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『スローモーションをもう一度』、出逢いはスローモーション恋の速度ゆるかやかに

スローモーションをもう一度(1) (ビッグコミックス)

『スローモーションをもう一度』1巻読了!

ニヤニヤが止められない止まらない!1話毎で必ず悶絶確実のシチュエーションをぶっ込んでくる。その破壊力がとんでもない。部屋中ゴロゴロ転げまわること多数、大空に向かって何かを叫びたくなること無数です。2016年で空に向かって叫びたくなる漫画ナンバーワン!(自分の中で)

クラスではイケてるグループに属している、一見 リア充な高校一年生・大滝くん。だけど実は彼には、誰にも言えない「秘密」があった…
それは、アイドルや歌、おもちゃなどの「80年代文化」が大好きということ!

自分が大好きなものを誰とも共有できず、一人だけで楽しむ毎日を送っている大滝くん。そんなある日、クラスで隣の席の地味な女の子・薬師丸ちゃんが自分と同じ「秘密」を持っていることを知って!?

同じ趣味を持った同年代の人間とはじめて会った二人が、一緒に遊ぶようになり、そして、恋に落ちていくという、みずみずしくて胸がキュンとするラブストーリーです。

<試し読みできます>

『スローモーションをもう一度』(スピネット)

やべぇよ…。このニヤリングっぷりは。

読み終わった後に頬の緩みがしばらく戻らなかったぐらいです。

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スローモーションをもう一度

収録されてるサブタイトルを見れば一目瞭然ですが80年代に青春過ごしたおっさん殺しなんですわ。「少女A」「探偵物語」「君は天然色」「ドリーム ドリーム ドリーム」「スケバン刑事」「急いで!初恋」「さびしんぼう」が1巻収録の話。ま、私は90年代世代なんですが。おそらく40代の方ならノスタルジックな気分になることでしょう。

80年代のエンタメが趣味の大滝は隣の席でクラスでは目立ない地味っ娘な薬師丸さんが自分と同じ趣味を持っていると知り段々と仲良くなっていくというもの。これがねいいんだ。、悶絶必至のシチュエーションでニヤリングさせてくれる。

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 (・∀・)ニヤニヤ

水中輪投げオモチャ「ウォーターゲーム」を2人で遊んでたら顔が至近距離で目が合ってしまったでござるの巻きですよ。んで、両者赤面して照れてしまうっていうね。毎回毎回こういう極上なニヤリングを仕込んでくるのが『スローモーションをもう一度』最大の特長で良さである。

至近距離で目が合ったのにはじまり、両者落し物拾おうとしてドッキンコ等々…。古典的でもある王道なシチュエーションを丁寧にかつふんだんに盛りこんできます。読んでるこっちが小っ恥ずかしくなる青春の甘酸っぱい要素の特盛です。甘すぎて、「すみません!もう勘弁して下さい」と土下座したくなるクソ甘い恋愛漫画です。

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もう勘弁して下さい!

特に強烈だったのは第7話「さびしんぼう」でしょう。

薬師丸さんが怪我をしてしまい、保健室までオンブするという話。薬師丸さんはけっこうなブツをお持ちですからね。おんぶすれば背中に胸が…あとは言わなくて分かるな!さすが恋愛漫画の主人公ですわ。読者の期待を一身に背負っているわ。おんぶだけに…。

おんぶされる薬師丸さんも、「恥ずかしい」「嬉しい」「はわわわわ」って複数の感情が入り乱れており、芸術的な赤面顔を形成しています。可愛すぎる。

また、いい感じで80年代のアイテムやエンタメを作中に取り入れてるのも特長です。例えばポケベルとか。おいおい今時ポケベルかよ!ポケベルは90年代だろ!とか思うこともありますが、2010年代に入って「ポケベルが鳴らなくて♪」の心境を今に伝える作品であります。

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ポケベルが鳴らなくて

まさか2016年のLINE全盛期の現在において、「ポケベルが鳴らなくて恋が待ちぼうけしてる。ねぇあなたは今どこで何をしてるの?」なんて私からは電話出来ないもどかしい恋する乙女ヒロインに出会えるなんて…。薬師丸さん可愛すぎか。

自分は90年代がど真ん中世代ですが、それでも『スローモーションをもう一度』を読むと懐かしい記憶が次々と蘇ってきます。僕は90年代世代なので80年代はピンと来ないんだけど、それでも懐かしい古き良き時代を感じる。この懐かしさは何だ?あぁ…思い出した。『きまぐれオレンジロード』や!

