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『おはようサバイブ』、無念の打ち切り!人類には早すぎた迷作!

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『おはようサバイブ』最終回

すごい漫画だった…(震え)。

週刊少年マガジン36・37号で『おはようサバイブ』(前原タケル)がクソ漫画史に確かな足跡を残して息を引き取りました。享年16話。「気鋭の新人」「生き残りをかけた新連載」と彗星のように現れ、どんどん衰勢していき、流星のように去っていきました。伝説を見たね。

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最初に読んだ時は、まーたマガジンは「終末系&サバイバル系」って同じようなジャンルがはじまったよ。多すぎるんだよ。と斜めに構えていましたが…。やられた(色んな意味で)。まさかこんな内容になろうとは…。

一体誰がこんなトチ狂った漫画になると予想できただろうか。

面白かったか面白く無かったかで言えば理解不能だったの一言でしょう。

最初こそ「そこそも」「まあまあ」面白くなる臭いを感じてたんですよ。謎の病原体「デネブ」が地球規模で爆発的な感染し、人類は減少して文明は崩壊したという設定で、生き残った人たちが適度に頑張って生き抜く系の作品でした(過去形)。エロスを交えつつね。

しかし、途中からは誰も予想できない、誰も理解できない、誰もついていけない、作者独走の漫画に退化を遂げたのである。

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まじキチ漫画『おはようサバイブ』

狂ってる…

どこから狂ったかと聞かれれば、最初から「狂気」を孕んでいましたが、決定的に何が何やらわけかわらなくなったのは8話あたりからでしょうか。ヒロインを助けに行きラブラブイチャイチャなシーンがはじまったかと思えば、ヒロインは吹矢(麻酔)で眠らされます。

そこへ別の女性が乱入してくるわ、ふんどしの男が太鼓を持って乱入してくるわ。読んでて脳の処理速度が追いつかなくなり、「この漫画はロックだ!」と思うようになりました。そこからの迷走は凄まじいものがありました。

ヤバイ…なんだ…!?なんでふんどしなんだよ!?

なんで太鼓叩いてんだよ!!

本当なんでだよ…

ヤバイ臭いしかません。それが現実のものとなるのでした。

今まで「高須クリニックに喧嘩売っている」「高樹沙耶大麻ネタとか寒いねん」「全然文明滅んでねぇ!」「謎のラップ」「謎の残像」など細かい突っ込みどころ満載だったのですが、そんな些細な事が全てどうでもよくなるぐらい突き抜けていくのです。

なにがスゴイって脈絡の無さでしょう。

「起承転結」という物語のストーリーラインを全て否定するかのように次に何が起こるのかまったく想像できない奇抜すぎてダイナミックすぎて意味不明すぎる展開のオラオララッシュを仕掛けてくるのでした。

誰も理解できなかった

11話「セクシーボーイズ危機一髪!?」

例えば11話の濃さは凄まじい。

ヒロイン助けに行けば修羅場って太鼓叩いてとっ捕まって、キャバクラの地下室に監禁され、セーラー服とナース服を着せられます(女は全裸)。キャバクラのオーナー(オカマ)は男のイチモツを切って収集するのが趣味で去勢されかける大ピンチからダイナマイトで爆破…と、一つ一つが突っ込み所満載すぎて突っ込むことが野暮になるぐらい振り切れるところまで振り切れていく。

もはや次のコマで何が起こるかすら誰も想像できない未踏の境地へ到達するのでした。何でこうなるのかって思っても仕方がないのだ。分からないのだ。いちいち考えると頭が痛くなる…。

読者が次はこうなるだろうなって予想をあざ笑うかのように、『おはようサバイブ』は読者の考え得る最低許容ラインの遥か下の下!地下深くを潜っていくのでした。なんつーかコレ、何の漫画だっけ?今何してんだっけ?何なのこれ?漫画とはなにか?そんな哲学すら投げかけたね。

しかも、マガジンすら理解できてなかったようで、打ち切られた時にはこんなコメントを残しています。

毎週予想の斜め上どころか異世界へ飛ばされるような感覚ありがとうございました!

マガジン公式から異例のコメントである。「異世界へ飛ばされるような感覚」って、それ褒めてるんでしょうか…。つまり、マガジンさんも意味不明で理解できなかったってことです。誰もついていけなかった斬新すぎる作品だった。考えるな!感じろ!

