あれ?これめちゃんこ面白いんでないか!?
最近マガジンではじまった『EDENS ZERO』(真島ヒロ)がぐうの音も出ないぐらい面白いんだけど!4話までですでに傑作になる匂いがプンプンするぜ。これぞ少年漫画!これぞSFファンタジー冒険漫画!って醍醐味がギュッギュッと濃縮されてる。
少年と少女が出会った瞬間、世界は果てしなく広がり、その足を踏み出せばどこにだって行ける!!
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『EDENS ZERO』
正直、最初はまったく期待してなかったんですよ。
ところがどっこい!良い意味で裏切ってくれました。
<1話が読めます>
未読という方は試し読みをどうぞ。
マジのガチですっげー面白い!
1話を読んでの感想。「おいおい!前作のマスコット使いまわしかよ」「これはあのゲームの影響受けてるな?」「フェアリーテイルで続きやればいいじゃんか!」「うわー!ベタベタ…(感涙)」「超面白れぇ!」である。
最初はちょっと斜めに構えてたのに、見事にやられた!感動した!ワクワクした!
1話の面白さが凄まじい
外の世界
1話は2つの驚きがあったことです。
「マジかよ…」とビックリしたのに読了後に気持ちよすぎる爽快感が味わえた。
まず世界観に「マジかよ…」と驚く。最初の印象では『RAVE』『フェアリーテイル』と同じような中世ヨーロッパ的なファンタジー作品になるんだろうなーって印象だったのに…世界は広かった!宇宙規模だった!SFだった!
これがビビったね。
FF3の大冒険をした後にここは浮遊大陸だった!ほんの一部分だった!世界は超広かった!ってあの感動を1話で味わえて鳥肌が立ちました。冒頭の流れ星を「ドラゴン」と言った意味がガチのマジだった衝撃。
「他の国」「この島」ってワードから世界観は船で行き来するスケールだとミスリードしておいて、実際に島を飛び出してみれば船は宇宙船で壮大な宇宙が広がってるんだもんなぁ。叙述トリックのようだった。いやぁー騙されたわ。
そしてもう一つの驚きは泣かせるお話だったこと。
心なんていらなかったのに…
機械の暴走、人間への復讐からのグッとくる締めには素直に感動です。こちらも冒頭の機会に心は無い云々で「誰にでもあるもんじゃよ、心は」というやり取りが効いており感動もひとしおである。
なんて完成度高い1話だったんだ…(震え)。これだげ伏線と設定を散りばめての回収には舌を巻く。1話だけで完結してるようにも見えるし、それだけでなく先が楽しみなワクワク感も満載。
『EDENS ZERO』から漂う名作のスメル半端ないって!
色々と気になる点
あの子は宇宙を変える者じゃ
主人公・シキだけでも謎が多い。そもそもなぜ100年前に廃棄された機械しかいない惑星グランベルにいたのか。しかも魔王(機械)の能力を受け継いでるという。出生を含めて色々と謎が多い。
作中で特別な宿命があるように語られてます。
・あの子は宇宙を変える者じゃ(1話)
・かの少年はこの宇宙に何をもたらすのか。伝説の英雄となるか魔王として破壊の限りを尽くすか(2話)
・コイツ(マザー)に会った事あるような気がする(3話)
他に宇宙海賊からも魔王の子(孫)として監視(?)されてるかのような感じですし。惑星グランベルに魔王が連れてきたのが10年前だそうなのでそれ以前は?また、シキ同様にヒロインのレベッカにも含みがありそうな出生がある。
なかなか読者の好奇心をコチョコチョ刺激する謎を入れてくる。
4話まで読んで
2万年後
(゚Д゚)ハァー?
最初の冒険、惑星ノーマ。
ハッピー(機械)を直してくれたというワイズ博士を訪ねてみればおかしなことになってます。レベッカは顔馴染みのはずが相手は初めて会う素振り。それどころかレベッカ自身がワイズ博士と認識できない。おそらく、レベッカの認識よりもすこぶる若い姿なのではないかと。
そしてラストで2万年後に飛び、シキとレベッカ(と思われる)遺体を発見する未来人(?)である。意味不明すぎる!この「マジかよ…」という読者の想像を超える展開は気持ちいいぐらいに面白い。
惑星ノーマについて整理してみよう。
・3話で宇宙海賊が「あの星はもう死んでいる」
・以前にハッピーを直してもらっている
・訪れてみればレベッカの認識よりも若いワイズ博士(と思われ)
・2万年後に見つかるシキとレベッカの死体
むむむ。まだ何とも言えないけど、現代の認識では滅んでる星ということか?レベッカの認識してる時間よりも過去を訪れたってことか?2万年後ってなんだよ!
