『少年のアビス』95話「痕の祭り」。
サブタイトルのセンスが光る。うまいこと言っちゃいましたよ。後の祭りと傷痕をかけて「痕の祭り」って。その通りすぎるからツライ。手遅れすぎる。こんなのタコピーが来たって救えないッピ。
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95話「痕の祭り」感想・考察
地獄しかない
木曜ヤンジャン発売日!
「少年のアビス」第95話『痕の祭り』
掲載中!「真実」を知った少年の「本音」が
豪雨と共に”町”を叩きつける…破滅が 始まる
どうぞよろしくお願いします! pic.twitter.com/cYYAyz3T2f
— 峰浪りょう 「少年のアビス」8巻発売中! (@ryo_minenami) May 25, 2022
野添くんが逃げ出してしまった気持ちは分かる。分かりますよ。恋人(?)が中学生で売春してただなんてハードすぎますからね。これだけでも重いのに、笑顔を向けられたら恐怖を覚えちゃうでしょう。
しかし、冒頭1ページ目のレイジの顔よ。柴ちゃん先生がメンヘラ化してビビった時よりも絶望してます。地獄すぎるよ。似非森が実父か聞いたら実母がJCでウリやらされたたってた聞かされるわけですからね。
あの笑顔は何なのか
あの笑顔が怖い…
春を売ってたのを見られて笑う夕子ちゃん。これを引きずる野添くん。というか32年経過した今なお、似非森は夕子ちゃんがなぜ笑ったのか分かってない様子です。
「少女は嫋やかに笑う」のは何故か。
もうぶっ壊れてるのかなぁとも思ったけど、野添ママに臭いと言われてショックを受けてたのでまっとうな感覚はある(と思う)。壊れてるのでなければ何故笑ったのか。
おそらくであるが峰浪りょう先生の前々作『ヒメゴト〜十九歳の制服〜』の永尾未果子の感覚が近いのかなって。
私、笑った…の…。それにあなたは笑い返してきたね。私が男を盗って勝ち誇ったとでも思ったんでしょ?んなわけないじゃん。あんな小さな女の子がさ、助けに来てくれて、ほっとして笑ったとか、そんなふうに思ってくれてもよかったんじゃない?
『ヒメゴト〜十九歳の制服〜』99話
未果子は義理父に犯されており、それを母に見られ笑いました。その笑った理由は「助けに来てくれて、ほっとして笑った」と述べておりました。
夕子ちゃんが笑った真意もこれに近い(ような気がする)。
色々とすれ違いこじらせてる
どうも2人の会話がかみ合わない。
夕子ちゃんが「どうしていなくなったの?」と聞いても野添は答えない。その上で、子供がそんなことする必要はないので警察行こうと提案する。夕子ちゃんは「今あたしに言ってくれるのはそんな言葉…?」と絶望しちゃってます。
なんか色々とすれ違ってるしこじらせてる。はたから見ると野添のほうが正論に見えるけど、夕子ちゃんの視点が見えないので何とも言えん。
夕子ちゃん視点のモノローグや本心がどうなってるか気になる。野添視点だと夕子ちゃんがサイコパスのような印象だけど、逆だとまた違う言い分やロジックがありそう。
夕子ちゃん夕子になる
手…遅れ…ってなに?
どうやら「手遅れ」ってのは壮大な地雷だったようです。ここまで天使のような可愛さの「夕子ちゃん」だったのが「夕子ママ」と同じ面構えになってしまった。
野添くんからしたら「結婚の約束した子」→「実は売春してました」→「売春現場で笑顔を向けてきました」→「もう手遅れだよ」の高度なNTRを食らったようなもんですからね。つれない反応と態度になるのは理解できる。
ただ、夕子ちゃんはクソ親に客取らされてても天使の夕子ちゃんだったわけじゃないですか。それが夕子さんに覚醒したのは野添のせいだよなーって印象。具体的に夕子の言い分と具体的な地雷が分からんけどね。
ここから「スナック放火」「高2の心中事件」など明かされて無いヤバイ地獄にどう繋がっていくのでしょうか。
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