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「銀河パトロール ジャコ」、鳥山明ワールドを堪能した!


銀河パトロール ジャコ (ジャンプコミックスDIGITAL)
 

フリーザが最終形態になったぞー!

ベジータがやられた!

 

それは小学生にとっては湾岸戦争以上の大事件であった。

当時の小学生は「ドラゴンボール」が生活の中心だったのです。

 

学校中の話題がドラゴンボール一色。月曜のジャンプで掲載された「ドラゴンボール」を語り、水曜のアニメ「ドラゴンボールZ」を語る。水曜はサラダの日、サラスパの日なのだ。ロート子どもソフトのCMでクリリンが目を真っ赤に間抜けな姿をCMで晒した週に本編でフリーザに殺されたのだ。

 

生活の中心は「ドラゴンボール」。

不味いスナック菓子のメンコを集め、お小遣いをカードダスにつぎ込む。

 

それが当時の小学生のスタンダード。

「ドラゴンボール」は生活。20代後半~30代の者にとって「ドラゴンボール」はそういうものなのだ。僕にとって鳥山明先生は神なのだ。そんな神である鳥山明先生が久々に週刊少年ジャンプで連載させたのはこの「銀河パトロールジャコ」である。

 

以下単行本のネタバレ全開なので自己責任で見てください

銀河パトロール ジャコ

銀河の平和を守るパトロール隊員が地球の小島に不時着した!彼の名はジャコ、超エリートらしい…。工学博士の大盛というお爺さんと知り合って、宇宙船の修理をしてもらうのだが、大騒動を次々と巻きお越し!?

 

自称、銀河パトロールの超エリートのジャコがドジっ子を発揮して地球に不時着し、そこで出会った大盛博士、東の都で知り合ったタイツと、ハチャメチャな共同生活を送る…というのが今作「銀河パトロールジャコ」であります。素晴らしいです。面白いです。

 

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銀河パトロールジャコ

 

素晴らしいね。実に素晴らしいです。

思い出補正もあるんだろうけど、鳥山明漫画は1コマ1コマが一枚絵と言ってもいいぐらい完成されているのである。

 

今作「銀河パトロールジャコ」を読んで、懐かしさと嬉しさで涙腺を刺激しちゃうじゃないの。1コマ1コマ堪能するというものです。俺にとって鳥山明先生は今でも神様だったんだな、と認識させてくれます。

 

また、今作「銀河パトロールジャコ」は、同日発売の桂正和先生との共作である「カツラアキラ」と世界観が同じであります。

 

カツラアキラ (桂正和×鳥山明 共作短編集) (ジャンプコミックス)
カツラアキラ (桂正和×鳥山明 共作短編集)
原作:鳥山明
漫画:桂正和
漫画 桂正和×原作 鳥山明
なぜ二人だったのか。その答えがこの一冊に!!

 

「Dr.スランプ」でも桂先生ネタは何度か登場し、親友である2人の共作「カツラアキ」も私の心の琴線に触れてきます。

 

それ以上に、「銀河パトロールジャコ」が俺の心の琴線を鷲掴みにするのは、この漫画の世界観が「ドラゴンボール」と同じだからでしょう。

 

「ドラゴンボール」が青春だった年代には必読である。ネットでは孫悟空の母親が30年目で初登場と話題になっておりますね。コミック描き下ろし「ドラゴンボール-(マイナス)放たれた運命の子供」は最高と断ずるに些かの躊躇も持たぬ!

 

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カカロットの母親初登場

 

孫悟空の母親・ギネ初登場である

鳥山明先生が、アニメ「ドラゴンボールZ たったひとりの最終決戦」に感銘を受けてバーダッグを原作に逆輸入したのは有名な逸話ですけど、今回は鳥山明先生自身の手で惑星ベジータがフリーザの手で消滅させられる直前のサイヤ人達を描く。

 

バーダッグと孫悟空の母親・ギネのやり取りに胸が熱くなるな。アニメでは完スルーされた兄・ラディッツまできっちり描かれる。ベジータと組む事になり、それを心配する両親とか、死の予感を感じ単独で地球に放たれるカカロットは感動的ですらある。

 

勿論、本編でも「ドラゴンボール」ファンにはニヤリとさせられる演出多数である。タイツが実はカプセルコーポレーションのご令嬢で、妹・ブルマの登場。

 

そも、ジャコが地球に来た目的が惑星フリーザから放たれたサイヤ人の子供から守る為だとか、読めば読む程「ドラゴンボール」ファンにはたまらんね

 

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ドラゴンボールファンにはたまらねぇぜ!

 

もし、ジャコが余所見しなきゃカカロットは地球に着陸する前に滅ぼされていたのかとか、大盛博士が作っていたタイムマシンがその後のブルマが開発するタイムマシンに繋がっているのかとか、「ドラゴンボール」好きには原作補足するには必読の内容である。

 

まさに「ドラゴンボール」という物語に繋がる「ドラゴンボール」0巻ともいって過言では無いでしょう。

 

だ・け・ど!

私は「銀河パトロールジャコ」はドラゴンボール抜きで最高であると断言する。なぜかって?そんなの決まってるでしょうが。

 

こういうのが鳥山明先生の描きたかった漫画だからだよ!

