生きる為の糧とは何であろうか
人生の豊穣とは
迷い彷徨う人々が今日もその門を叩く
小野寺小咲(22)
職業:パティシエ
【小野寺】
「彼…一条楽君とは幼なじみで中学から両想いでした」
「これは本人にも言われたので間違いありません。両想いだったんです…」
「あれは数年前の高校生の頃のこと…」
そう語りだした彼女は何かを噛みしめるようであった。怒りすら滲んでいる。後悔、挫折、失敗、蹉跌…というよりも、まるで神の天災によって何もかもを台無しにされたかのような表情をしていた。
小野寺さんのやれたかも委員会
CASE1、告白を遮るように飛んできた野球ボール
ある日の放課後、2人きりになり告白しようと決心。
顔が真っ赤になり恋す乙女として最高潮でした。一方の楽も赤面しまくり。
呼び止めようと手を掴んだら、お互いが赤面してしまいとても甘酸っぱい雰囲気になりました。小野寺さんはそのまま「今なら…」と勢いで特攻をするのです。
…一条君、私実はね
今までずっと言えなかったんだけど
私、ずっと一条君の事―――
…す…す…
(野球ボールでガシャーン)
こうして何もかもが有耶無耶になってしまいました。
これはかなりいい線いっていたのではないでしょうか?
さあ最終的なジャッジをどうぞ!
能島明「やれた」
パラディソ「やれた」
月満子「やれたとは言えない」
【能島明】
「不運の中で小さく咲く(小咲なだけに)」
「一輪の告れたかも…しかと受け取りました」
CASE2、海辺で「キスしてもいい?」
小咲の海岸物語
【小野寺】
「あれは高校1年の夏休みのことです…」
「仲の良い男女7人で海へ遊びに行きました」
「夜に彼と話しててすごく楽しかったことを覚えてます」
「話すと元気が出て好きだなぁって改めて認識しました」
「そこで思わず口から出ちゃったんです」
「『キスしてもいい…?』って」
【小野寺】
「自分でも何て言ったか分からなくなっちゃいました」
「良い雰囲気だったとはいえ告白すっ飛ばして、いきなりキスをせがむなんて…」
「でも、もう後の祭りでした」
「混乱しながら彼の様子を窺ったら……寝てました」
能島明「やれた」
パラディソ「やれた」
月満子「やれたとは言えない」
【月満子】
「う~ん…普通に考えて好きな子と夜に海で2人きりで寝ます?」
CASE3、バイトでお泊り
小咲の朝チュンイベント
【小野寺】
「…この話は最もやれたかもしれないエピソードです」
「高2の時、親戚の叔母がやってる温泉旅館のバイトを手伝ってもらいました」
「一緒に働く旅館…倒れた拍子に押し倒される格好にもなりました」
「板前さんがケガをして味付けを彼、飾り付けを私がやったりもしました」
「あの時は間違いなく心が通じ合った共同作業でした」
「そして帰りのバスがなくなって一緒に旅館で泊まることになったんです」
「同じ部屋です」
「お風呂も混浴で裸でバッタリ!裸で2人きりでした」
【小野寺】
「湯加減ほっかほか」
「全裸で2人きりなのに会話弾む弾む」
「お互い心の内明けが進む進む」
「ストレート走る走る」
「全裸で舞い上がってたのか『今ならどんな大胆な事も』って心境になっていました」
「一条くんが私の初コイの相手だって気づかせました」
「彼からもストレートに返ってきました」
「『どうして初コイの相手がオレだといいなって思ったんだ?』って」
「どう考えても、ココ勝負所」
ブクブクブク…
【小野寺】
「のぼせて何もかも無かった事になってしまいました」
「同じ部屋に泊まっても何も起こらかなったんです」
「ドラクエで言えば『同じ部屋で一夜を過ごした!しかし何も起こらなかった』です」
能島明「やれた」
パラディソ「やれた」
月満子「やれたとは言えない」
【パラディソ】
「ひとつ質問なんですけど」
「後日ってことにはならなかったんですか?」
「すでに初恋の相手で、それが今でも良かったって打ち明けたんですよね?」
【小野寺】
「はい…私も…」
「後日ってことになると思っていました」
【パラディソ】
「思いますよね。後日って」
【小野寺】
「当然思います。後日って」
「ほとんど告白も同然でしたが、次に会ったら全部リセットされてました」
「初恋の相手、それが今でも良かったまで攻めたのに」
「普通のクラスメイトに戻ってたのです。この話題は二度と触れられませんでした」
「まるでセーブ機能の無いゲームです」
【パラディソ】
「へー」
CASE4、さあ、クリスマス!いっぱいの笑顔
クリスマス・イブ
【小野寺】
「他の人から見たらあれってどうなんだろうと伺いたく」
「高校2年のクリスマス・イブのことです」
「ひょんなことから彼と2人きりでイブにデートすることになりました…」
「ときメモのパクリのような伝説の樹があったんです」
「彼とは8時に伝説のもみの木を見る約束しました」
「それから携帯の電池が切れたり、大切な鍵が紛失する事件が立て続けに起こったんです」
「まるで安い三流ドラマでしたけど、お互いに相手は来ないって思ってました」
「状況は山下達郎のクリスマス・イブ」
「きっと君は来ないひとりきりのクリスマス・イブって感じでした」
「それなのに!お互い来ないと思ってたのに!巡り合ったんです!」
【小野寺】
「私たちが再開した場所こそ、伝説の木の下です」
「男女で見れば、一生幸せになカップルになれるっていう」
「デートも良い感じで伝説の木の下で再開」
「ディスティニーとしか言いようがありませんでした」
「雰囲気に流され、一条くんがすごく真剣に言ってくれるんです」
「『オレは、小野寺の事が…』って」
パァァァァァ
【小野寺】
「そこで伝説の木が…パァって光り出しちゃいました」
「男女の伝説背負ってるくせに、告白をパァにさせるゴミの木でした」
「この木なんの木♪なんともふざけた木ですから♪」
「その後も告白の流れは続いたのに、携帯が最悪のタイミングで鳴りました」
「良い雰囲気で携帯着信はこれで生涯三度目です」
ピリリリリリリ
【小野寺】
「電波とハートは必ずキャッチする凄い携帯電話着信音です」
「SGGK若林を超えてます!告白エリア内は全てキャッチする鉄壁ぶり」
「こうして伝説の木と携帯着信ですべて有耶無耶にされちゃいました」
「イルミネーションを男女一緒に見れば一生幸せの伝説だったのに…」
「ほとんどお互いの想いは通じてたのに…」
能島明「やれた」
パラディソ「やれた」
月満子「…」
【パラディソ】
「おっ」
【月満子】
「ファイナルクエスチョン」
【能島明&パラディソ】
「「ファイナルクエスチョン」」
【小野寺】
「えっあっ、はい」
【月満子】
「その時、その伝説の木の下で」
「あなたは彼に何と言われたかったんですか?」
【小野寺】
「んー何と言われたかった…ですか…」
「鈍感クズ野郎でしたし…気の利いたことも言えないでしょうから」
…それくらい好きになっちまったから
だから…きっともうどうしようもねぇんだ…
【小野寺】
「って感じですかね…」
「ハハハ」
【月満子】
「ええやん」
能島明「やれた」
パラディソ「やれた」
月満子「やれた」
コングラチュレーション!
