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『BE BLUES!』、壮絶なポジション争い


BE BLUES!~青になれ~ 19 (少年サンデーコミックス)

夏合宿で手に入れたのは、走って走って走ったという記憶と、いつも隣を走って走って走っていた仲間たち…苦しさを乗り越えた自信が、試合の最後の数分に活きるのだ!サッカー少年の暑くて熱い夏…さあクライマックス!!

『BE BLUES!』19巻が発売されました。

夏合宿編クライマックスで、Aチーム対BCDチーム選抜の決着である。

なんのかんので熱い試合だったのではないでしょうか。個人的に注目したいのは桜庭さん(もはや「さん」付けせざるを得ない)一択。

表紙をドヤ顔で飾る桜庭さんが大活躍ですよ。

いやー、やっぱ桜庭さんのサッカーにおける実力派ピカ一です。

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桜庭さん

『BE BLUES!』の試合描写の凄いところは一目で「何が起こってるか」が理解出来る事でしょう。

野球漫画とサッカー漫画は漫画界の二大よく題材にされる競技なんですけど、野球は守備などポジション固定してあんま動かないから「心理描写」こそ面白さのキモで、駆け引きを楽しむ。逆にサッカーは「身体描写」こそ面白さのキモである。パッと一目見るだけで、何が起きてどう展開しているか分かるのが理想的である。

これはサッカー漫画に限らず集団スポーツ漫画全てにいえるんだけど、ゴチャゴチャ動いて、キャラが「これはいう意味でこう展開している」とか解説を言葉で喋ると読むテンポも落ちるし、わざわざ文字で説明するなら大ゴマ使う必要ねーだろって思うよね。

そこいくと『BE BLUES』の凄いところは、解説ほとんど無く試合の動きだけで全てを説明している。これが見事。躍動感が半端ない。多分、サッカーのルール知らなくても楽しめるんじゃないかな。

それを踏まえて、桜庭さんのパスを貰うまでに注目してみよう。

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パスを貰うまでの桜庭さん

『BE BLUES!』の試合はキャラの動きに注目することで別の楽しみ方が出来る。そして桜庭さんの動きよ。19巻では冒頭で龍ちゃんがボールを奪い、BCDチームがカウンターを仕掛ける。凄い攻撃だ、侵略すること龍ちゃんの如しである。

カウンターを仕掛けた時、優人や矢沢が一気に走る描写などが確認できる。対して桜庭さんはコマにまったく映らない。試合からも漫画からも消えている。14ページ目でようやく確認できるんですが、その様子はAチームが急いで戻っているよりも遅れてダラダラ上がるの図である。カウンターが止められ、またボール回しをするぐらいになってようやく21ページ目で「おい桜庭来てるぞ!」とゴール近くに来る。

なんと桜庭さん、そこから一歩も動かないのだ。「カモン」とパスを要求し、ボールが回ろうが展開が変わろうがひたすら同じ場所、ペルティエリアのちょっと外で待ち続ける。そして33ページで、やっとパスが来ました。

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パス貰った桜庭さん

パス貰った場所がずーっと待ち動かず居続けたところというのが凄い。特にマークが変わったり、龍ちゃんがボール持って近づいても不動なのには感動すら覚える。他が色々と動いてる中で不動すぎぃ。

さらに凄いのは、シュートを打ってからも不動であった事である。桜庭さんのシュートはナベケンに止められてしまうんですが、そこからゴール前の大混戦になる。にも関わらず、我らが桜庭さんはシュート打って終わり。そこから一歩も動かないのであった。


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桜庭さんの不動っぷり

シュートを打った時にスライディングを仕掛けたAチームの背番号3(星)は起き上がり、中に入り、ボールが肩に当たる。ゴールを死守しようと頑張ってますね。なのに桜庭さんたら、シュートを止められオーノーと絶望し、そこからゴール前の混戦状態でも微動だにせず。流石すぎるよ。動かざること桜庭さんの如しである。

