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『Dr.STONE』、あの日はじまった親父のバトンの真意を僕達はまだ知らない

Dr.STONE 4 (ジャンプコミックスDIGITAL)

 

ねーねー。

ひょっとして『Dr.STONE』って超ド傑作なんじゃないのー!?

 

いやもちろん最初から面白かったんですけど最近の怒涛の展開は「面白い!」となり「面白い!!」となり「面白い!!!」とエクスクラメーション・マークがどんどん増えていき今では「面白い!!!!!!!!」って評価になってるでござる。

 

この勢いだと「!」がどこまで増えることやら。

まじで期待しかない。オラ、ワクワクしてきたぞい。

 

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また先日コミック4巻が発売されました。

メカ千空「Q&A」ってコーナーが読者からの質問に答える形で、ワンピのSBSのような名物コーナーになる予感。4巻で興味深かったのは登場人物の年齢でしょう。

 

・千空 16歳

・大樹 16歳

・杠 15歳

・コハク 16歳

・ルリ 18歳

・クロム 16歳

 

同級生だった杠が1歳ずれてるのは石化してた期間が1年ぐらい空いてるからかな(さらに千空は半年先に目覚めてたけど)。ルリ姉は18歳でコハクは16歳で杠は15歳ね。覚えておこう。

 

しかし、もう千空の相棒ポジションがクロム、ヒロインとしてコハクで「可愛い力(ぢから)」を補給できる現体制で大樹と杠とは…という気がしないでもない。

Z=44「百の夜と千の空」

1

百の夜を越えて。

千の空を見上げて。

 

どっひゃー!

どちゃくそカッコエエ…。

 

今回のサブタイ「百の夜と千の空」、煽り文の「百の夜を越えて。千の空を見上げて。」で拳を突き上げて「うおー!」と叫びたい衝動に駆られる。読んでいてブルッと来ましたね。

 

実際に石化解けてたった1人で「百の夜」を越えた千空と息子を思って数千年先の礎を残した「千の空」を見上げる父である。おそらく巫女に伝承されてる百物語もかかってそうな予感。親子で名前がクロスするのもええのう。

 

「百の夜を越えて。千の空を見上げて。」とかブリーチのコミック巻頭に収録されてもおかしくないぐらいオシャレなのに素直に感動してしまう。コミックで消えちゃうのはもったいない名煽り文です。

父と息子

ぼく内部歴代の父と息子のナンバーワンは『ダイの大冒険』のバランとダイだったんですけど、『Dr.STONE』の百夜と千空は勝るとも劣らない「親子」っすわ。泣ける。

 

地球上の人間(ツバメも)がみんな石化し、SNS(漫画で実在のSNSの名前って出していいんだ)の最終書き込み時刻の時間差で発生源を割り出す。これを父と息子が同時に考えてるのがまた熱いね。

 

2

発生源は南米で間違いねー

 

どうでもいいことかもしれないけど、個人的にグッときたので一応記しておく。

話が進んで新事実が明かされてから、今までの扉絵を読み返すと「はえー!」「この漫画の扉絵は意味深だっぺなぁ」と田舎者がはじめて東京へ出て感動した気分になれるね。

 

例えば現在の色々と判明してる状況で29話の扉絵を見ると、感動もひとしおです。

 

5

29話の扉絵

 

はぁ~(感嘆)。

 

当時はなんてことなかった扉絵なのに、いま見返すと意味合いがまったく異なって深くなるから不思議だ。千空とコハクが宇宙船で地球を見てる描写だったけど、これ父親と遠い遠いママがまったく同じ状況を3700年前にやってたんですよ。感動!

 

たかが扉絵、されど扉絵である。

あとから見返して別の意味で感動させる扉絵とは恐れ入った。

 

んで、今回新事実として人類を石化させた光線(?)の発生源は南米だったことが判明しました。ほう。南米に着弾して石化する光は地球全体を徐々に覆ったわけか。で、日本は石化したのが一番最後ってことで、宇宙ステーションの方は反対の日本近辺に着陸したと。

 

なるへそ。

なんで千空パパの作った石神村が日本にあったのかの謎は解けました。偶然とかご都合主義でなく、きちんとした理由があったんですね。発生源の反対側から人類最期にして最初の6人が残した礎である。

「石神村」と「無人島」

だがちょっと待てと。

これ今の「石神村」と全然違うじゃん!

 

3

百夜達が定住した無人島(上) / 現在の石神村(下)

 

百夜たち6人が定住した無人島(日本近辺)と、その子孫たちが生活する石神村を見比べると、どう見ても別の場所なんだが(地形も広さも完全に別)。

 

これはどういうことだってばよ?

今回の描写を見るとこの無人島に定住していつか目覚める千空にバトンを繋いでるって感じです。いつか石化から目覚める息子のためへ…って。しかし、何度見比べてみても百夜たちが定住した島と今の石神村は別の場所です。

 

うーむ…?

無人島からはじまり何かあって引っ越して現在の場所になったのか、この島から分離して石神村があるのかで見え方が180度違いますね。後者だとしたら、石神村のような6人から派生して今も継続して生き残ってる集落が複数あるってことですからね。

 

4

大昔に村から追放された犯罪者

 

作中では、石神村の約40人だけでなく、昔に石神村から追放された人もいると描かれてたので、生きてる人類は他にもいると読者が想像できたものの、今回の描写で他にも「生きてる人いますか?」が現実的なのではと思った次第です。はい。

 

少なくとも、今の石神村の場所と百夜たちが定住した無人島の場所は違う。

分離して他に集落を作ったのかどうかは、まだ分かりませんが、何か所か6人からはじまった集落あるんじゃないのって思えますね。だって、約3700年前ですよ。3700年で約40人しか子孫いないほうがおかしいよね。

血は繋がって無いそうな

6

血は繋がってねーが俺の息子だ

 

ファーッ!?