あらゆる並行世界で
やれたかもしれない世界の人々に
祈りと祝福を
FIN
実写化
「やれたかも委員会」が実写化だそうです。すごく楽しみですね!
…え。ニセコイも実写化するの?
お久しぶりです〜♪( ´▽`)
本日発売の週刊少年ジャンプ20号で、なんとニセコイの実写映画化決定が発表されました!
公開は今年の12月予定です!詳しくは今後の続報をお待ちくださいませ〜‼︎ pic.twitter.com/kEstTv7iSs— 『ニセコイ』公式アカウント (@nisekoi_k) 2018年4月16日
るりちゃん、今私どんな顔してるのかなぁ…
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だから…きっともうどうしようもねぇんだ…
コメント
クソ吹いたwwww
え?やれたかも委員会が実写化!?
おめでとうございます。
ニセなんたらの実写化は消えろ
いつものノリノリな記事好き
ニセコイ自体は嫌い
ニセコイ実写版は、タイトルと偽の恋人というワンアイディアだけ原作通りにして、それ以外は完全オリジナルにした方が面白くなりそう。
小野寺さんはもちろん、楽や千棘も出すひつようはないと思う。
逆に考えるんだ
実写化でなら小野寺が勝つ可能性もあると
この記事の題名を最初に見た時、「えっ、エイプリルフールはもう終わったのに!?」と思ってしまいました
デスノートの実写版みたいに結末が変わってたりする可能性もあるぞ。確認のために見に行くべきでは。
これでまた、ここが盛り上がりますねw
好くもワルクモ・・・
面白い記事w
振り返ると本当ひでー話やな
実写化すると2次元補正きかないから余計ムカつくだろうな
主演俳優に同情を禁じ得ない
これを実写化して同時上映すればいいと思うわ
悲しいなぁ
こうして見るとほんと小野寺さんかわいそう
ニセなんとかコイはほんと酷かった
確かに分かるよ、事情は……
だって、小野寺さんの告白が上手くいったら終わっちゃうからね
あと、タイトルからして最初から千刺エンドだったんだろうよ……
だけどさ、だったらなんで楽が物語開始前から小野寺さんを好きって設定にした?
告白すれば終了、でも最終的には偽物の恋が本物になるって結末なら……
これのせいで、より小野寺さんが可哀想
告白は全部神(作者)によって邪魔され、しかもその神は鬼畜な事に、小野寺さんにウェディングケーキを作らせる……
あんまりだ……
゛運命(作者)゛さ。 私たちはみな、運命(作者)に導かれているのだ。
運命(作者)は、すべてを知り、すべてを支配する。誰も、運命(作者)から逃れられはしない
名記事。ヤマカムさん、ニセコイ嫌いなのに、絶対何でも定期的に読み返してるよねw
自分はもう見るだけで腹立つから、こういうネタ記事でしか目にしたくもないw
さすがヤマカムさん、記事のチョイスが的確ですね
だから…きっともうどうしようもねぇんだ…
花山の薫ちゃんに説教してもらわんと
成仏なんてさせねぇよ!
あの作者が監督する訳じゃないし流石にストーリーはまともになるだろ
かつての約束を否定してペンダントを封印した上で
新しいペンダントを作って永遠の愛を上書きは本当に作者の価値観が狂ってると思う
ウエディングケーキも酷いんだけど上が本当にひどすぎてもうね
そんでもってこいつらの子供の世代でまた描きたがってる節があるのもアレなのにさらに実写化とはねえこの作品が・・・
ジャンプ「今度映画やるから主人公たちの子供たち世代の話し描けば売れるよ!」
作者「わかりました!」
あぁ…こんな未来が見える…
ラブコメでも屈指の焼き畑農業だから次回作も続編も売れんだろうなぁ
ほんま自分自身で次回作の芽を潰した。編集もなんともおもわなかったのかなーあの展開
ニセコイとヤマカムさんのベストマッチっぷりがヤベーイ
やっぱりヤマカムさんのニセコイ記事は最高やな…って
今更こんなゴミが実写化…
ジャンプ、やっぱり切羽詰まり過ぎ
ニセコイは19巻が最終巻や
異論は認めん