『ゆらぎ荘の幽奈さん』ほどセンターカラーに情熱を傾ける作品はなかなか無いと思っていました(目の保養的な意味で)。私はこれまでもミウラタダヒロ先生を十分に評価しているつもりだった。
ただ、今週号のジャンプ(8号)にあったゆらぎ荘カラーポスターを見てつくづく思ったね。いやー、まだまだ私はミウラ先生のカラーに対する「えっちぃ創造」をなめてた。思い知らされました。
今週のポスター
とんでもないよ!あんた!
あえて言おう!神であると!
カラーだからこそ出せる破壊力抜群の一枚絵に思わず涙を浮かべてしまいました。一目見ただけで読者をノックアウトさせてしまうインパクト。カラーだからこそ発揮できる色使い(肌色と透け具合)。一発でガツンときたね。号泣し絶叫したい程の感動がそこにあったのです。
また格好と構図も文句無しで味わいあるよね。透ける白装束の修行着でありつつ、隠してるようで見えてる妙。一見すると、胸も尻も隠してるようでいて、よーく見ると丸見えだったという。芸術的ですらあります。
こんなん見たら無条件降伏するしかないじゃないですか。白旗ですよ。
ありがとうミウラタダヒロ先生!(こゆず風に)
くっくっく。これがミウラ先生から読者に与えられたご褒美ならば…
最高!と断ずるに些かの躊躇も持たぬ!
ポスターの素晴らしさだけで論文が書けてしまいそうなので、この辺りでやめておこう。本編もこれぞ『ゆらぎ荘』っておはだけっぷりでした。
95話「攻めの姿勢の夢咲先生」
雲雀ちゃんのターン
雲雀ちゃん焦るである。
というのも、コガラシさんを天野家の婿にせよっておばば様から勅命が下ってしまったんです。決して惚れてることを認めず、天下取りに遅れてやってきた伊達政宗のようなヒロインになるかと杞憂された狭霧までラブコメ戦線に参加してしまいました。
すでに、幽奈さんと千紗希ちゃんの二大巨頭がいるのに、狭霧まで正妻戦争に加わったとなれば、雲雀が焦る気持ちも分らんでもない。焦る雲雀が取った行動が、夢咲先生が持つ「サキュバスの力」を使うというものであった。
手段なんて選んでられないから既成事実だけ作ってしまう作戦である。
それでいいのかヒバリンゴ…と思ったものの、この雲雀のとりあえずどんな手でも、一時的でも、惚れさせて手に入れちゃえば勝ち戦法はジャンプラブコメでは妙手です。これで正解!ソースは『いちご100%』と『ニセコイ』です。
いちごは東城弟を彼氏と勘違いした隙に西野に電光石火の朝チュン決められて勝負を決してしました。ニセコイは、小野寺さんの想いを作者の天災でことごとくブロックしてる間にこれがマジコイとかいう理由(説得力無し)で終焉してました。
どちらにも共通してることですけど、今までの「積み重ね」「想い」「フラグ」なんて一切関係無く、他のヒロインの居ぬ間にいかに出し抜くかが勝敗の分かれ目なのである。そこに説得力とかそういういうのは無い。
つまり、雲雀が出し抜いて既成事実だけでも作ろうって作戦は「正解」です(どん)!
あかん…
あかん
そんなこんなでサキュバスの力を使って強引に作戦をしようとした雲雀でしたが、夢咲先生の過去エピソードを聞いて考えを改めてしまうのでした。
アホー!雲雀は情に絆されてしまいサキュバスの力を借りる作戦を断念してしまいます。そりゃ悪手じゃろ!ヒバリンゴ!
