アニメ「スクールランブル」最終回見た。最高でした。
一体誰が「スクラン」がここまで売れると予想したか…。
連載当初は、あずまんがとクロ高を錬金した作品でコレは外すだろうと誰もが思ったのに…。
その時のアンケートのこんな子と恋をしたいという質問項目なんか圧巻でした。
スタイル抜群、年下、年上、幼馴染、メガネっ子、運動好き、委員長、お嬢様、アイドル、天才、大阪人、外国人
間違いなく「あずまんが大王」意識してました。
「ガチャガチャ」「ぱすてる」に続いて「スクールランブル」を掲載したマガジンは、赤松健先生の穴を埋めようと必死でした。今じゃマガジンの看板の1つです。何故だ?
スクラン大ヒット!
やっぱ分岐点となったのは播磨の誤爆告白ですかね。その後の神展開はご存知のように…。
他に、2巻の単行本の折り返しで沢近がジャージを羽織っている絵。
ジャージ
ネームに見える磨の文字。これが体育祭のラストの伏線となっていたのは、見事すぎでした。
このまま播磨と沢近のカップリングが成立するかと思いきや、そうは問屋が下ろさない。
八雲がこれに参戦ですよ。さらに今号では、沢近と八雲の百合展開。
これは誰と誰がくっつくか予想がつきません。
髪の毛の色もポイント。ハーフの沢近以外のキャラはほとんど黒髪でした。
「ネギま!」とかの髪の毛の色の多様化と比べると今どき珍しいです。
あと制服が変なんだけど可愛い。初期設定では普通の制服だったけど、あり得ない制服に変えた事で目立てたと思います。
初期設定の制服 / 実際の制服
そして、アニメの天満がよかった。
原作では存在意義に疑問すら持ってたけど、アニメのおかげで天満のよさに気付きました。
そういえば、作者の小林尽先生は天満の設定をインタビューを以下のように語っていました。
天満の設定なんですけど、少年漫画のヒロインがここまでバカっていうのは、あんまりないと思うんです。勉強が全然できないっていう設定で、女子で一人だけ追試受けていますから。男の子は「バカっぽい女の子」は好きですけど、「本当にバカな女の子」はさすがにヒロインにはあまりいませんよね。そこも賭けでした。って、勝っているのか分かりませんけど。
小林先生…あなたの勝ちです。
他に、柱の煽り文が非常に面白いです。
煽りは担当さんが書いているようで、たまにミスることがあるそうです。
ショート、ってこともあって、横に「○○絶賛発売中」とか書いてあるよりも、こういう文章が入っていた方が全部まとめてスクールランブルの世界観で統一できる、って案がでて。
(中略)
でも、(担当さんが書いているので)たまに間違えたりもするんですよ。船長が髭をさわっている絵の横に「なんか食ってる!!」って書いてあって(爆笑)。右ページに「マンガ読んでる」、左ページに「なんか食ってる」と書いてあったから、両方の語感がものづごくよかったし、ツッコミは入れませんでした。
なんか食ってる!!
ちなみに単行本では「なんか食ってる!!…ワケじゃない。」に修正されまていました。この手の煽り文は、担当さんが勝手に書いてるらしく失敗はけっこうあります。
クビになりました…。 (一条)
ララが店で暴れた為にバイトをクビになった一条…これを煽りに書いた担当さんですが、その後「スクラン」で再び一条のバイト編が登場してしまいます。
クビになったはずの一条もララも普通にバイトしてました。この時はタイトルに「クビになったのは店長だったらしい」となっています。担当さん必死…。
「クビになりました…。(一条)」は「ララと今鳥の、ほんのちょっとだけいい話。」、「クビになったのは店長だったらしい」は「スマイルはいつ…」と、単行本では書き換えられ一切なかったことになっております。
また、作者の小林先生はガンダム好きだと知られています。
登場人物のハリー・マッケンジーはクワトロ大尉でした。
「あたらなければバどうということはナイ!援護しろ」という台詞なんてまんま赤い彗星。
東郷はガトー、ララはララァとなりガンダム三人集となっていました。ガンダムシードデステニーの放送開始前には、ルナマリアのカットを描くというサービスっぷり。
小林先生の描いたルナマリア
アニメ化以降の快進撃はいわずもがな。
しまいにゃ小林先生が声優デビュー(ゴルゴ31さん)するわ、最終回なのにウソ予告をやるわと色々としてやられた感がありました。しかし、ここまで嵌った作品は久々でした。アニメは終わっても舞台化するそうだし、楽しみな要素は多いですね。スクランは永久に不滅です。
[まとめ買い] School Rumble(週刊少年マガジンコミックス)
コメント
画像の粗さに時代を感じる…