先週の『だがしかし』(89かし 野球盤ガム)
ココノツの家に遊びに来ていたサヤ師。台風が直撃し家に帰るのが大変という状況下でココノツがサラッと「泊まりなよ。危ないんだから…」を言い放ったのである。ドラクエで言えばマダンテ並みの大呪文です。サヤ師の反応がとにかく可愛い。「と…とまり…?」と大赤面して笑顔で「えへ…いいの?」です。魂から叫びます。いいとも!
しかも都合よく親父は外出しました。
つまり、ココノツの家にはココノツとサヤ師とほたるさんだけ。年頃の男女3人で一夜を共にするというわけです。間違いは起きて当然であろう。基本1話完結の『だがしかし』で夏祭り以来の長編エピソードが開幕したのです。ドラクエ4でいえば「導かれしココノツの家」の開幕。
今週の『だがしかし』(90かし ポンポン船)
はじめてのお泊りです。
『だがしかし』はじまったな!
きてるね。風がビュービュー吹いてる。まあ外は台風直撃で風がビュービューだけど、そういう意味でなく流れが来てますね。サヤ師とほたるさんと一夜を共にする。読者のテンションは一気にクライマックスです。
今まで天然魅惑要塞と化し妙に扇情的なポーズで読者を惑わすほたるさんと、片想い幼なじみで王道ラブコメ的な可愛さを振りまいたサヤ師の頂上決戦とも言える『だがしかし』に二大ヒロインがお泊りです。主人公と美少女2人の一つ屋根の下物語開幕!約束された勝利の回と言っていいでしょう。
豆ェ
このおじゃま虫が!
いや待て!ちょっと待てって!なんで美少女2人と嬉し恥ずかしお泊り回で豆が来んだよ。オヤジが退場した意味ないじゃん!なんだこれ?ふざけんなと。豆は邪魔だと。ほたるさんとサヤ師とのドッキドキお泊りじゃなかったのかと。
『だがしかし』久々の長編エピソード、はじめてのお泊り、はじめての…(期待の妄想)となるはずだったのに。期待してただけに開始1ページ目の豆登場でキレたね。もうブチギレですよ。帰れこのボケ!
お前…見たくねェのかよ!?ほたるさんのぱいお…
豆さん一生ついていきます(テノヒラクルー)!
すげぇ。すげぇよ豆兄さん。なんだサヤ師とほたるさんとの嬉し恥ずかし両手の花状態で来んだよ!おじゃま虫が!と思ってた読者も土下座してしちゃいますよ。風呂を覗くんですってよ!
そう、いまサヤ師とほたるさんが入浴中なんです。
可愛い美少女2人の入浴とか、ワンピースでいえば最後の島ラフテルみたいなものです。最終目的地と言っていいでしょう。探せ!そこに男の夢の全てを置いてきた!風呂場へ行こう。ドラクエ3風に言えば「そして伝説(風呂場)へ…」である。
そして伝説へ…
まいりました!(白旗)
素晴らしい。実に素晴らしい。
実際にココノツくんは覗けませんでしたが読者は大満足です。さすがラブコメった夏祭り以来の長編だぜ。初のお泊りだぜ。直球ど真ん中豪速球できました。
なんつーかさ、『だがしかし』ってストレートは投げずに変化球を多投してたじゃん。直接ど真ん中でなく、あくまでも部分透けとか扇情的なポージングとかで一見すると何てこと無いんだけどよくよく見るとマニアック描写なの数々だったじゃん。間接的に外角低めに変化球を投げてたのが『だがしかし』なんです。
それがお泊りエピソードで美少女2人がお風呂一緒に入ってキャキャウフフとか大谷ばりの豪速球をストライクコースに投げてきた。ビックリしたね。清々しいほどのど真ん中!
だがしかし!
直球ど真ん中のようで高度な変化球を投げていた事にお気づきか。90かし「ポンポン船」というサブタイがとても高度な変化球だったわけ。ポンポン船というオモチャの話でした。これが高度な変化球!
ポンポン船はただ水に浮かべて終わりではないわ!
今回のサブタイ「ポンポン船」。ほたるさんの言うとおりただ水に浮かべて終わりではありません。「ポンポン船」はオブラートに包んでいる意味深なサブタイです。だってスッポンポンだからね!オブラートに包むどころか何も包まれていません。着飾っても仕方がない。そんな作者の意気込みすらあったサブタイです。
ポンポン船ってのはスッポンポンの暗示だったわけだ。
なんという高度な変化球か。変化球もストレートもいける!書いてて何を言ってるのか自分でも分からなくなってきたのでそろそろ止めます。
とにかく、『だがしかし』はじめてのお泊り!
まだまだ期待したいところ。サヤ師たちの一夜はこれからが本番です!
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