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『キン肉マン』53巻 試合の勝敗を超えたもの


キン肉マン 53 (ジャンプコミックス)
 

 

闘将!ラーメンマン!!

 

このサブタイをつけただけでゆでたまご先生の勝利ですよ。

 

53巻はラーメンマンとネメシスの激闘がメインに収録されています。

すげぇ面白い。

 

純粋なバトル漫画としてはどう考えても『キン肉マン』より面白い漫画なんて無いです(断言)!『キン肉マン』がバトル漫画としてはナンバーワンだよ。まじで。
理由は勝敗が読めないからに尽きますね。

ラーメンマン熱い!

おかげで手に汗握って試合を最後までドキドキハラハラ楽しめるというものです。

 

人気キャラはとりあえず勝たせちゃう凡百のバトル漫画が裸足で逃げ出すってもの。普通ならラーメンマンのような人気キャラは勝つのが常識ですけど、『キン肉マン』ではどーなるかまじで分からんからね。ネメシス自信、ロビンマスクに勝ってるし。

 

6

ラーメンマンVSネメシス

 

アングルのつけ方が惚れ惚れしちゃう。

 

実はラーメンマンは完璧超人を目指していた過去があり、思いとどまったのはキン肉マンのおかげだとか。

 

「キン肉族伝統の正義の魂」に負けて尊さに触れた。正義超人としてとどまれた感謝と恩返しのつもりでリングに立つのであった。「キン肉族伝統の正義の魂」を証明する!ひゅー!かっくいー!

 

対してネメシスはラーメンマンを粉砕することでキン肉族伝統の正義の魂がまやかしで虚像であることを証明する。お互いがただ闘うだけでなく、お互いに背負っているものがあった上でリングで対峙する。絶対に負けられない闘いがそこにあるですよ。この辺のアングルのつけ方は見事の一言。

 

もしラーメンマンが完璧超人になっていたら「今ごろは無量大数軍の主力としてオレとコンビを組んでいたかも」と言い放つメネシスもなかなかどうして。ラーメンマンの実力をきちんとリスペクトしてるのも良い。今の『キン肉マン』は何気ない会話のやり取りだけでも熱いね。

 

そもそも、ゆでたまご先生が漫画家として絶頂期にある。

オヤジの全盛期はいつだよ?全日本の時か?

 

ゆでたまご先生は今なんだよ!

 

だからいまの『キン肉マン』は作品としてもゆでたまご作品全体としても一番脂がのってる旬な時期である。

 

魅せ方が本当に素晴らしい。

ネメシスの過去回想は胸熱だぜ。


8

 ネメシスの過去

 

ネメシスとタツノリの兄弟愛である。

 

ネメシスが憎む「キン肉族」というのも、ただ自分を幽閉したからという理由ではなく、兄・タツノリに涙を流させる一族なら滅んでしまえっていうものでした。なんだこのお兄ちゃん大好きっコは…。

 

そういえばタツノリって初代『キン肉マン』ではスグルの祖父でしたが、2世ではキン肉王家の始祖となり肉のカーテンを編み出した本人となっており、これぞゆでたまご先生という適当な設定が満載でした。

 

んで、今の『キン肉マン』の設定では初代の続編ですので祖父という設定を踏襲しているわけですかね。まあ、いちいち細かいこと言いだしたら、初代のキン肉族の始祖ってシルバーマンじゃなくて川で洗濯してたヤツでしたけど。

 

9

先祖

 

いちいち突っ込んでたらキリがないし、突っ込むのが野暮なぐらいに勢いがあるからね。
話が逸れた。

 

えっと…そうそうネメシスとタツノリの兄弟愛ですよ。

 

「キン肉族」と「兄弟」というのは一つのテーマなのかもしれませんね。

 

ゴールドマンとシルバーマンの兄弟といい。そもスグル自信にもアタルという兄がいるし。新『キン肉マン』になってまだ登場していないアタル兄さんの参戦に期待が高まるってもの。メネシスは兄弟愛をテーマにしている感じがビシビシするよ。そういうアングルが出来ていると思う。

 

またミラージュマンが過去回想で出たのも熱いね。

53巻では表紙にも抜擢されているし。ミラージュマンは本編では悪魔将軍に瞬殺されてしまいましたが、死んでしまった後に見せ場を用意するのはにくい演出である。


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 ミラージュマン

 

実は凄いヤツだったミラージュマンを描くことで、ミラージュマン自身の株価を回復するだけでなく、このミラージュマンを瞬殺した悪魔将軍の格を改めて上げてくれる。見事っすなぁ。

 

まあしかし、なんと言っても53巻は140話のサブタイがキモだよね。


10
 

 

140話 闘将!ラーメンマン!!

 

「正義超人魂だ!」と立ち上がったラーメンマン。

そしてサブタイトル「闘将!ラーメンマン!!」って。

 

これで燃えまくって震えないヤツはいない。

 

脳内で「輝け!ラーメンマン」の歌が再生されたのは私だけではないでしょう。立ち上がったラーメンマンは、その姿が炎、いまお前は眩しい、その想いなら正義、いま激しく燃やして…ですよ。歌詞とのシンクロ率が半端じゃない。熱い熱い熱い闘いだった。愛を背にしていた。蒼い叫びがまたとどいてる!

 

試合自体はネメシスの強さが引き立ったものでした。キャメルクラッチも破られたし、まさかのマスク無しでモンゴルマンにもなって全てを出し尽くしたわけです。

 

ネメシスは一歩上だった。しかし、ラーメンマンは完璧超人としてのネメシスに敗れたわけではなく、正義の魂に敗れたのであった。ロビンも見せた正義の魂・友情パワーである。


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この勝負ラーメンマンの勝ちだ
 

ラーメンマンは試合に負けたけど勝負に勝った。

 

だってラーメンマンは「キン肉族伝統の正義の魂」を証明する、ネメシスはそれがまやかしであることを証明する為に両者は闘ったわけですし。ラーメンマンを破ったのは忌み嫌った「キン肉族伝統の正義の魂」のおかげというね。

 

まあ、ラーメンマンは試合で負けたくせに自分で「戦略的勝利」とか言うなって感じですけど。それでもラーメンマンは見事に勝負で勝利したのである。

 

やっぱ今のシリーズはテーマがあって最高ですね。

 

143話「テリーマンが闘う理由!!」でも、テリーマンは「わかり合う」ってことを証明する為に闘うと言い放つし。1つ1つの試合にテーマが明示されて試合に深みが増すってもの。ゆで先生はただの勝ち負けを超えたものを描いているよ。うん。

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