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『サマーソルトターン』、名作になる匂いがプンプンするぜ!


サマー・ソルト・ターン(1) (講談社コミックス月刊マガジン)
また、夏が来る

月マガで連載している『サマーソルトターン』という部活水泳漫画がある。

これが物凄く面白い。先日、1巻が発売されました。もうね最高に熱くなりそう!もうね最高にニヤニヤしそう。名作になる匂いがプンプンするのである。ボーイ・ミーツ・ガール水泳漫画である。以下、アマゾンの紹介。

一度は水泳を諦めた「元神童」水野泳一郎。幾多の葛藤を経て、弱小・大浜高校水泳部に入部。幼馴染の古谷ハル、自称「ライバル」海老名江洋、褐色の天然少女・鮎川ルカと共に、再びスイマーの道を歩みだす!水の中に戻ってきた元神童・水野泳一郎。幼馴染ハル、自称ライバル紅洋、天然娘ルカなど賑やかな面々に囲まれ再び栄冠へと歩みだす!

主人公の水野泳一郎は、かつては神童と呼ばれた天才スイマー。

「十で神童十五で才子二十過ぎればただの人」とはよく言ったものである。水野は小5で自己ベストを叩きだすも、以降は身長と一緒にタイムも伸びずに水泳を辞めてしまった。

そんな彼が、自称ライバルの海老名江洋に引きずられ形で再び水泳部に入部する…というもの。まあ、四の五の言わずに、まずは1話を読むべし。
<まずは1話を読むべし>
『サマー・ソルト・ターン』(月マガ公式サイト)
めったくそ面白いな!
ここまで1話だけでプンプンする名作の香り。

「起承転結」が素晴らしい。理想的な1話ではないだろうか。極めて王道の「少年漫画」である。王道の少年漫画とは、読むと胸に熱いモノが込み上げる。ブルっとくる。元気がでる…って、ことである。ようするに、もっと端的に仕組みとして述べれば「壁にぶつかる→壁をやぶる」です。これ王道なり。

1

王道なり

水野は小5で叩きだした記録を越える事が出来ずに、その壁にいつまでも悩む事になる。ぶっちゃければ不貞腐れていた。もう泳がないと決めていた。滅茶苦茶ダセーな、おい。だ・け・ど!

1話のラストで、また水泳を始める
その泳ぐまでの流れが実に良い。テンポよくサクサク進むし、泳いでる途中で、改めて自分が水泳が好きだったと認識する心情よ。熱いでこれは!

なによりも、比喩がいいね。「他でフラれた」を水泳に愛されなかったにかけたり。

1話のラストはGOODだ。かつての天才は、もがき苦しみ水泳に愛されていないと悟り、自分に「夏は来ない」と比喩した。夏といえば、ペヤングソース焼きそばでなく「泳ぐ」ことなり。その上で、1話ラストの展開に目の前がパアッと広がり、胸に熱いものが込み上げてくる。

2

1話ラスト

また、夏が来る…

まだ肌寒い春なのに「夏が来る」とは。その前に梅雨だろ。いや違う。これは泳ぐことだ。また泳ぐ…。うおー!この展開は熱いよ。読んでてブルっと震えるじゃないですか。「壁にぶつかる→壁をやぶる」というオーソドックスな王道。これ至高なり。

1話では「もう泳がない」と自分の殻に閉じこもってたのに、そこを突破する。今後は、小5の記録、強敵…と、何度も壁にぶち当たる事でしょう。その壁をやぶるのはカタルシスがあるからね。今後も超期待の熱量を秘めている。極めて王道で正道。読んでて気持ちいい。主人公の水野が仲間と出会い、壁を突破し、成長していく物語である。オーケー!素晴らしい。

スポーツ漫画として熱い!
だがしかーし!それ以上に、私の心の琴線に触れるのは、青春ラブコメ漫画として熱い事である。ラブがコメるのである。主要人物4人の恋愛模様がなかなかどうしてよ。ラブコメとしても第一線級である。以下、ほんのりネタバレ含みます。

特筆すべきは鮎川ルカであろう。

4
鮎川ルカ

鮎川ルカという褐色系ヒロインが超可愛い
めちゃくちゃ可愛い。いや、もうくちゃくちゃだ。くちゃくちゃ可愛いでこの子。

112~113ページの流れは神がかってる。
水泳部に入ったものの、イマイチやる気ない水野。「大会ねぇ…」と、完全に勝つ気もやる気も熱気も魂もない。ボエーと泳ぐだけ。神童水野は死んで何も見えない。

そんな時に、我らがルカちゃん登場である。
やる気ゼロで何も見つけられない水野を引っ張るというか背中を押す。「イルカ、今跳ねた!」と明らかなウソをついて(多分)、水野を5月の寒い中で海で泳がせる。有無を言わず。

1話を読んで貰えれば分かると思うけど、実は水野を泳がせたのは事実上ルカちゃんである。究極の泳ぎの形の例として、科学的に解明されていないイルカのスピードで例えてね。この体でも速く泳げる!

比喩である。この場合「イルカ=速く泳ぐ」でしょうか。
そして、イルカが見つからないとか言いつつ、今度イルカを見つけようと述べる。この流れが素晴らしい。めたくそ良いエピソード。

3

イルカ見つけようね

そしてやる気も魂も熱量も無かった水野の泳ぎが変わった。楽しそうに泳ぐようになったのだ。もうね、明らかにルカちゃんがヒロインなんですよ。主人公の背中を押す役目。支える役目。というかね、見えるんですよ。ほんのり臭うんですよ。「ルカちゃん→水野」という好意の方程式が。

一方で、正ヒロインと思われる幼なじみハルは、自称ライバルの海老名となんとなく少しだけ甘い感じになってるし。なんすか、この恋模様の人間関係は。めちゃくちゃ楽しみじゃないですか!

スポーツ漫画としてのドキドキ感が良い!
青春ラブコメ漫画としてのドキドキ感が良い!

あと、間間に入る「あざとさ」も捨てがたい。狙いすぎでもなく、それでいて視覚的に十分楽しめる。絶妙なラインで描かれている。熱量良し、ラブコメ良し。プラスして視覚的な楽しみ良し。まさに死角無しである(綺麗にオチました)。超期待大です!

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