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「お前は俺を殺す気か」、この痛さが病みつきだぜ


お前は俺を殺す気か 2 (書籍扱い楽園コミックス) お前は俺を殺す気か 1

あー、もうめんどくせぇ!(率直な感想)
なんつーか、すごく人間って面倒くさいよね。男女のアレやコレやだけでなくてね。

先月出た「お前は俺を殺す気か」2巻をいまさらながら読了しました。なんで今更読了したかっつたらねぇ。積んでたんです。だって、シギサワカヤ作品は読むのめちゃくちゃエネルギーがいるんですもん。

スパロボで言えば必要EN300ぐらいかな。手軽にラブコメ読むのとはわけが違いますもん。「お前は俺を殺す気か」はネオサイクロンぐらいの破壊力あるからね。400ガッツは必要だからね(翼混じった)。

双子とイチャコラするそれなんてエロゲって話をやってるはずなんですが、まったく羨ましくないというか。殺伐としてるというか。息もできないというか。そんな感じで読むしかないのである。

だから疲れてる時に読むとダメージ食らっちゃうのだ。とはいえ、その精神をガツガツ削ってくるのが、たまらんわけで。謎の中毒性があるから恐ろしいね。2巻も読めば読むほど、精神力を削られてしまう。しかし、それが癖になるから困る。味わい深いというか。

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2巻のキモ(だと思う)のは、双子の姉・雪江と妹・雨音を芝がきちんと見分けた事でしょうかね。そこで妹の振りした雪江がデレを見せるわけです。それが手を握ってくるというもの。

これがシギサワカヤ作品の真骨頂とでもいうべきか「仕草でデレを見せる」である。あ、デレてるなコレという感じで、一見する分かりづらい。仕草や表情を楽しむというもの。

シギサワカヤ作品は痛い大人の恋愛を描くわけですが、(いい意味で)非常に理解し難いのである。私が頭悪いだけなのかもしれないですけど。

今作「お前は俺を殺す気か」も然り。「混沌とした雰囲気を楽しむ」ではなく、「このキャラは何故こういう言動を取ったのか」まで考えると非常に難解なミステリーを読むような感覚である。複雑なのである。でも、これが人間なのである。

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…芝さんは間違えない。あの子と私を。
ようやく「個」になれた…筈なのに、何で私、まだ手を離せずに…ねぇ、おかしいでしょう?

一見すると何言ってるか意味不明なのですけど、2巻に収録されている過去話「誰そ彼は逢魔が時」を読んでなんとなーく理解できてきた。

1巻では「姉がいなきゃ眠れない妹」「姉離れさせようとする姉」という図式で描かれておりましたが、何てことはないのである。姉・雪江の方が妹離れ出来ない妹依存症だったというわけであった。「手を離せず」ってのは芝の手でなく妹・雨音の手なのね。

描きおろし「私を殺さないで」では妹を離せない雪江が明確に描かれていました。

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結局のところ、妹離れ出来なくて辛いってこと(だと思う)。

つまり、姉妹共に歪んでいるけどお互いを必要としているという事であろう。理性ではダメだと分かっているけど、やめられない止まらないの姉・雪江の苦しさや葛藤がズキズキくるね。

しかし、シギサワカヤ先生は強そうに見えて弱い女を描かせたら天下一だな。いや、弱いというかダメな女というか。

「お前は俺を殺す気か」は、姉妹で歪ながらも完成してた関係に男の芝が加わって変な化学反応が起ころうとしているわけである。しかし、「お前は俺を殺す気か」というタイトルは今更ながら意味深ですね。複数(双子)でなく単独系ですしね。これがどうなるのか。3巻も楽しみですね。おしまい。

お前は俺を殺す気か 2 (書籍扱い楽園コミックス)

お前は俺を殺す気か(2)
お前は俺を殺す気か(1)
著者:シギサワカヤ
Kindle版1巻:お前は俺を殺す気か(1)

「両手に花」か「進むも地獄、引くも地獄」か───。「楽園」本誌で大人気の縺(もつ)れに縺れて先が読めない男女関係、待望の第2巻。カバーほか描きおろし多数。カバー他描きおろし多数。

未必の恋 (楽園) 未必の恋 (楽園)

著者:シギサワカヤ

「楽園」本誌&web増刊にて発表された著者の初コミックス「箱舟の行方」の表題作の二人のそれまでとそれからを描いたシリーズ集大成。カバー・ショートなど描きおろし多数。

箱舟の行方 (楽園) 箱舟の行方 (楽園)

著者:シギサワカヤ

同じ顔した美人が二人。際どい駆け引きで探りあうオトコとオンナ。でもカラダを合わせてからはまっしぐら──一途でどこか不器用な、様々な恋愛模様をロング&ショートで描いた著者初の作品集。響きあい、感じあう、オトナの恋の物語──。

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