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『夜明け後の静』、すごく百合百合しくて最高でした!

 

最近ヤングジャンプではじまった『夜明け後の静』が私の心の琴線に触れてくる。明治時代の女学院へ通う元武家の静様のポンコツ可愛さとちょっとエッチな描写をヨダレを垂らしながら愛でる作品です。

 

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もちろん静様の可愛さを愛でるだけでなく、明治時代のウンチクがいい感じで作中で効いてて面白い。

 

最近でも、この時代のコンドームは動物の腸なのでソーセージに使った話とかマッサージのカウパー液直撃の話とか控えめに言って最高でした。早くコミック出して欲しい期待値高い作品です。

 

そして、今回の記念すべき10話目。

100点満点中で100000点でした!はい優勝!

第十話「静、キスをする」

8

キス

 

キス

日本では「口吸い」「接吻」と呼ばれ、人前でのキスは憚られていた。しかし、維新後、キスを隠すのは愛情ではなく淫情であると西洋人に指摘され、周囲の目を気にせずキスする文化を取り入れようとしたが…

 

10話はサブタイトルからして凄い。

「静、キスをする」って期待値が跳ね上がりますね。

 

あの静様がキスをするのか!?なんたってサブタイがそのまま本編で描かれるのが『夜明け後の静』の特徴ですしおすし。はじまってんじゃん!

 

とはいえ、この時代ですから。かの夏目漱石が「I love you」を和訳するときに、日本人はストレートにこんなことは言えない「月が綺麗ですね」と訳したという逸話があるぐらいですからねぇ…。

 

また、新キャラの英語教師キャロライン・ブッティルスカヤ(英国人)。兼任で医師なので今後も静様にとって重要キャラになりそうです。同時に静様へ「素敵ネ」と息を吹きかけたり、耳を噛んだりと…登場して早々に凄まじいインパクトです。

キャロライン・ブッティルスカヤ

キャロライン・ブッティルスカヤ

 

すごく雌豹です…。

 

油断してたら静様が食われてしまうのではないかというぐらい肉食獣の英国人で英語教師。てか、あんま詳しくないけど「キャロライン」の名前は英国人だけど、「ブッティルスカヤ」ってスケート選手でいたよね。ロシアの苗字だよねこれ。

 

英国人なのにロシアの性って、今後に描かれるかもしれない(?)日露戦争の前フリなんでしょうか。ロシア系英国人?露助とブリカスのハーフ?まあ、そんなことより静様に対しての言動がなかなかどうしてよ。

 

「キスが出来ないのは礼を失した野蛮人と同ジ」と、欧米ではキスが当たり前だと煽り静様にセクハラ全開で攻めまくりです。それに憤慨するのは茅さんである。(元)主を愚弄されたと怒っていますが、どー見てもそれ以上の親愛…ヤキモチ的なものを感じてしまいます。

なんだこれ…(笑顔)

静様×茅さん

 

すごく百合百合しいです…。

 

説明しよう。「授業でキス実演」→「静様の相手はキャロライン」→「怒る茅さん(本当に主を侮辱されたからなのかなニヤニヤ)」→「茅さんが静様とキスすると立候補」→「静様もまんざらではない様子」という神ってるコンボを決めたのだ。

 

そうか…。静様のポンコツ可愛さを愛でるだけでなく、百合的な側面もあったのか。確かに女学院という舞台ならば、元とはいえ主従関係だった2人ならば、このような関係になる事は当然だったのかもしれんな。

 

これがまた、破壊力抜群で頬が緩みまくって終始ニヤニヤするしかなかったのです。一口に百合と言いましても懐が深いものでして。女の子同士モノの微妙な雰囲気や精微さが詰め込まれててとても可愛らしかったです。

 

キス…

 

おっふ!

 

すみません!勘弁して下さい!と土下座して謝るぐらいの糖度でした。もちろんキスするってシチュエーションだけでなく2人の主従を超えた心の機微が最高にツボである。

 

静様は誇りと茅さんが褒めれば、静様も相槌をする。これを聞いた茅さんの大赤面&涙目がね。とてもいいんだ。見ていてドキドキしたりちょっと切なくなったりと、ハートを正射必中してきやがります。

 

さらにだ。静様の最初目を逸らしつつもキスの相手が「茅なら…」と合意して目を閉じる描写よ。なんて濃度の高い百合なんだと。

 

『夜明け後の静』は静様のズレたところや、ちょっとエッチなハプニングや、明治時代のウンチクなどが魅力でしたけど、まさか百合漫画としても凄いとは…恐れ入った!濃厚な百合の空気を確かに感じた。最高かよ!

 

ちなみにキャロライン先生の「恋愛はもっと自由なものだと思うノ」は、古き風習の結婚は親が決めるとか若い男女が解釈してはダメといったもの以上の意味合いを感じたのは私だけでは無いでしょう。女の子同士で何が悪い!

 

うむうむ

 

素晴らしい!

 

そういうことは恋人同士で男の人としなさいって言われたけどさ、静様は殿方とは出来ないとキッパリ否定してました。女の子同士なら、茅さんとなら出来るってことでいいですか?

 

それにしても凄い破壊力だった。あっぷあっぷしながら、お互いが好きだという気持ちに素直に伝わってくる繊細さがたまらなかったですね。『夜明け後の静』は百合的な面白さもあったのだ。この時代に同性同士はハードル高いけど当ブログは「静様×茅さん」を応援してます!

 

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ヤマカム

コメント

  1. 匿名 より:

    低迷続きのヤンジャンの新連載陣の中で唯一の光ですな

    • 匿名 より:

      同意です。最近のヤンジャンの方向性はあまり好きになれないので「夜明け後の静」は数少ない癒しです

  2. 匿名 より:

    これは…
    キャロライン先生レギュラー化ですね

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