プリンちゃん…
なんだこの豹変っぷり!
『ワンピース』第850話のサブタイトル「一筋の光」はどこが光りなんだという展開でした。全国1000万人のプリンちゃんファンにとってもサンジにとっても、プリンちゃんの存在というのはアレフガルドのように闇と化した心を照らす一筋の光だったのに!とはいえ符に落ちない点が多い。
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この三つ目プリンちゃんの言っていることはビッグマムの今までの言動と比べても不一致が多い。胡散臭いんですよ。本当にビッグマムの命令で動いているのかと。
レイジュ姉さんは左足を撃たれたようで重症です。
現在進行形で「ドクドク…」「ポタポタ」と流血しています。
流血するレイジュ姉さん
これだけ流血していれば、普通ならば床に流れた血の跡が付くものです。なのにプリンちゃんの部屋も部屋前もめっちゃ綺麗です。流血して血が流れ落ちた痕跡がまったくありません。血の跡があるのはレイジュが座ってるところのみ。
これはイコールでプリンちゃんの部屋の椅子まで血が流れ落ちない方法で護送した証左でしょう。さあそこで何度も述べてるけど全身が城人間のカポネ・ベッジである。
プリンちゃんとカポネは組んでいる
血の跡がある(カポネの体内)
ホールケーキ城と照明が違っていたこと。さらに血の跡がプリンちゃんの部屋にまったく無いことから、レイジュはカポネの体内に幽閉し、そのまま護送してプリンちゃんの部屋で外に出したと考えられます。
思い返せば、ペコムズがさらわれた時もルフィが船を留守にしてプリンちゃんと喋ってる最中でした。急いでいるというナミに対しても「紅茶を一杯だけいかが?」と引き止めているようでもありました。カポネがペコムズをさらう時間稼ぎをしているとも読み取れる。
カポネはペコムズにチャンスを与えた(勧誘しようとした?)が断られたようで、ビッグマムに隠れてペコムズを証拠が残らないように消しました。ビッグマムを裏切って何かを企んでいるようです。ママを舐めていたカポネ。
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といわけでプリンちゃんとカポネは組んでいる可能性が高い。プリンちゃんはビッグマム海賊団の意図とは別に動いてそうですね。どこまで演技か知らんが母親が怖いってのは本心でしょう。そもそも魚人島編後で初登場した時からビッグマム嫌ってそうな感じでしたし。
最初からめっちゃ母親嫌ってそうだったプリンちゃん
プリンちゃんとカポネはビッグマムを裏切って何かを企んでいる。カポネの妻であるシフォンも一緒に裏切ってる描写でしたからね。まあ、ビッグマムの娘の29女・プラリネも母より旦那を取ってましたし。果たしてプリンちゃんの目的は何なのかはまだ分かりません。個人的にローラが気になります。
プリンちゃんはローラ姉さんが大好き
とても演技に見えなかったプリンちゃん
848話「さよなら」ではビッグマムに「プリン!おれの言う通りに生きれば間違いない」「お前はまるでお人形だねプリン」と言いなりの操り人形だった我が人生を振りりつつ、自由を求めて旅立ったローラを思い浮かべるのでした。
828話「1と2」ではローラについて以下のように述べていました。
私の大好きだった姉さん(ローラ)も自由な恋愛を求めて海へ飛び出してわ。求婚の旅へ!!
どこまでがプリンちゃんの素でどこまでが演技なにかは分かりませんが、ここでウソを述べる理由も意味もないでしょう。プリンちゃんがローラを大好きだったというのは間違いないでしょう。プリンちゃんとローラは仲良し姉妹だったのかな。
さて、そんなローラですが他の兄弟からは「家出娘」と呼ばれており、何よりも母親のビッグマムからは忌み嫌われてぶっ殺してやるとまで言われる始末です。「死ねよ!」「消してやる!」「背徳(バカ)娘!」「おれァ許さねェ!」と辛辣すぎる。
ローラにぶち切れのビッグマム
ローラが戦略結婚してれば今頃は海賊王になっていたと豪語するのであった。それだけに、ローラが自由な結婚を求めて旅だったことは許しがたい殺してやりたいぐらい憎んでいます。好きな姉をここまでボロクソに言う母親というのはどんな心境なんだろうか。
はてさて。プリンちゃんにとっては大好きなローラ姉さんとローラ姉さんを超嫌ってる母親とういう構図である。大好きな姉と大嫌いな母(多分)。もっと言えば、『ワンピース』物語のテーマ(と思う)である、「自由(ローラ)」と「支配(ビッグマム)」である。
かの海賊王ロジャーは「受け継がれる意志」「人の夢」「時代のうねり」は止めることが出来ないものであると言っていますし。人が『自由』の答えを求める限り決して止まらないと。プリンちゃんこそ『ワンピース』のテーマを体現しているかもしれない。まあ、サンジもだが。自由と支配!