いやぁ~全然分かりません。
おそらくSF的なタイムトラベルなのでしょう。ズバリ言って「めちゃくちゃ続きが気になる!」ですよ。
『EDENS ZERO』のキモはストーリー
エデンズゼロ…
この漫画のタイトルでもある「エデンズゼロ」。
2万年後のレベッカの死体(?)に残された動画を撮るサイコロに書かれてました。現在のレベッカのサイコロに書かれているかどうか不明ながら意味深すぎる。どういうことだってばよ!と興味を沸かせてくれます。
『EDENS ZERO』は単純に続きが気になることに尽きるね。しかもストーリーの面白さで読ませてくれる。「この先はどうなんねん!?」と読者が思ってしまう使用なり。
失礼ながら真島ヒロ先生がこういった作品を描くことにビックリです。『REVE』『フェアリーテイル』も好きな作品だったけど、何度も何度も読み返すようなことはなかったス。『RAVE』のジークについては膝を打つぐらい見事でしたけどねん。
なんつーか、勢いとノリで構成されてたというか、「強ぇー!ヤベー!カッケー!」といった感想を抱くものだったんですよ(個人の意見です)。もちろん週刊少年漫画として正しいですよ。王道バトル万歳です。
で、今作『EDENS ZERO』はかなり構想を練っているなと。
シナリオで読ませる読ませる。1話から随所に感嘆しきりですわ。
読者の期待に「答える」「裏切る」のバランスが凄すぎる。「〇〇が生きてた!?」「〇〇の正体は!?」といった単純なものでなく、根底に練った謎と設定が効きまくってストーリーが展開してる。そして「友情」とか「冒険」とか「感動」を余すことなく描く。
『EDENS ZERO』めがっさ面白い!!!
「表」と「裏」を動かし説得力有り
3話
褒めるところはまだある。『EDENS ZERO』は「表」と「裏」の展開と同時に読者への安心感がある点も素晴らしい。いわゆる伏線の張り方です。こういうのは諸刃の剣で、読者に「すごそうに見せる」と「すごそうと確信させる」にはまったく違う。
その差はやはり経験でしょう。安心安定を確信できるのは体験しかない。例えば強キャラとか意味深なキャラ出せば「すごそう」って思うでしょう。その一方で、実際に伏線と回収を経験してるからこその「うわー!これはすごいぞ!」と確信する。
『EDENS ZERO』は1話で短編漫画のように「表」でシキとレベッカの話を展開して、「裏」でロボットの本心を見事に描いたことで、この漫画の意味深な描写には意味があるんだなと納得できる経験と説得力を得られた。
だからこそ、シキたちの物語が表面で進んでるのを楽しめるし、意味深に裏で物語が進んでる描写もガチで楽しめる・信頼と実績を既に描いたからこそ。
僕ら読者は、表で進行してるシナリオだけでなく、裏で動くシナリモも「凄そう」でなく、これは「凄いぞ」となる。裏で進むストーリーとその説得力が有る。続き楽しみすぎる!何度も読み返してしまう!
女の子可愛いです
レベッカ
ブヒブヒ。
何よりも、真島ヒロ先生の売りは女の子がムチムチで可愛いことでしょう。今作も大変素晴らしい描写の数々よ。4話までで、100点満点中で1000000点ぐらいの評価です。はい。
メインヒロインのレベッカはあざといファインプレーを連発し、これから仲間になりそうな子も、サポートしてくれそうな子も最高です。相変わらず絶妙なムチムチっぷりといい、ちょっとエッチなカットの数々といい。素晴らしい!
コメント
>ルーシー
ニューヒロインの名前が途中からフェアリーテールに…ネタなのか誤字なのかマジなのか判別しにくいな。
まだ数話ですが、ベタと見せかけて色々引っくり返すオチばかりで引き込まれますね
ハッピーがメカハッピーで2丁拳銃ハッピーだったのは色々やり過ぎでしたが……メカは分かる、なぜついでに銃にしたルー…レベッカさん
前作のヒロインがルーシーで今作のヒロインがレベッカ…。
本家(←ワンピース)のドレスローザ編のせいでこんがっちゃうんですよ(直しました
マジふざけんな
できれば宇宙ってんなら
フェアリーティルやレイブの世界にも流れついてほしい!!!
夢の共闘!!!
キャラがいろいろかぶりすぎてて(笑)
メイビス風の女の子を主人公にしてほしかったな!あとデカパイはいらんですよ!
面白いですよね! 回を追うごとに期待感が増します!
ヤマカムさんの考察も今後どんどん膨らんでいくと思うと楽しみです
因みにタイトルですが初期発表時の仮タイトル「EDEN’S ZERO」は変更されました
正式タイトルはアポストロフィーを取った「EDENS ZERO」です
最新話は『星を継ぐもの』かと
真島先生の話では、エデンズ ゼロって言葉があとから意味を持って来るらしいですよ。
真島作品は複線の宝庫だからな。タイトルにも意味がある。