『少年のアビス』84話「美しくて儚くて暗くて冷たい」感想

『少年のアビス』の見開きがあまりにも美しく神々しかった（挨拶）。

闇なのに輝いてるギャップが凄い。まさにタイトル通り「美しくて儚くて暗くて冷たい」です。なんか『ハンターハンター』のドッジボール編の「ゴン・キルア・ヒソカ」のサンドイッチを思い出して笑いがこみ上げてきたんですけど、きっと気のせいでしょう。

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84話「美しくて儚くて暗くて冷たい」感想
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84話「美しくて儚くて暗くて冷たい」感想

玄のホモ力

木曜ヤンジャン発売日！

「少年のアビス」
第84話掲載中！

希望などとうに捨てた。
あとは互いに地の底へ引き摺りあうだけ…

のはずだったが…？

柴ちゃんハウス編佳境です！
どうぞお楽しみに！ pic.twitter.com/8emTcnUsjT

— 峰浪りょう「少年のアビス」7巻12/17より発売中！ (@ryo_minenami) February 16, 2022

＞柴ちゃんハウス編

今やってるのは「柴ちゃんハウス編」！

チャコからレイジなら頼めば結婚してくれるから将来結婚すると聞いた玄のホモ力（ぢから）がすごいです。チャコとレイジが結婚するぐらいなら「俺の女になれ」ですからね。

確かにレイジはナギに通じるところかがあって自分がない。流されるままだし頼めば結婚してくれるでしょう。玄はレイジとチャコが結ばれるぐらいならって思考で「俺の女になれ」と述べてる（と思う）。生粋のレイジ好きーやね。

モノローグが完全に好きな人を取られるぐらいならって自爆アタックのそれ。レイジをチャコに取られるぐらいならチャコを自分の女にする！俺のレイジに手出すんじゃねーよ！スピリットがある。

「令児は…俺の…」後に続くのはレイジは俺の「もの」とかでしょうか。もしくは「大切な人」とかか。町の女になっちゃったチャコを近づけさせない。引き剥がそうとしてる（ように見える）。

柴ちゃん先生の計画

ニュー柴ちゃん先生は作戦を練って恋愛頭脳戦をするぐらい成長してる。ひとりだけ『デスノート』の世界観で戦ってて「計画通り！」的なことやってましたけど、ここに来て戦略のズレが生じてる。

しかも柴ちゃん先生は薄々感づいてますね。

大丈夫、思い描いてる通りだ

…そのはずなのに…なんだろう…令児の…あの目…

レイジの目が以前と違ったことに違和感を覚えてる。さすがは正ヒロイン！目だけで何か違うことを察する。またっくもってその通りです。

この違和感が気になって柴ちゃんハウスに戻るかが分水嶺になるかもしれんね。知らんけど。

柴ちゃんの計画外の言動するレイジ

柴ちゃんの計画ではレイジがチャコを説得して家へ戻すはずだった。しかし、今のレイジは計画通りに動いてくれません。

でも俺、チャコがこのまま死んだら駄目なのかわからん

チャコは家に戻って療養するよりもこのまま死んでしまってもいいのではないかと。

というのもつい先日もチャコには生きてて欲しいって思考回路でしたからね。

木曜ヤンジャン発売日！
「少年のアビス」
第74話『似たもの同士』
掲載中！

誰かが囁き
いつの間にか心に住み着いた卑しい気持ち
それが彼女を苦しめる
令児はその呪いを解き放つことができるのか…

そしてあの人の登場で…
次号休載です🙏 pic.twitter.com/xfRX6pZfal

— 峰浪りょう「少年のアビス」7巻12/17より発売中！ (@ryo_minenami) November 10, 2021

84話ではレイジのアビス棒が不能で勃たないことを証明をした後にこう述べてる。

まだ間に合うやろ。学校…行けるようになれんの…？また好きなものとか探してやりたいことみつけようよ…。俺は…前のチャコの方が好きやから…（84話）

チャコは元気に生きてて欲しい。これは初期から変わらぬレイジの思いでもありました。チャコはレイジの中では太陽のような存在で輝いていて欲しかったわけだからね。光でしたからね。

チャコは「光」だった

そんなレイジがチャコがこのまま死んでもいいんじゃないかって考え方を変えてるのは誰も読めませんよ。海のリハクだって無理。柴ちゃん先生の計画がズレたのも仕方ない。

ほんの数日で「チャコには元気で生きてて欲しい」→「チャコがこのまま死んでもいいんじゃないか」となったわけ。レイジの中で大きな変化があったのだろうか。考えられるのは2つ。

柴ちゃん先生と再会した
兄ちゃんがデリヘルとギシアンしてた

後者だっから「レイジの元気にチャコ生きて！」観すら変えたの夕子ママの策略の可能性が微レ存。いやさすがに考えすぎか。

レイジにとっての光（チャコ）が闇になったら描写では威光出してるの草なんだな。めちゃくちゃ神々しく輝きだしてるんだもん。なにそのキラキラした目…。

木曜ヤンジャン発売日！#少年のアビス 22話「光」
3週間ぶりに載っておりまーす！

絶望に叩き落とされたチャコが手を伸ばしたのは…

2巻は9月18日発売！
お楽しみにー！ pic.twitter.com/4ugMhMa9Q6

— 峰浪りょう「少年のアビス」7巻12/17より発売中！ (@ryo_minenami) August 26, 2020

しかし22話を今読み返すと含みが満載だ。冗談で「殺される前に一緒に死のうか」って台詞が実はチャコが一番欲しかったわけですよ。

それはそうと、絶対にチャコは生きてて欲しいマンって「光」が死んでもいっかになったのは大きい。1話冒頭の心中しようとしてた女性（正ヒロイン）がチャコの可能性も出てきたわけです。