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『あの娘にキスと白百合を』、身悶えて転げ回るような破壊力だった件


あの娘にキスと白百合を (4) (MFコミックス アライブシリーズ)

『あの娘にキスと白百合を』(缶乃)という百合漫画がある。

中高大一貫の女子学園「清蘭学園」を舞台に展開されるオムニバス形式の胸キュンとニヤニヤが満載の作品。何より女の子同士がキャッキャウフフと仲睦まじげにしている姿はそれだけで至高である。先日4巻が出たんですけど、あまりの素晴らしさに白旗を上げて無条件降伏をしたね。

品行方正、成績優秀の秀才少女・白峰あやかは、中等部から高等部に進学。『今までと同じ自分』であり続ける…はずだった!?天才少女・黒沢ゆりねとの出会いから、彼女の世界は一変する…?白峰と黒沢の物語から、全てが動きだす。従姉妹と先輩、同級生と後輩、そして教師まで…。少女たちの数だけ、物語は存在する――…。

<まずは試し読みやで>
『あの娘にキスと白百合を』(コミックアライブ公式)

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とっても素敵な百合漫画です…

まずなによりも特筆すべきは女の子の可愛さ。これに尽きる。

出てくる女の子はみんなみんな可愛い。「可愛いは正義」である。

女の子同士のキャキャウフフは癒しである。読んでて終始ニヤニヤする頬を抑えることが出来ません。あー!最高じゃんこんなの。思わず可愛いなコンチクショーと叫びたくなる。


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最高に可愛い

オムニバスで様々なカップルがある中で一応は主役格の2人がいる。

それが白峰あやかと黒沢ゆりね。高校に上がるまでは何でも1番だった白峰が、高校から清蘭学園に入った天才・黒沢のせいで全て2番になってしまう。絶対に勝つと断言すれば、惚れられちゃってキスされてしまいます。

それからは「黒沢さんなんか大嫌い」と言いつつ、友達以上の感情を覚えてしまい戸惑う白峰はぐうの音も出ない可愛さである。「大嫌い」と言いつつ、どー見てもねという。白峰のツンデレっぷりにニヤニヤと楽しむのみであります。表情が多彩で本当に女の子が可愛い。

そんな2人から始まりキャラクターが広がっていく『あの娘にキスと白百合を』。青春群像オムニバス形式ですが、2人のクラスメイトであったり従姉妹で同じ部屋だったり…と人間関係が繋がっているのが良い感じです。個人的なお気に入りは瀬尾瑞希と二階堂萌のカップル。


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瀬尾瑞希と二階堂萌

陸上部の短距離エースの瑞希とマネージャーの萌。

2人にはバックボーンの過去がある。萌は医者に運動を止められいる身体の持ち主。走るのには憧れてたのでお手伝いなら出来るとマネージャーになりました。瑞希が走ってるのを一番見ていたそうで、瑞希は「私、二階堂さんの代わりに走るよ」と約束した2人の思い出。

2人で1人みたいなそんな仲。

なんたって「半身」ですからね。

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2人の思い出

3話「青春は銃創」、4話「シークレットオブマイガール」で描かれて瑞希と萌は甘々でした。瑞希は萌の代わりに走る。走る理由が欲しかったそうな。「二階堂さんのためだけに走るから一番そばで見ていてね」と指切りしました。

また、昔は長かった瑞希の髪型がショートな理由は「萌のとなりに立ったとき、いい感じって皆言ってくれるし」と…どんだけ瑞希は萌のこと好きなんだとニヤニヤしたものです。

そんな2人が表紙に描かれている通り主役を張っているのが4巻であります。もうね素晴らしい。3話「青春は銃創」と4話「シークレットオブマイガール」で描かれたことが伏線のように効いていて最高と断じるのに些かの躊躇もありません。

県大会前に距離を置いたほうがいいと「萌え断ち」を提案されて、いままで萌のためだけに走ってきた、陸上の言い訳にしてた瑞希が自分の為に走ることを思い出す16話「ブルーバード・ドライブ」。2人の絆ともいえる陸上部という繋がりに区切りをつけ、同時に距離が接近しすぎて色々と見えなくなっていた2人が絶妙の距離間になる相合傘の17話「最果ての日」は青春しすぎてて眩しかったぜよ。至福ともいえる。