これが桜庭さんである。
省エネすぎる。確かに、俺が監督でもこんなに動かない走らない選手は使いたくねーわ。というか試合から消えすぎだよ。にも関わらず、一度ボールを持てば圧巻の存在感。この桜場イズム、性格のカスっぷりよ。そこに痺れる!憧れ…はしないな。尊敬は出来ない。だけど、最高すぎる。

最高の才能と最低のカスっぷり。これが同位するから、桜庭さんのキャラとしての魅力は跳ね上がるね。『BE BLUES!』のキャラはみんな魅力的で直向で一生懸命な全力っぷりが胸熱なんですけど、桜庭さん1人完全に正反対。それ故に、カスっぷりが目立つけど、逆にめちゃんこ良いキャラなのである

そも桜庭さんの才能は半端ないから。

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桜庭さんの才能

ミルコいわく「フットボールの王になれる器を持っていた」である。フットボールの王というのは、怪我をする前の龍ちゃんを例えたミルコの言葉である。小学生時代の龍ちゃんは天才過ぎたからね。もう、龍ちゃんはフットボールの王にはなれないかもしれん。事実、龍ちゃん自身も理想のサッカーを「自分が王様になりたいのではなく王様の必要のないサッカーを目指したい」と述べている。見方を変えると、今回の試合は王様(桜庭)を必要としたというか頼ってしまったね。

桜庭さんはフットボールの王になれる器を持っている。言ってみれば、怪我をしなかった龍ちゃんである。そんな凄い才能を搭載しながら、それを使わない。そこが最高に痺れるね。これが桜庭さんの魅力だよ。

ていうかさ、ミルコはチームの得点を喜ばない選手をピッチに立たせたくないって言ってるけど、逆に他人がゴールして喜ぶ桜庭さんなんて、それはもう桜庭さんじゃないよ!桜庭さんは成長なんてしなくていいんですよ。このまま桜庭イズムを突っ走って永遠のカスでいて欲しいものである。

『キャプテン翼』でいえば三杉くんですよ。心臓病を抱えていた頃は最強の選手だったのに、治ったらただの選手に成り下がったからね。桜庭さんも同じ。カスで省エネでパスしないからこそ最強なのだ。やっぱり桜庭さんは桜庭さんで居続けて欲しい。キャラの魅力としても、サッカー選手としても。

19巻はサッカーだけでなく、ラブコメ戦線も熱い
むしろ、そこがメインだ(断言)。初期からフォーメーションを組む『BE BLUES』ツートップ・ヒロイン、優希とアンナの壮絶な女の戦いよ。最高と断ずるに些かの躊躇も持たぬわ!

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壮絶な戦い

Aチーム対BCD混成チームの練習試合よりも熱い攻防だった。これまで、この2人がガチでぶつかった事なかったんだけど、初めての衝突(女の戦い的意味で)の激しい攻防は凄かった。サッカーの試合以上の躍動感がある。ただレベルは低かった(小学生低学年の喧嘩的な意味で)。罵倒や裸を見ただのの応酬劇である。

そんなやり取りをリズム良く、テンポ良く織りなす。
2人の女の戦いは読んでて感心するんだか呆れるんだか。しかも、最後は良い話にまとまってるし。この2人のラブコメ戦線は熱いね。

だ・け・ど!
ぶっちゃけ、もう私の中では優希とアンナはベンチ要員。優希とアンナは小田先輩のようにあっさりとポジション奪われちゃったんです。今までツートップを張っていましたが、高校編から登場した江藤さんに比べるとね。もう『BE
BLUES』のヒロイン戦線、ポジション争いは江藤さんが不動のワントップなのだ。

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大天使・江藤さん

19巻で特筆すべき点は3つある。
試合中に思わず応援して声を出しちゃう江藤さんが可愛いって事と、その後気恥ずかしくなって口元を押さえるリアクションが可愛いって事と、ミルコの通訳で龍ちゃんを傷つけたと胸がズキリと傷んでるところが可愛いって事だ。

ついでに、龍ちゃんを気にして学校に顔出してキョロキョロ、「ゴク」のアクションも可愛い。つまり、江藤さんは可愛い(結論)。

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