プリンちゃんとカポネを繋ぐもの
面白いコメント頂いたのでかいつまんで紹介します。
(沢山のコメントありがとうございます。本当に参考になってます)
カポネとプリンを繋いだのはカポネの妻だろう。
カポネ妻はプリンと親密だった可能性がある。
サンジが見た写真のプリンとシフォンが着ている服が似ているのが気になります
なかなか興味深いですね。
言われてみれば、プリンちゃんが大好きな姉・ローラと父親も同じ姉妹のシフォンの夫であるカポネという構図は面白い関係です。繋ぐと言うか裏切ってる首謀者がこの姉妹の可能性もあるし…。
ローラは家族から嫌われてるけど、大好きなプリンちゃんとローラそっくりで父も同じ姉妹のシフォンか。プリンちゃんとローラとシフォンか。また、確かにサンジが見た写真とシフォンの服は確かにそっくりです。
プリンちゃん / シフォン
プリンちゃんとシフォンでお揃いの服とは…。具体的にプリンちゃんとシフォンが絡んでるシーンはありませんが、ローラが大好きだったと語るのと同様にシフォンとも相当仲が良いのかもしれませんね。この辺りは情報少ないので、まだ何とも言えませんがプリンちゃんとシフォンはローラとの関係含めて気になる姉妹関係です。
プリンちゃんが涙を流したのは不自然すぎる
なんで泣いた?
思い返してみると、ひそひそ話の最後に涙流した理由が謎です。
あれでそれする必要なんてないでしょう。・・・ルフィを騙すため悪女を演技の自分に悲しくなったからとか?
本当に謎すぎる。演技か不明なプリンちゃんの涙であります。サンジに対して泣いたのはまだ演技だったと言われれば理解はできます。納得はきでないけど。でも、ルフィたちに悪女の本性バラした後に涙を流す必要などゼロである。意味が分からん。
正体バラして、サンジを撃ち殺すこと、ルフィたちも生かさないことを笑顔で述べていて「さよなら、憐れなネズミたち」も笑顔です。流れ的にずっと笑顔でいたというのは分かる。しかし、ここで涙を流すのは不自然すぎる。笑顔で悪態ついてたけど自然と涙が出てしまったとすら読める。
いつものプリンちゃんが演技なのでなく悪女バージョンこそ演技!つまり、プリンちゃんは悪い子では無いという「一筋の光」がある。
三つ目の動きが気になる
ギョロギョロ動く三つ目
第三の目の動きが気になります
ルフィと話してる時、よそ見してますね
最後も何か見てる効果音出てますし
誰の何を見ていて、誰に何を見られていて、どう演技しているのか
こいつは結構糸がもつれてきそう
ギョロギョロと動く三つ目である。ルフィたちにコソコソと話してた時は、右側にナミと壁ぐらいしかなかったけど、両目とは別にギョロっと動いて見ることができそうな様子です。そして、最後に「ヴィンスモーク家は明日の結婚式で…皆殺しよ!」とレイジュに告げた時も三つ目は「ギョロ…」と何かを見ているかのような効果音。うーむ…気になりますね。
プリンちゃんが座った椅子の後ろはサンジがいる窓です。ここでポイントになってくるのは、プリンちゃんの三つ目が後ろのサンジを補足して気づいていたかどうかでしょう。ま、現状では何とも言えませんけどね。
サンジとプリンちゃんを信じろ
サンジの胸中はいかに…?
サンジにとってみれば、地獄の中でプリンちゃんの存在が「この世界にたった一筋の光」とまで言うほどですから。自分を騙してしいたとなるわけで受けたショックは大きいでしょう。
とはいえだ。こんな展開だからこそサンジの騎士道精神の見せどころではないかと思うわけです。サンジは珍言も多いけど、女性に対する騎士道精神の台詞は間違いなく名言です。
「女のウソは許すのが男だ」(359話)
「おれは女の涙を疑わねェっ!」(712話)
サンジは女のウソを許し、女の涙を疑わない男である。
ロビンにもヴァイオレットにも貫いた美学です。実際サンジは正しかったしね。プリンちゃんもこのパターンじゃないかな。今までのサンジの物語としてのコンテクストに則れば最後まで女性を信じ切る。ヴァイオレットの展開を思い出しますよ。
ヴァイオレットの例もあるし、サンジがプリンちゃんを動かすかも?
サンジはもうプリンちゃんの真意に気付いているのでは?
ヴァイオレットのときみたく
私もそう思います!
ヴァイオレットには目の前で裏切られながらも「あの時の君の目は真実を語ってた…!」「おれは女の涙を疑わねェっ!」と最初に見せた女の涙を最後まで信じきった男の中の男・サンジである。これはプリンちゃんにも言えるし、そういう行動原理こそサンジ由縁でしょう。
あの時のプリンちゃんの目は真実を語ってた(と思う)
おれはプリンちゃんの涙を疑わねェっ!!
つまり、何が言いいたかいといえばだ。サンジとプリンちゃんを信じろ!