鳥山明先生が好きに描いたってのがビシビシ伝わってきます。

 

鳥山明先生が「ドラゴンボール」を無理やり描かされてたのは有名な話ですね。

本人は辞めたがってのに、国民的漫画だから辞めさせて貰えない。何度も、ここで辞めさせてくれと懇願したのに続き描かなきゃいけない。そんな中で、私が鳥山明先生の描きたいものはこういう事だったのかと理解したのがラストのブウ編である。

 

以前に、「漫道コバヤシ」という番組でドラゴンボールを全巻読むという企画があり3代目担当編集・武田冬門さんゲストで登場し「ドラゴンボール」の裏話を色々と語っていました。

 

限界を超えて描き続けた鳥山明先生はセルゲームで本当にもう辞めると心に決めていたのである。しかし、辞めさせないのは週刊少年ジャンプである。説得するのである。

 

そして語られる、今まで無理やり描かせたけど、鳥山明先生の好きに描いていいですよというもの。だからまだ続けろ的な意味ですけど、そこから鳥山明ワールド全開になったのだ。これが鳥山明先生の描きたかったものなのだ。

 

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本当に終わらせるなら先生の描きたかったものを描いて終わらせるのはどうでしょう?

 

だから私は「ドラゴンボール」のブウ編が実は一番好きだったりするのです。

だって鳥山明先生の描きたいもの描いたんだから。それはちょっとギャグ色の強い日常のエピソードであったり、間抜けなギャグを戦闘中に挟むものだったりします。

 

ああ、心底ギャグ漫画家だったのかとも思ったりもしますが、「ドラゴンボール」というバトル漫画の神髄を見た気がしますね。

 

ズバリ申して鳥山明先生は悪役を描きたくなかったのである。

 

武田氏
「そこで私は先生は今までの敵キャラって好きで描いてました?と苦し紛れに言ったんです。先生が言うには、あまりかっこいい敵キャラというものは描きたくなかったという事なんですよね。そこで最後に国民的なマンガを締めるのであれば、先生の描きたかった見た目のキャラクターにして終わらせるというのはどうでしょうか?というディスカッションをし、その結果あの魔人ブウが出来たということなんです。」
「魔人ブウって今までの敵キャラと違い悪いことをしてやろうっていう意志が無いんですよね。(中略)先生はとにかく動物が大好きで。カリン様とかも自分の飼ってる猫だったり。そういうのがあって、動物には非常に優しい方なんですよね。むしろ人間てのが一番汚いんだ、という。なので、犬は生き返ったけど老人夫婦は生き返ったかよく分からないまま」
鳥山先生は敵役はエライ!って言ってるんですよ。要するに悟空側は寄ってたかってなんですよ。でも敵はたった一人で戦っている

 

 

これだよねぇ

「ドラゴンボール」連載終了後に、ドラゴンボール大全や色んな新聞で鳥山明先生や初代担当の鳥嶋氏のインタビューがあるんだけど、どれも一貫して鳥山明先生は悪役を描くのに苦労した描きたくなかったと述べられている。

 

例えば、「ドラゴンボール」で初めて本格的な悪役として登場したピッコロ大魔王。鳥山明先生は悪役を描くのに苦労した末に、当時の編集・鳥嶋氏をモデルにしてピッコロ大魔王を誕生させたのだ。Dr.マシリトの再来である。

 

セル編に関しても、当時は人造人間をボスに構想してたのに、既に担当から外れてた鳥嶋氏から「デブとジジイじゃないですか」「ガキじゃないですか」とボロクソ言われ、セルに関しても「カッコ悪い。変身させろ!」「バカっぽい!早く完全体にしろ!」とクソミソ言われてカッコイイ悪役完全体セルが誕生したのである。

 

だがしかーし!鳥山明先生は本音ではカッコイイ悪役を描きたくなかったのだ。

むしろ悪い奴ってのは人間の方なのである。ブウ編ではそれが、いかんなく発揮されたのですよ。これが鳥山明先生の好きに描いた結果で描きたかった神髄なのだ。


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このシーンこそドラゴンボールの神髄なり
 

孫悟空「おめぇはすげえよ。よく頑張った…たった一人で…

 

ラスボスのブウに対して孫悟空が「お前は凄い」「よく頑張った」「たった一人で」と述べるシーン。あぁ、これが鳥山明先生の本音なのだ、と。

 

この台詞はピッコロ大魔王にもラディッツにもベジータにもフリーザにもセルにも言っているようにすら思えるね。お前は凄い!たった1人でよく頑張った!だから最後はウーブを出したのだ。生き返ったのだ。ブウだけでなく今までのボス達の想いがあると僕は思うのです。だからGTは絶許!

 

悪役を描くのが苦手というか描きたくなかった。

脚本に自ら関わった劇場版「神と神」でもそうだ。憎むべき悪キャラなんていなかった

 

破壊神ビルスも地球を滅ぼそうとしたけど、悪では決してない。鳥山明先生は悪は描きたくないのだ。で、今作「銀河パトロールジャコ」の何が良かったって、明確な悪キャラがいなかった事だろう。悪い奴はいた。東の都のチンピラとか替え玉用意したアイドルと政府とか。でも、基本はギャグチックで楽しそうな日常。明確な悪のいない世界

 

これぞ鳥山明ワールドである。

敵キャラの位置づけだった、固茹率いる政府警察特別警察隊も実は凄くいい奴らだったのである。


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実はけっこういい奴らだった政府警察
 

ああ、これこそ鳥山明先生が描きたかったものなのだろうなぁ。

堪能したのです。神様・鳥山明ワールドを。これぞ鳥山明先生が好きに描いた世界なんだろう。神様が描きたかったものなのだな、と。

 

「銀河パトロールジャコ」は最高でありました。

ラストの楽しい日常がこれからも続いていく余韻を残させる最終回。「バイチャ!」「ありがとう!さようなら!」に通じる。鳥山明ファンには溜まらんぜ。

 

This is 鳥山明ワールド!

 

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ヤマカム

コメント

  1. 匿名 より:

    gtはアニメの話なんだから原作とは違う世界だし…。なんでこうも固執しすぎる人は割り切れないんだろう。好きだから、は言い訳ですよ言い訳。特に漫画みたいなものはね。

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