『ニセコイ』193話トビタツ
本田さんがマリーの味方だった!
御影の遊園地の時の台詞が判明した!
マリーが飛び立った!
うおおおおおお!…とはならず!
「うおおおおおお!」なのは走り去るマリーの掛け声だけですよ。ようやくマリーを救出したわけですけど、「あ、はい」って、どこか覚めた目で見てしまっている自分がいます。隠衛衆とか出てこられてもさ…。あれ?これラブコメ漫画だよねヨアケモノじゃないよね?
九州編なぁ…
気づけば『ニセコイ』最長エピソードとなった九州編。
どうにもバトル漫画の展開が私の心の琴線に触れません。
というか、この九州編が、悪い意味で一つのターニングポイントになるのではないかと恐れています。
何に恐れているかって、この展開を神(作者)は開き直ってノリノリで描いてる感がビシビシ伝わってくる事である。前作『ダブルアーツ』の無念を晴らしてやるみたいな!ド派手なアクションじゃ!こういうのが描きたかった!みたいな。
ノリノリである
見ようによっちゃラブコメの枠にとらわれずチャレンジする精神ともいえる。確かに、ジャンプ漫画は開き直る事によって大成した作品も多くある。例えば『テニスの王子様』の許斐先生など、途中から、もうテニスのルールとかどうでもいいって開き直りテニヌという高度なギャグを切り開いた。例えば『To LOVEる』の矢吹先生はダークネスになってからは、2~3ページに1回のサービスシーン特化と完全に開き直って神と崇められるようになった。俺の描きたかったものはこれじゃ感がビシビシ伝わるノリノリっぷりで大成した。
古味直志先生も開き直って新境地を切り開こうとしているのかもしれん。しかし!しかしである。開き直る事が必ずしも良い事でない場合もある。『ハンター×ハンター』の冨樫先生など完全に開き直って下描き…どころが長期休眠…って、この例えはダメだな。
えっと…そうそう、昔マガジンで『スクールランブル』というラブコメがあった。少年漫画ラブコメの覇者となっていたのだが、何をトチ狂ったのかサバゲーを長期でやり出し、作者も完全に開き直ってノリノリで描いていた。しかし、それはあまりに読者の求めるものと乖離していた。読者は白目を向きながら読み続けたものじゃ。もはやトラウマものですよ。『スクラン』サバゲーの悲劇である。
大好きなラブコメ『ニセコイ』だからこそ、あんな悲劇は二度と起きて欲しくないんですよ。神(作者)よ…ノリノリでアクション展開やっていないか!開き直ってバトルやってないか!どうせ開き直るのなら、『ニセコイ』というタイトルに拘らず小野寺さんENDの方向で開き直ってくれ!
【最近の小野寺さん】
「戦力外通告」→「まずい飯で合流」→「安全な場所へ」→(´・ω・`)
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