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『ヒストリエ』、言葉にできない

 


ヒストリエ(9) (アフタヌーンKC)
 

決めたのだ…

10年以上連載してようやっと9巻が発売されました。

 

鉛筆描きの二大巨頭といえば、岩明先生と冨樫先生なんだが、冨樫先生はきっと不真面目で岩明先生はきっと真面目なのでしょう(知らねーけど)。

 

でも結果は同じなのだ。隔月(にもなってない)で鉛筆描きが載った時、どんな顔すればいいかわからないの。笑えばいいと思うよ。笑うしかない。笑っとけ。そんな読書を続けてきましたが、救われた気がしました。くぅー!感動した!

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最高に感動する

『ヒストリエ』はアレキサンドロス大王の英雄(?)奇譚を描いた傑作であり、主人公を大王に書記官として仕えたエウメネスにしているのがツボ。

 

エウメネスは、その前半生は謎につつまれており、いかなる事情かで「祖国を追われた者」であり、カルディアを去りマケドニアに身を寄せ、フィリッポス2世&アレキサンドロス大王に書記官として仕えた。『ヒストリエ』では、その謎の包まれた前半生を見事に創作して描く。これがメッタクソ面白いのだ。

 

エウメネスは出自も謎なので、いくらでも想像の余地があるのですけど、『ヒストリエ』ではエウメネスをスキタイ(イラン系遊牧民族)出身にしたり、それ故に身分を奴隷に落としたり、それが伏線となって回収されていく中で、マケドニアの書記官として頭角を現していくのが最近のストーリー展開である。

 

岩明均先生がデビュー前から構想していただけあって、紛れもなく大傑作で続きが読みたいと飢餓状態になるのですけど、いかんせん続きがなかなか描かれないという。もう笑うしかない。しかも、核心となる物語がほとんど進まないという。で、ついに、ようやく、9巻では物語がいよいよ大きく動く

 

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その時歴史が動く

 

時は紀元前338年。
カイロネイアの戦いが始まりました!
これは歴史漫画なのでネタバレにはならんので、どう解釈してどう描かれるかが重要なので語るけど、この戦いでマケドニアはアテナイ・テーバイ連合軍に勝利し、ヘラス同盟でギリシアのほぼ全土に覇を唱える事になる。戦後のアテナの統治の仕方も描かれているしね。

 

んで、注目すべきはもうすぐ死ぬであろうフィリッポス王であろう。
詳しい生涯についてはwikiででも調べて下さい。作中では既に歩けなくなったフィリッポス王である。

 

ギリシア全土をほぼ手中にするも、ペルシアを討つことなく暗殺されてしまうのだ。このカイロネイアの戦いが最期の晴れ舞台ってわけである。で、括目すべきは『ヒストリエ』において、本当に暗殺されるのか否か。もっと突っ込めばどういう経緯で描くかであろうか。

 

歴史の解釈は多様でフィリッポス暗殺の詳細は不明で様々な説がある。多くの支持を集めてるのはオリュンピアス&アレクサンドロス大王の母子の黒幕説でしょうか。

 

確かに『ヒストリエ』で描かれるアレクサンドロス大王(二重人格)とオリュンピアス妃はヤバイからね。しかし、『ヒストリエ』の面白いところは、ここに主人公・エウメネスが絡みそうなところでしょう。

 

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主人公が絡む臭いがプンプンする

 

フィリッポスの最後の妻、7人目の妃の描かれ方がなかなかどうして。
クレオパトラである。アッタロスの姪・クレオパトラ・エウリュディケはフィリッポスの最後の妻にして、オリュンピアス&アレクサンドロス大王の母子に王位継承問題で衝撃を与えたのは有名な説であるけど、『ヒストリエ』では主人公・エウメネスと良い仲になっているのだ。

 

これにはビックリ仰天です。
マジで結婚する5秒前の、文字通りの良い仲の2人。完全に恋人同士です。本当にありがとうございました。ここからフィリッポスに寝取られちゃうの?ラブコメ好きとしては見逃せない人物関係である。フィリッポス暗殺が痴情のもつれになるって理由も面白そう。

 

というか、5巻では戦後のワンシーンが描かれているんですけど、そこでは当時は名前だけ出てきた、アレクサンドロス(A)とレオナントス(L)…そしてエウリュディケ(E)が登場しています

 

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エウリュディケ(E)

 

エウリュディケ(E)
「陛下…陛下は本当に書記官に軍を率いさせようとお考えなのですか?」

フィリッポス
「ヤツはわし自らが拾ってきたのだ。あれは確か…え―…」

エウリュディケ(E)
「6年前ですよね」(即答)

フィリッポス
「…………」(意味深)

 

なんすかこのやり取り!
恋人同士になったエウメネスとエウリュディケを知っていると、この5巻のフィリッポスとエウリュディケのやり取りがすっげぇ意味深に思えるよね。どうなってるの、この人間関係は。ラブコメ好きとしてはドキドキしちゃうじゃないの。

 

というかさ、フィリッポスは本当に暗殺されてしまうかというのかも疑問だよね。だってですよ。史実として、エウメネスを打ち取った人物をご存じか。隻眼のアンティゴノスである。

 

エウメネスの古き友でライバルである。にも関わらず、アンティゴノスなんて『ヒストリエ』では登場してすらいないからね。これから出てくる可能性もあるっちゃあるけどね。いや、名前だけは既に出てるんですよ。それも初期に…。

 

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アンティゴロスさん(偽名)

 

フィリッポスが最初にエウメネスに名乗った偽名である
『ヒストリエ』の注目ポイントは、主人公・エウメネスの古き友でライバルとなり何度か戦うことになるアンティゴノスがいまだに登場してない…というか、既に登場してんじゃねってとこですよ。

 

「フィリッポス=アンティゴノス」で描く可能性が微粒子レベルで存在する。暗殺を逃れるんじゃねーのっていう。オラ何だかワクワクしてきたぞ。

 

…って、色々と語ったけど、そんな事はどうでもいいぐらいの大感動があったのが9巻のキモでしょう。最高と断ずるに些かの躊躇も持たぬわ!

 

長い読書を続けてきた甲斐があるってもの。伏線をきっちり描きそれを見事に回収する様が良い。その気持ちの良いぐらいの伏線の回収っぷり、何よりもね、目頭から熱いものが溢れる。ああ、オレは泣いているのか。それも号泣だ

 

いい最終回だった…と言ってもいい。素晴らしいエピソードである。もうね、私の目頭がヤバイ。前がよく見えない。涙がちょちょ切れる。完全に泣かせにきている。お涙頂戴だ。分かってる…だけど、目から止めどなく涙が濁流のように次から次へ溢れ出る。胸が目頭が熱い。

 

それは再会、そして独白…。色んな意味で救われた気分になる。それはあるキャラの心情、それは長い読書を続けてきた俺たち。涙が止まらなくなる。…そうか余は、この瞬間のために『ヒストリエ』を読み続けて来たのか。あなたに会えて本当によかった。嬉しくて、嬉しくて、言葉に出来ないよ…。

 

ああ…嗚呼…

 

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幼少時代のエウメネス

 

 

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ワダす…今…とっても幸せです。

 

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