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コメント
プリンのネズミ発言と
サンジのネズミの餌は引っ掛けてるね
ルフィがあの弁当を食うのは確実だ
マムとローラの認識の差やそれなりの情報網を持ってるであろうマムがローラを見つけられなかったのもプリンが裏で手を回していたからかな?
たぶんプリンが話していたルフィとナミとの会話は、アレ作り話なんじゃないかなぁ
あの内容ではプリンが涙を流すのもおかしいですけど、ナミも涙ぐんだりしないと思うんですよね。ナミなら普通に怒るでしょう
わざと悪女を演じてそれをサンジに聞かせて、結婚が破談になるよう誘導しているんだと思う
それがサンジのためか自分のためかローラのためかは分からないけど、自ら悪女を演じるだけでなくマムに逆らう自己犠牲的な行動であり、ルフィとナミに話した本当の事はそれだと思う
プリンちゃんがカポネと組む材料としては
カポネの中に隠れたらシャトー外や近郊の島までの脱出が可能となるかもしれない点でしょうか。
ローラを慕うのであれば、探して会いたいと思うのも自然かと思います。
ルフィとナミに伝えた内容はカポネの計画なのかもしれないですね。
涙についてはいまいちはっきりしませんが、3つ目の能力が嘘を見抜くとかマントラの類であったら、結婚式でサンジとプリンちゃん二人ともカポネに殺されるのがわかってしまい、結婚式を阻止するルフィとナミが一筋の光になっているなんていうのもありそう
そろそろイチジの動きが描かれてもいい頃ですよね
プリンの額の目は誰かの能力で開いてる間は他の人格に身体を乗っ取られてるとかじゃないのかな
マムに逆らって結婚式を中止させるつもりなのをルフィ達に言いたかったのに目の人格に邪魔されて本当のことを言えなかった結果涙を流したとか
そうなると目の持ち主はカポネ側の誰かになるんだろうけど
未練がましい
マムはローラに激怒してるけど、兄弟たちはむしろローラを気にかけているように見えた
マムは「兄弟同士仲良くやれ」と言ってるし、マムはローラを嫌っていても兄弟間の仲は母程拗れていないのかもしれない
あとプロポーズ直前のプリンちゃんの涙は鼻水あるからそこは演技じゃないのかも…
話の考察とはずれますが、ギョロッとしたときのプリンの目ってモネの目に似てますね。
あまりに主人公サイドから見すぎで、プリンから見たら見ず知らずの海賊と政略結婚させられる時点で嫌なら策略を練って当然ですよね。。。今の浅い関係や情報でそこまでサンジを愛してもないだろうし麦わらの一味に思い入れもないだろうし、ただちょっと計算外に良い人たちで戸惑っている感じかな。あまりにちょろインに決めつけすぎかと。ましてや四皇の娘。プリンが自分のために打った策略が麦わらの一味と関わったことで、計算外に結果どこに着地するかですねー。現実に何度も振られて女の怖さを知っている自分的には、恋愛的にはドライに見てますよ。
上でも書かれてるけど自分もローラと兄弟姉妹たちの仲それほど悪くはないんじゃないかと思ってます
今までの描写などから見るに政略結婚を疑問視してる兄弟姉妹はマムが怖くて表立って言えないけど一定数いるんじゃないかなって(隠れトランプ支持者みたいなのが)
だとすれば実際に行動に移して逃げたローラを逆に評価してたりするのかもしれません
ニトロの帽子とかゲス顔が、何かベッジに似てますよねw
信じたらサンジとプリンが結婚してしまうだろーが!!
こんな顔した時点で完全にアウトですよ
ロビンもナミもここまでしませんでしたからね
プリンちゃんは演技が得意らしいからな
4皇の幹部レベルで演技が得意ってことは…
1%の不安があったらその通りになる。
「信は力なり」で待ってみたいですね…。
カポネ共謀説は信憑性高そうだけど、
それはつまりマムすら演技で騙して裏切る腐れ外道ってだけで、
良い子だとか麦わらの味方ってのはあり得ないのでは。
プリンはベッジと手を組んでいる可能性があるかも。
今回の黒幕がプリンってさすがにありえないとは思うが?
ただ、プリンはそこまで強くないと思うしな
どこかのサイトで見ましたが、「プリン双子説」ってありますね。悪女の方がカタクリで、良い子の方がプリン。で、三つ目の方がカタクリ 、ドレスの仕立てしてたりカフェでルフィ達と会ってたのがカタクリ。それを考えると、
1、サンジの「プリンちゃん、会食に来なかった」発言
2、プロポーズ前の、サンジの意味深なシーン(何かに気づいた?)
とかの説明も納得がいきます。実際、どうなんでしょうね。
↑訂正
ドレスの仕立てしてたり、カフェでルフィ達と会ってたのがプリン。。
ニトロとベッジの顔がそっくりなのは偶然かな?
ルフィとナミに耳打ちしてる時、プリンの額の目が右の方向いてるけど、人間は嘘つくときに右のほう見るとか聞いたことあるんだけど、それの描写なのかな?