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ジャンプ新連載の『背すじをピン!と』が期待大な件

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週刊少年ジャンプ24号

今週の週刊少年ジャンプ(24号)から『背すじをピン!と』(横田卓馬)が連載開始されました。もう4年弱前になりますが読み切り『競技ダンス部へようこそ』が好評を博し、『ワンピース』の尾田っちが巻末コメントで「この前のジャンプに載ってたダンスの読切すごいよかった。慌てず頑張って下さい!」と応援コメント載せたと思ったら、横田先生は月刊ヤンマガに行ってしまいました。それがジャンプに戻ってきて連載開始となれば感慨深いというもの。
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かなり期待の新連載

STEP1「競技ダンス部へようこそ」
1話目が読切の時のタイトルである。タイトル通りに話は読み切りをベースとして踏襲した感じです。でも決定的に違う事が一点ある。それは主人公が踊らなかった事である。

まあ、一応部長と一緒に踊らされるシーンはあるんですが、自ら何かをするわけではない。主人公・土屋雅春くんが競技ダンス部と出会うのに丸々1話使った構成。主人公なのに特に何もしなかった。ジャンプ漫画とは思えない。新しい、これは新しいぞ。まあ少年漫画のスポーツものとしては良いかどうかは分かりませんが、競技ダンス作品としては素晴らしい1話だったのではないでしょうか。

新入生の部活紹介オリエンテーションで競技ダンス部が踊る事こそが1話のキモである。

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踊る

圧巻である。
競技ダンス部が踊る姿に主人公共々、ただただ圧倒されるだけである。

基本的にスポーツものの作品には2種類ある。主人公が経験者か初心者かである。前者なら主人公がその競技の魅力を解説する。後者なら主人公がその競技の魅力の虜になる。そういう意味では、『背すじをピン!と』は主人公が競技ダンスに圧倒されて「なんか、よくわかんないけどすごかった…」と呟く感想は実に的を射ていると思う。

確かに、よくわかんないけどすごかったのだ。
競技ダンスとはこういうものだと、説明する前にとにかく踊ってみせたのである。競技といってもダンスです。これはサッカーや野球などと違い「点を取る」競技ではない。フィギアスケートやバレエと同じ「点を受ける」、採点される競技です。つまり、人に見られる事で成り立つ

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ダンスとは人に見られる

百聞は一見に如かずである。
とにかくまずは「見る」のだ。

点を取るスポーツは極論をいえば競技者だけでも成り立つ。しかし、ダンスなど点を受ける競技は誰かが見てないと採点できないからね。競技としては成立しない。見られる競技であり、見せる競技である。故に、魅せるのだ。主人公同様に、僕らも競技ダンスというものを見る。

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見ろ、見せる、魅せる

見入る。
主人公は特に何もしなかったけど、ダンスを見た。見入った。それでいいのだ。競技ダンスが凄いと、見て、出逢った1話である。これでいいのだ。1話でスポーツをするというより、スポーツを観戦する立場の主人公だったけど、ダンスという種目なら「見る」ことは大事なのである。

部活紹介のオリエンテーションで競技ダンス部は何の説明も無しに踊りまくる。ところ狭し、もといコマが狭いとばかりに躍動感を持って苛烈に踊りまくる。読者のテンションもマックスである。

よく、名作の音楽漫画で「音が聞こえるようだ」という抽象的な褒め言葉があるけど、まさにそれに近い。

「ダンスを踊っているようだ」(←何のこっちゃ)。
言葉で説明するのは難しいんですけど、誌面から飛び出してきそうなぐらい、大迫力で躍動し臨場感が半端ないのである。ステップが見えるよ!アナ雪が聞こえるよ!

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すごい…ダンスって…ダンスって…!

ダンスってすごい!
これが言いたかったのであろう。
これを1話で描いたのである。ダンスはすごかった。
「主人公=読者」という構図で観戦者の立場で、競技ダンスの熱量と迫力を見せつける。ダンスって凄い!

後半で部長さんが競技ダンスとは芸術的要素とスポーツ的要素を云々語ってたがどうでもいいだろう。ただただ、ダンスって凄いというのは伝わる。ダンスに魅了されて入部するのだ。本音はラッキースケベ目的でかもしれんが。それでも根底はダンスが凄いという事でしょう。

凄いダンスを魅せられてしまった。
そんなこんなで土屋くんはダンス部へ入部するのである。芸術とかスポーツ的要素とか技術とかは分からんが、ダンスって凄いってのは分かるね。

そして競技ダンス部の先輩は主人公を優しく手を広げて導く。「競技ダンス部へようこそ」、と。扉の先はキラキラと光っていた。おや、この構図は今週のジャンプの表紙とほとんど同じではないか。土屋雅春は先輩部員に競技ダンス部へ歓迎するように導かれる。これはジャンプ読者も同じではないか。主人公が導かれるように、我々読者も優しく導いてくれる。歓迎されながら、手を差し出されるように言っている…。

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手を広げて歓迎します

競技ダンス部へようこそ!

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