『かぐや様は告らせたい』第36話 かぐや様は避けたくない
えええぇぇ!?
『かぐや様は告らせいたい』は夏休みが終わって2学期。34~35話の「花火の音は聞こえない」前後編が構成といいサブタイトルの使い方といい芸術的ですらあり良い最終回だったな感があったのに。何よりも白銀がぐうの音も出ないイケメンっぷりを発揮してもう次のエピソードでかぐや様から告白してもおかしくないような様相を呈してましたからね。
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で、最高に格好良かった白銀だったんですけど…。
新学期になって「だったら俺が見せてやる」など名言を連発したのを冷静に振り返って痛い言動だったと黒歴史認定していたのであった。「なんで俺はあんなこっ恥ずかしい事を!!」と恥ずかしくて痛いと身悶えている始末である。後悔して死にそうです。
すごいな『かぐや様は告らせたい』は…。
前回で完璧に大団円のように決めたのをぶっ壊しにきやがる(良い意味で)。まあ、そうじゃなきゃ『かぐや様は告らせたい』(完)になっちゃいますからね。というわけで、もう結婚オーケー状態だったのを仕切り直しです。
第36話 かぐや様は避けたくない
かぐや様はメロメロ
白銀が自分の言動を痛い黒歴史と思ってる一方で、かぐや様は白銀の格好良さにメロメロでしたが、それ故に思春期特有の「好き避け」を引き起こしてしまうのであった。「好き避け」によってかぐや様と白銀は勘違いとすれ違いを繰り広げます。
まあ、ラブコメで「勘違い」や「すれ違い」は付き物ですからね。
ドラマチックに物語を盛り上げるための必須のイベントと言えましょう。とはいえ『かぐや様は告らせたい』の場合はドラマチックに男女のすれ違いをするわけでなく、ジワジワ笑えるギャグに終始しているのも面白いところ。
かぐや様、メロメロでまともに白銀と顔を合わせれず避ける。
白銀、かぐや様が自分を痛い奴認定されてると思ってヘコむ。
あうち!
でも、よく考えてみればこの2人は年がら年中すれ違ってるようなものでした。というかすれ違い通り越して既にこじらせちゃってるレベルですし。そんな2人だから微笑ましくもありニヤニヤと頬を緩ませるのである。
会長の事、意識してるみたいじゃないの!
めちゃくちゃ意識してます。
というかさ。なんで避けちゃうのって…。会長のこと意識してるみたいじゃなくて意識してるの!決まってんでしょうが!自分で答え分かってるやんか。本当にかぐや様はいちいちお可愛いな!読者の頬を全力で緩めにきています。
何よりも、ギャグに終始するようでニヤリングイベントとかぐや様のお可愛さもメガトン級なのがこの漫画の凄いところでもある。『かぐや様は告らせたい』はギャグ漫画としてもゲラゲラ笑える上にラブコメ漫画としても一級であり、そんなの抜きにただひたすらかぐや様のお可愛さだけでも戦える。見所の多さよ。ただかぐや様を愛でる。これ至高なり。
そして2人は話しかけようとするも「避け合う」、謎の避け合戦が開始されるのでした。なお、藤原書紀には遊んでると思われたようです。
史上最大の避け合戦!
避け合戦
近づけば近づく程に白銀を直視出来ず照れてしまい話しかけられないかぐや様。「どんな顔して四宮に話しかければ良いんだ」とメンタルの弱い白銀。お互いが話しかけようと近づくも、お互いが直前で避けてしまい、ずっと既んで避け合う謎の戦いを繰り返すのでした。
お前らは一体何をやってるんだ…。
スラムダンクのミッチーも「なぜオレはあんな無駄な時間を…」と裏で泣いてしまうぐらい、ひたすら無毛で無意味な避け合戦です。かぐや様は「会長は照れてるのね」と気づくも藤原書紀の乱入、石上会計も参入して…続いていく。えっと、お前ら一体何をやってるんだ?
そして豆腐メンタルの白銀もかぐや様は自分のことを意識しているのではないかとようやく気づくのでした。夏祭りの言動が痛いのでなくめっちゃ格好良いことだったと。白銀は生き返った!
ようやく接触したかぐや様と白銀
どんっ
いったー!
「どんっ」と、ついに接触成功です。
お互いが長いこと避けあったからこそこの感動もひとしおですね(そうか?)。例えギャグ回といえども読者を喜ばせるかぐや様は天使すぎるよね。
それにしてもね。なんか見ているこっちまでドキドキしてしまうような絵面じゃないでしょうか。避け合った後のドッキング。いいね。これぞ青春!これぞラブコメ!ですよ。
また、ぶつかった後のかぐや様がお可愛いのなんの。「逃げちゃ駄目…」「言わなくちゃ」「ありがとうって―」と少女漫画のヒロインのようなきゅんきゅんする心情。加えて表情の一つ一つが頑張る恋する乙女。最高にお可愛い。こちとらニヤリングしっぱなしでしたよ。
「心情」「表情」のお可愛さとは裏腹に台詞の妙よ。
かぐや様の言葉がそのまんま「勘違い」を呼んで白銀を撃墜してしまうのであった。究極呪文マダンテをも超える「痛かったですよね」で白銀は(メンタルが)死んでしまう。おお!白銀よ!墜落するとはなにごとだ!
撃墜王・かぐや様
痛かったですよね
会長…花火の日…
(ホウキが白銀をグリグリしてのに気づいて)
(ホウキが)痛かったですよね
白銀は台詞をそのまま「会長…花火の日、(言動が)イタかったですよね(苦笑)」と受け取ってしまうのであった。白銀墜落である。
よこうしていつも通りに日常に戻る、多数のイベントが待ち受けるらしい2学期がはじまるのでした。本日の勝敗はかぐや様の勝ち(?)。いやこれ勝負だったのかというキモしますが、かぐや様が勝利したのは間違いない。さすがは「撃墜王」ですよ。
だって、「石上撃墜」「藤原撃墜」「白銀撃墜」だけではないですから。撃墜王・かぐや様が落とした機体は3人だけに留まらない。それは読者であります。かぐや様のお可愛さで読者も撃墜しちゃったんですよ。「読者撃墜」である。あなたの心を撃墜ですよ!まる。
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コメント
>読者の心を撃墜
お後がよろしいようで・・・グフッ(5撃墜目)
なんだ。撃墜されてるのばれてるじゃん。
撃墜王は読書のハートを撃墜w
かぐや様は間違いなくヤンジャンのトップガンだ
かぐや様が会長はっきり意識するようになって話畳みにくるかもと思ったが
結局いつもの感じに戻っちゃったじゃないですかやだー(大歓喜
この俺が漫画キャラを可愛いなんて、そんな事。ダメだ。可愛い。
会長の事、意識してるみたいじゃないの!
とか言って認めてない頑固なかぐや様可愛い
記事タイトルが「かぐや様は告らせいたい」
いたかったですねw
すみません。
直しました。