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 至福であった

16話「ブルーバード・ドライブ」と17話「最果ての日」で、お互いが半身だった、2人で1人だった瑞希と萌が、ようやく1人と1人になったともいえる。とても心打つ話でした。

自分自身は百合作品って俯瞰的に見ちゃうんですよね。ラブコメ(特にハーレムもの)だと男視点で「主人公=自分」と感情が乗せられるんだけど、百合の女の子同士のキャキャウフフは遠くからニヤニヤ見守ってる的な。だから、百合作品て俯瞰視点で楽しんでるから心理描写が繊細な作品よりは、見てるだけで頬が緩む砂糖ドバドバ入ってる甘いのが好物だったりします。

でだ。

今回の瑞希と萌に感情が乗りまくって泣きそうになってしまった。今まで瑞希視点の萌、萌視点の瑞希と交互に描いて2人のキャラを細部のところまで身近に感じられる積み重ねがあったからかもしれない。

そして20話「夏のあとさき」は、2人の結末的な完結エピソードともいえるんですけど、最高に最高で最高すぎた。2人で夏祭りに行く話。終始頬を緩めてニヤニヤできる甘さと、瑞希のことならお見通しな萌が「あれ?」となる少しコミカルな切なさ、なによりラスト。芸術的な完成度である。

素晴らしい。実に素晴らしいです。

何がって。特に詳細に描かれるわけでなく、言葉にして説明されるわけでもない、しかしながら濃厚に乙女的な心理描写の数々をサラッと描いちゃう点はスゴイ。例えば、瑞希の髪の毛です。


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瑞希

めっちゃ髪の毛伸びてるー!

陸上部を引退し髪の毛伸ばす瑞希である。そもそも何でショートにしてたかといえば萌の隣に並んで似合うからという理由だった。それがいい距離感になった、半身でなく1人と1人となった後に髪の毛を伸ばし出す。んで、夏祭りのエピソードの後にまた瑞希が髪の毛切るのであった。

夏祭りのエピソードは2人の未来を見据える話でした。将来「いっしょに暮らそう」とぶっちゃけほぼプロポーズなんだけど、その上でまた髪の毛切るなんてね。真の意味で隣に並ぶと僕は思ったね。良い。

また「一緒に暮らそう」と約束し指切りをしなかった点もグッドだ。


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指切りしようとしてやらなかった

瑞希が「約束してくる?」と小指を差し出して指きりしようとしたのを手で制した萌。昔「萌のためだけに走る」「一番近くで見てる」と約束した時が指切りでした。その約束はある意味ではお互いを縛るようになった事も踏まえてか、さらに言えば「指切りげんまん」などお子様がする約束という事なのか…。萌は指切りをしません。代わりにキスをねだります。
そう、これは誓いのキスだ!

そしてキスをするわけですが、このキスシーンの破壊力はビッグバン級です。ヤバイね。この漫画は感情を表情で語るところがあるんだけど、もうお互いの好きだという感情が溢れまくっており、神がかったの6コマでした。神、いわゆるゴッド。


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悶 絶
ゴッドやべーな。

気付けば、部屋中をゴロゴロ転げまわり悶えまくっていましたね。なんちゅう破壊力なんや。いままでの紆余曲折があったからこそ、ようやくたどり着いた到達点ともいえる。くぅー!感無量と言うほかない。次のページの萌の涙はただただ美しかった。最高かよ!

『あの娘にキスと白百合を』というタイトル通り恋とキスの学園もので「キス」こそキモなところがある。瑞希と萌のキスシーンは2人の気持ちの集大成でありましたな。とてもおいしゅーございました。

ラストの爽やかな締め方もとても綺麗でした。はぁー(感嘆)。

読了後にしばらく表紙を眺めて、とても幸せな気持ちになれた。まる。

あの娘にキスと白百合を 3 (MFコミックス アライブシリーズ)
缶乃
KADOKAWA/メディアファクトリー (2015-06-23)

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