逆に面白くなってきた

意味不明の極み

しかし、ここまでくるとつまらないを遥かに通り越して三週ぐらいまわって面白くなってきたのも事実です。キチ〇イしかいない独自の世界観や理解できない奇抜すぎるストーリー展開。意味不明ながらハートに響くものを感じます。次に何をやらかすかってドキドキしていました。

先が読めなさ過ぎてついつい気になって読んでしまうのです。読んでも頭では理解できない。なのに何だかわからないのに次の話も気になって読んでしまう…。謎の中毒性。面白かったとかつまらなかったとか設定がどうとか、そんな次元で計れるものじゃないステージが違いました。

間違いなくクソ漫画ですが、おそらく極一部からは非常に愛される作品だったと思う。もちろん、ストーリーが良かったとかキャラが魅力的だったとかそういうポジティブな理由でなく、単にネタとして楽しめたってことですが。それでも愛すべきクソ漫画である。

また、これではイカンとテコ入れのためか13話から無人島へ行く新章が開始されます。

新章へ

断言しよう。

おはサバの島編は正直言って、異常だ。

まさか既に「異常」すぎるのにこれよりも「異常」になるのかよ!と誰もが思ったものですが本当に今までを超える「異常」っぷりでした。「新章」って煽っといてその3週後に打ち切られるとか異常だよ!

「新章・島編」はたった1日だけで終わってしまいました。終盤のマジキチっぷりは作者が開き直ったのか半端ない狂い方をしており目が離せなくなったね。マガジンの編集は何やってんだ!作者を止めろよ!って感じですが止まりません!ロックに突き抜ける!

最後のオカマとゲイの最終決戦なんて「頭がおかしい」としか形容できなかったもん。あまりにもイカレすぎてイカしてるとすら錯覚するレベル。クソすぎることを逆手に取った伝説のギャグ漫画となったのだ。終盤は神ですよ。いわゆるゴッド!

『おはようサバイブ』の煽り

☆生き残れ!☆

『おはようサバイブ』は読み返せば読み返すほど、煽り文が高度なギャグとなっていることを発見できます。

「新章・島編突入」と書かれた3週後に打ち切られたことを筆頭に、本当に「異常」な展開だったり。「生き残りをかけた新連載」や「☆生き残れ!☆」の煽り文句は迷走し続ける作品自体を指しているようだったり。途中からアンケートのお願いが無くなって「あー!打ち切りきまったか」と読者が分かったり。

いま振り返ると全てが計算されていたのではないかってぐらい笑える煽り文句でした。

特に前回15話の「☆生き残れ!☆」は全てがギャグです。

「次回、最終回。」とデカデカと書かれる横に「生き残れ」って…。作品自体が無念の打ち切り御免なのに生き残れもクソもあるかよ!生き残れてないじゃん!『おはようサバイブ』は死んだんだよ!

前原タケル先生の次回作にご期待下さい

今までご愛読誠にありがとうございました。

☆おしまい☆

また、個人的に引っ掛かったのは「前原タケルの次回作にご期待ください!」が無かったことでしょう。普通なら短気打ち切りでも 「ご愛読ありがとうございました!○○先生の次回作にご期待ください!」って書かれます。例え次回作が二度と掲載されることがくても

先週のマガジンで『8月のアウトロー』と『楽々神話』が打ち切られてしまいましたが、「宮田大輔先生の次回作にご期待ください!」「椿太郎先生の次回作にご期待ください!」ときちんと書かれていました。

なのに、『おはようサバイブ』の前原タケル先生だけ一切書かれていませんでした。次回作は無いってことでしょうか…。確かに終末漫画としてもサバイバル漫画としても三流以下だったかもしれんが、ギャグ漫画としては異次元の面白さだったと思います!

ただ、あらゆる意味で斬新すぎて誰もついていけなかっただけなんです。はっきり言って、人類に『おはようサバイブ』は早すぎたんです。例えるならゴッホ。師もいないゴッホは19世紀のヨーロッパ画壇では社会背景的に生前まったく評価されませんでしたが、死後は世界的に有名になりました。それと同じ(かもしれない)。

近年これほど狂気をはらんだ漫画があっただろうか…。無い!単なる16週打ち切り漫画として人々から忘れられるような作品では決してありません。謎の魅力と中毒性がある。世に出るには時代が早すぎたんじゃ!

前原タケル先生の次回作に期待しています!

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コメント

  1. 匿名 より:

    こんなわけわからん漫画でも単行本出るのかよ

  2. 匿名 より:

    塩ですら単行本出たからセーフ

  3. 匿名 より:

    すごい漫画だった…

  4. 匿名 より:

    5年後くらいに「BLACK徒然草」で取り上げられそう

  5. 匿名 より:

    こんなんよく連載までいけたな

  6. 匿名 より:

    太鼓出てきて見るの止めた漫画だ…まぁ終わる…よね?

  7. 匿名 より:

    ストーリーもクソだし登場人物も全員クソという糞山の王

  8. 匿名 より:

    十年後も二十年後も評価されることはない

  9.   より:

    今はマガジン本体が迷走してる上に、サバイバル漫画の載せすぎで奇をてらわなきゃ生き残れないからこうなった…
    というありきたりな理由付けだけではとうてい足りない狂気の展開

  10. 匿名 より:

    最初から最後まで徹頭徹尾、何がしたいのかさっぱりわからんまま終わってしまった

  11. 匿名 より:

    サンデーと完全に対極になってしまったマガジン、、、

  12. 匿名 より:

    ツイッターでまさかの本人がリツイートするとい事件