よーく考えてくださいよ。イケメン性格良しのコガラシさんなんて、既成事実さえ作っちゃえば責任取ってくれるのは明らかでしょう。ラブコメヒロインのポジション的に雲雀が幽奈さんや千紗希ちゃんに勝つ方法なんて、一発サヨナラ朝チュンムランしかないのに…。
非常にならなきゃ!情けをかけてしまったが故に源氏に滅ぼされた平家じゃないんだから!苛酷な修羅の世界なんですよ!ラブコメ戦線ってのは…。既成事実作ったもん勝ちなんです。そこへ「情け」「容赦」「優しさ」などいらんのです。
雲雀ちゃんは優しいが…
なにを感動してんだと
夢咲先生の過去話を聞いて感動してしまった雲雀。
これでは天下統一は叶わん(きっぱり)。勝機があるとすれば鬼になって非常になることですよ。コガラシさんと既成事実を作ってしまうことなり候。
かの戦国武将で、上杉謙信は「人の上に立つなら深き思慮を持つべき」と武田信玄は「情けは味方」と、人としては尊敬するが甘すぎる逸話がある。そんなことは天下を取れんのだ。雲雀は夢咲先生の話に感動するよりも、心を鬼にして「で?」「いいから雲雀に協力しろ!」と突っぱね、コガラシさんと既成事実作るべきだった。そうすりゃ天下取れたのに…。
心を鬼にして無常に成すべき事をするべきなのだ!
それができないからこそ、まーたまた自分を窮地にしてしまうのです。
夢咲先生一丁上がり
きゅぅぅん…っ
…あかん。
夢咲先生がデレるのは既定路線だったかもしれんが、雲雀の「甘さ」が招いた結果でもある。またまたまた強力なライバルが出てきてしまった。ラブコメ道とは修羅のように過酷なのです。隙を見せたら食われる。今回の雲雀は可愛かったけど、そりゃ悪手じゃろと思った次第でした。はい。
あ、それはそうと本編もガツンとくる、視覚的インパクト満載でした。見開きのコガラシさ風呂は無条件降伏です。すっげーエロスの波動が感じられましたね。YYS!(「や」っぱり「ゆ」らぎ荘のおはだけ「最」高だぜ!)ですよ。「ご馳走様でしたでした」と声を大にして叫びたい。
もっと言えば『食戟のソーマ』も最高だった。
「ごちそうさまでした」
最近ヤローばっか脱がして料理の本質を忘れていた『食戟のソーマ』が、見事なおはだけを披露していた。エリナ様は「お粗末さま」って言うんで、こっちも思わず手を合わせて「ご馳走さま」って言ってしまいましたわ(モモ先輩の方を見て)。
前々回のコユズちゃんとミリアちゃんの幼子の着せ替え勝負を「生ぬるいわ!」「もっとおはだけしろよ!」と言わんばかりの、幼き娘さんをひん剥いてあられもない姿にしておりました(モモ先輩は年上なのでセーフ?)。
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まるで佐伯俊先生から「あれ~?和〇先生の事件でビビってんスか?」「こちとら幼〇だろうと容赦なくおはだけしますよ?」「ゆらぎ荘は生ぬるいっすねぇ~!」と、アニメ化決まって調子に乗ってるようだけどおはだけならオレのがジャンプで数年上っすよと言わんばかりの弟子からのメッセージだった(ように見える)。
隠れたメッセージ(多分)をミウラ先生がどう受け止めるか。これこそジャンプイズムです。「おはだけ」っていう原石がぶつかり合い磨き合うこと!ジャンプの崇高なる理念に他ならない。良いおはだけを!まる。
コメント
お粗末っ!(文章が)、で締めるんじゃないのか
一発サヨナラ朝チュンムランワロタ
先生はこりゃまた人気投票取れそうやな
雲雀ちゃんはまたライバルを育ててしまった
>この雲雀のとりあえずどんな手でも、一時的でも、惚れさせて手に入れちゃえば勝ち戦法はジャンプラブコメでは妙手です。これで正解!ソースは『いちご100%』と『ニセコイ』です。
北大路「せやな」
マリー「せやせや」