細不明ながらストーリーとしてその話を匂わせて徐々に明かしてることが読者の興味を引いてるスパイスにもなってるね。

同時に、ただの恩人(?)以上の感情を時たま見せるようになるからグッドだ。ぶっちゃけもう痴呆症がはじまりそうなおっさんに惹かれてるじゃん。特に4巻20話の惚れ薬を飲んでしまったエピソードはギャグ漫画としてもニヤリングとしても最高でした。

…あれ、まだ薬の効果残ってるのかな…?

はい!可愛い!

あれれ〜?おかしいぞ〜?惚れ薬の効果が切れてしまってるのに名雲に対して赤面して乙女顔してるぞ~?本当は異性として好きじゃないとこんな顔にならないんだけどな~(子供探偵の口調でニヤニヤしながら)。

まあ、テンション高いギャグ漫画なのでラブがコメりそうで全てお笑い方向へ突き進むのですが、ここぞで見せる真白の本心は透け透けスルーです!

超絶ハイテンションのギャグで笑えるだけでなく、ストーリーの根幹に2人は過去に何かあったことを匂わせ、それでいて真白が恋する乙女のような一面を見せてニヤニヤさせてくれるという贅沢で欲張りな楽しさが満載です。おすすめ!

コメント

  1. 匿名 より:

    これ面白いです。
    名雲は要所要所でカッコいいし、真白ちゃんがアホ可愛いし。

    かぐや様の赤坂アカ先生もご自身のTwitterで推してましたね。

  2. 匿名 より:

    最近こちらのブログでかぐや様を読んでみようと思い、実際すごく面白かったので、これまで読んだラブコメのベスト10などランキング形式でオススメのラブコメ漫画を教えて欲しいです