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第3話「君は天然色」の扉絵

なんだこの『きまぐれオレンジロード』臭は…。

『きまぐれオレンジロード』を読んだことがある人ならば誰も思ってしまうでしょう。オレンジロードの匂いを感じまくりですよ。特に3話の扉絵の写真としての一枚絵と麦わら帽子で確信しましたね。これオレンジロードの鮎川やんかと。

思い返せば『きまぐれオレンジロード』は登場紹介人物からコミックの1話毎に写真形式で印象的なカットが「きまぐれふぉとぐらふ」として載ってました。そんで麦わら帽子をかぶってるって…。否が応でも『きまぐれオレンジロード』の匂いを感じてしまいます。

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きまぐれふぉとぐらふ

てかタイトルからして『スローモーションをもう一度』という間の「を」が「☆」に囲われてますからね。『きまぐれオレンジロード』を思い浮かべるのも仕方がないでしょう。てかこれは現代に蘇った『きまぐれオレンジ☆ロード』ですよ。

そういえば萌え豚の教祖・赤松健先生は自作の大ヒット『ラブひな』は『きまぐれオレンジ☆ロード』の遺伝子を受け継いでいると述べておられました。

10年くらい後でしたが、わたしは、まつもとイズムを受け継いでいるんです。今でこそ表紙に女の子がいっぱい出ていますけど、それまではなかったですからね。

ストレスを与えるものは排除する。僕が作り出した作品は、ストレスのないまつもとワールドだったと思っています。

「きまぐれオレンジ☆ロード」まつもと泉×「ラブひな」赤松健 対談/<視線の先>インタビューより)

マツケンの『ラブひな』が女の子わんさかでモテまくりストレスを排除したまつもとワールドならば、『スローモーションをもう一度』はメインの男と女以外を排除した21世紀のまつもとワールドと言っても過言ではありません。春日くんとまどかちゃんしかいない世界です。21世紀にテン年代にチューニングしてよりブラッシュアップさせた『オレンジロード』と評してもいいかもしんない。

大滝はハーレム展開でモテまくるってわけでなく、あくまでヒロインの薬師丸さんとだけニヤニヤ展開をひたすら繰り広げる。個人的に「男と女の一対一でニヤニヤさせまくる」は現在のトレンドラブコメだと思うわけです。

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男と女が一対一で邪魔者も主人公の操縦不可能な裏切りもない世界。

これこそ現在ラブコメの辿り着いた境地ではないかと。

そういう意味では『スローモーションをもう一度』はラブコメの最前線にいる。まつもとワールドからライバルを排除したのが『ラブひな』のハーレム展開ならば、光ちゃん派は最悪な結果になってしまったまつもとワールドから光ちゃんすらも排除した世界です。春日くんとまどかが永遠にイチャイチャするだけという世界。

現状の受けてるラブコメ(恋愛)作品を見ると、男と女の約束された結ばれる一組で無限にニヤニヤさせるのがトレンドですね。『スローモーションをもう一度』はどう見ても両想いの大滝と薬師丸さんがイチャイチャするものですからね。実に素晴らしい。

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ニヤニヤが止まらないぜ!

もうね。この2人ははやく付き合っちゃえ…いや、結婚しちゃえよって関係ですしおすし。約束された勝利のカップリングです。無限にニヤニヤしまくる製造機ですわ。安心安定でありながら破壊力も抜群です。

やってるシチュエーションは真新しいことは無く、古典的ではありながら丁寧に完璧に王道のニヤニヤイベントをしている。『きまぐれオレンジロード』を筆頭に、80年代ラブコメを今に合わせているって感じです。現代風によりディティールに凝った恋愛作品になっています。

ようするに、細かい事抜きに薬師丸さんが可愛すぎるってことです。大滝もウブすぎてニヤリング要素を跳ね上げるし。両者が生みたて卵みたいにぴゅあぴゅあなんだもん。ニヤリング&ローリングで身悶え3回転半を記録するしかない。

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(・∀・)ニヤニヤ

むずがゆすぎて、もう見ていられないっすわ!

なんなのだ、この甘ったるくて、尚且つ小っ恥ずかしいやり取りの数々は…。

読了後に甘酸っぱい多幸感で胸がいっぱい。それと同時に空へ向かって「あ゛――!!」って叫びたい衝動にかられる。心が叫びたがるんです。思春期の青春をじっくりコトコト煮込んだ恋愛っぷり。ラブコメ&恋愛漫画愛好家の全てにお勧めです!最高の悶絶ニヤリングはここにある。まる。

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コメント

  1. 匿名 より:

    これこそ現代のきまぐれオレンジロード!
    小細工はいらない、王道が一番ニヤニヤできる(・∀・)

  2. 匿名 より:

    ストーリーやキャラはもちろん、80年代ネタが好きすぎる