『古見さんは、コミュ症です。』万場木さんが当て馬界のレジェンドすぎる件

 

『古見さんは、コミュ症です。』がアニメ化決定！楽しみですね。どこまでやるか次第ですけど、いま色んな意味で注目株の万場木さんは出るのでしょうか。1クールだとどこまでやれるか。個人的に文化祭まではやってほしいけどかなり後ですしね（そもそも万場木さん登場しない可能性大）。

 

🏫ティザーPV公開！💼

コミュ症美少女・古見さんと、その「１人目の友達」・只野くん。黒板を使って語り合う人気シーンを描いた、ティザーＰＶが公開です。

TVアニメは2021年10月テレビ東京ほかにて放送開始です❗https://t.co/6LqzJ1qmjb#古見さん #komisan (AS) pic.twitter.com/NLVHcxDzW8

— 古見さんは、コミュ症です。公式 (@comisanvote) May 11, 2021

 

さて、万場木さんが逝きました…。

 

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万場木さんは勝てた説

万場木さん逝く

『古見さんは、コミュ症です。』コミュ302：告白です。3

 

(´；ω；｀)万場木さん…。

 

万場木さんが逝ってしまったわ、円環の理に導かれて……。

 

でも見事な最期でしたね。それは舞い散る桜のように、儚くも美しく、読者に感動をもたらすような散り際であった。敗北ヒロインが最期に魅せる「散ればこそいとど恋はめでたけれ」の感動がそこにはあったのでした。

 

あったのだが万場木さんが良い人すぎてどうも釈然としないというか小骨が突っかかったような感覚になったのは私だけでは無いでしょう。

告ってOK貰った

まあ最初から万場木さんが当て馬である事は分かっていた。彼女の勝率はゼロだった。どう振られて涙をペロペロする準備はとっくの昔からしてた。ゆえに只野がOKした時はひっくり返ったわけですよ。

 

 

そうなったね。

 

301話

 

あえて万場木さんの敗因を述べるなら決まりて「わたしと付き合って、後悔しない？」でしょう。告ってオーケーの返事を貰って、やったね！万場木さん大勝利！という状態から只野は古見さんが好きだという本当の気持ちを察して、もう一度念を押して尋ねる。

 

おかげで只野は自分の中の本当の気持ちに気づけて、万場木さんに背中を押してもらい…というラブコメ王道展開になった。とてもグッとくる展開だった。だからこそ思うんですよ。万場木さんええ子すぎないかと。

 

ラブコメとはやるかやられるかの修羅の世界ですからね。例えば『いちご100％』。東城の勝利は確実だろうと思いきや、弟に抱きついてるところを真中が見て彼氏と勘違いした隙きに西野に電光石火の朝チュンを決められて勝負有りでした。

 

只野にOK貰ってそのまま付き合っちゃえば万場木さんルート一直線だったわけじゃないですか。自ら勝利を捨てたようにも見えちゃうんだよ。そこが万場木さんの優しいところでもあるんだけどさ。

 

これ最初からきっぱり振った方がよくないか？という意見が出るかもしれない。知らんけど。ただ、万場木さんの告白を了承したから「こそ」でもあるのが青春ドラマやね。

万場木さんは最高の仕事をした

302話

 

217話

 

改めて只野に夏休み明けと同じ「只野って、好きな人いるの？」と質問をする万場木さんである。

 

あの時は「いないと思います」からの「いないです！いないです！」で可愛らしい「ふ～ん」を引き出したけど、あれから6ヶ月も経過の紆余曲折と万場木さんの自ら死にに言った念押しのおかげで只野は本心に気づけたわけですから。

 

今回の只野の男を見せたのと古見さんの5反応は破壊力抜群でした。それはすべて万場木さんのおかげといっても過言ではない。終盤のニヤニヤ展開は万場木さんが忖度して空気読んだ犠牲の上で成り立ってる。

 

かつて当て馬ヒロインでここまで可哀想で優しい子がいただろうか？いない！とても良いエピソードだったけど、この顛末は万場木さんがプロットの人誅となったことを忘れてはいけない（戒め）。

万場木さんをすこれ

それにしても万場木さんは可愛かった。

 

一生懸命やって勝つことの次に大切なのは、一生懸命やって負けることですからね。万場木さんは、満足気に只野の気持ちの吐露を聞いて「うだうだ言ってないでオトコ見せろ！」「いいから行け～！」と背中を押してあげることで、未練にけじめを付け自身の恋に終止符を打ったのである。

 

301話

 

只野を見送った表情がいいんだ。どこか物悲しそうでありつつも笑顔なんですよ。只野に泣き顔を絶対見せないで自分は傷ついてないから大丈夫とでも主張するかのように終始笑って見送ったわけです。

 

で、只野がいなくなってから教室でひとり号泣。

 

終わっちゃったなぁ…

 

あぁ…(´・ω・`)。

 

おかげで万場木さんは本当はずっと泣くの我慢して笑顔で見送ってくれたと分かるわけで。あえて笑って送り出してくれたわけで。なんて良い子なんだと。なんて可愛いんだと。

 

抑えきれずに無念の涙こそが心打つものです。只野の前では泣くまいと我慢し、堰き止めていた想いが涙となって溢れ落ち、それが波紋となり読者の胸に響き渡る。思わず、貰い涙をこぼしそうになるレベル。万場木さん最高かよ。

 

あとね。あとね。「そっか」も良かった。文化祭で勝手に察して身を引こうとした「そっか…」の涙があったからこそ、只野の古見さん好きって本心を直に聞いて「そっかそっか」と満足気だったのもエモい。

 

やっぱ万場木さん可愛いなぁ。良い子すごるなぁ。当て馬界のレジェンドとして後世に語り継がれるキャラだよ。はい。

 

 

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