 

ちょっと!聞きました?

百夜と千空の血は繋がっていないんですってよ。

 

はじめて明かされる新事実に腰を抜かしてしまいそうになったわ。血の繋がりのない父と子だったか。まあ、作中において深い意味はないと踏んでますけどね(これで出生の秘密に深い意味があったらさらにビックリだよ)。

 

つまりだ。

いまや千空のヒロイン的ポジション・コハクはどう見てもリリアンの子孫じゃん。最初の6人を見るとカップリング相手は百夜しかいないわけで。

 

そうなると、コハクは遠い妹になる可能性が微粒子レベルで存在するのです。まあ、3700年も経過してれば遺伝子的はまったくの他人になるだろうけど、そこは良い子も見る少年ジャンプよ。

 

おそらく、血のつながった遠い妹(3700年といえど)は論理的にアレと踏んで、千空と百夜に血の繋がりは無いと表記することによって、読者的にもヒロインのコハクに抵抗なくペロペロできるという設定を示してくれたと私は読んでます。

 

7

遠慮くなくコハクにペロペロしろってことだよ!

 

ひょっとしてコハクは遠いとはいえ血のつながった妹なんじゃ…と、素直にペロペロするに抵抗ある人がいるわけですよ。安心してください!ペロペロしてください!って事だ。

 

血縁者なんじゃ…って心配。その壁を取っ払って、コハクに血の繋がりは無いので遠慮く無くペロペロしてくれっていう作者サイドからのメッセージだと僕は受け取りました(多分違う)。

 

オーケー!その心意気を受け取った!

みんな、これから安心してコハクをペロペロしていいんだぞ!

 

そんなこんなで最初の6人。

この調子だと百夜とリリアンが結婚して子を成すのも確定的でしょう。そして千空へ3700年越しに、父から子へのメッセージ(巫女の伝承)があるのだとうなと。村と無人島の場所が違うとか、他に集落あるんじゃとか、罪人を追放したとか(その罪も色々と謎)…現時点で謎が多い。

 

そういえば、百夜は日本近辺の無人島を定住地にしたのに、日本にいて意識がずっとあった千空に会いに行かなかったのだろうか。まだまだ小出しで謎だらけだけど、『Dr.STONE』は最高に面白い!!!!!!!!!!

父から子へ幾千年を超えて

百夜パパは自分が生きてる時代では無理だろうと、いつか息子・千空は目覚めると確信して70億の人類を助けると言い放つのが素敵。おそらく、3700年の時を得て実現するのでしょう。

 

だからこそ、息子へバトンを繋ぐと宣言するのは素直に感動です。泣けます。胸熱です。血は繋がってなくても、壮大な父と息子のドラマですよ。

 

8

いつか息子目覚めるから

 

たとえ俺らの時代で届かなかったとしても、奴なら成し遂げる。

全人類70億人を助け出す。

いつの日か千空が目覚めた時、絶対に仲間が必要になる。

繋ぐんだよバトンを、幾千年の未来に…!!!

 

 

(´;ω;`)お父さん…!

 

あなたの遠い娘さんはちゃんと嫁に貰います(←コハク)。

 

って、違う。違う。いやそうなんだけど、父から子へのバトンは確かに受け継がれているのです。巫女の百物語の詳細が不明だけど、わざわざそんなシステム作って、目覚めた息子に3700年越しに繋がってることが普通に泣ける。感動。

 

事実、百夜からはじまった石神村の人たちは千空にとって必要なマンパワーです。きちっと息子にバトンが繋がったのが浪漫やねぇ。

 

さらに、改めて過去の扉絵を読み返すと涙腺クリティカルヒットやなぁ。

コミックの登場人物紹介にも使われてる20話の扉絵を今見返すと、意味深すぎて感動して泣いちゃうじゃないか!

 

9

20話の扉絵

 

はぁ~(感嘆)。

 

当時はなんてことなかった扉絵をいま読み返すとマジで泣ける。深い。

 

「未来へ繋げ!」の意味合いもバイキルトですよ。この時は科学バカのクロムを指して今でもそういう人がいるって意味合いだと思ったのに、本当は父から子への壮大な幾千年の物語「未来へ繋げ!」だったのである。感動!

 

なんてことないと思ってた扉絵がストーリー進んで後から見返すとめっちゃ意味深だったと判明する仕様。神かよ。傑作かよ。でもなんで千空に会いに行かなかったんだってばよ。

 

未来へ、約3700年経ってバトンは繋がったぞい。まる。

 

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ヤマカム

コメント

  1. 匿名 より:

    正直石神村編が盛り上りすぎて
    今更大樹と杠に話が移ってもなぁ
    というのが素直な感想
    この後どう繋げるのか楽しみ

  2. 匿名 より:

    ペロペロの件、確かに大事なことだけど3回も4回もしつけーよww
    そこだけテンションおかしーだろw

  3. 匿名 より:

    29話はよく覚えてたのですが、20話の扉絵はすっかり記憶の彼方でした
    なるほど今見るとすっごいグッとくる…!

  4. 匿名 より:

    前に同じコメントをされている方がいましたが、千空は意識はあっても五感は死んでたから仮に百夜が会いに行っていたとしても千空側にはそれはわからないのではないでしょうか?
    にしても百夜が一方的に千空に語りかけるシーンとかはあってもいいような気がしますけどね。と思うと確かに会っていないのは不思議です。

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