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『プレイボール2』、ちばあきお『キャプテン』『プレイボール』がコージィ城倉の手によって復活じゃー!

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キャプテンはじめます。

 

全てのはじまりは、グランドジャンプ7号の予告である。ちばあきお先生の名作『キャプテン』再会すると。コージィ城倉先生の手によって。私は一番好きな野球漫画が何かと尋ねられれば色々と悩むものの最終的に『キャプテン』という結論にいつも達します。

 

予告では以下のように…。

 

キャプテンはじめます。新機軸は打ち出しません。コンセプトは「何も足さない。何も引かない」。ちばあきお先生が生きていたら、おそらくこんなカンジで描いたのではないだろうか…というテイストを再現してみたい。

 

予告カットでは丸井が「こんなのキャプテンじゃないとか言わないでね」と。コージィ先生の野球漫画を読めば『キャプテン』に対するリスペクトをひしひしと感じましたからね。そんなコージィ先生が『キャプテン』を再現させる。こいつは楽しみすぎる。

 

本当に『キャプテン』は名作ですからね!

 

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超名作『キャプテン』

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『キャプテン』の良さはシンプルにひたすら頑張る姿に胸が熱くなることでしょう。「努力」というものをこれでもかとメガ盛りです。最近のスポーツ漫画(最近でもないか)はあんまり練習風景を描かない作品が多いですが、『キャプテン』は練習風景を描き切っているのが特徴的。

 

学校生活も授業シーンなどほぼ無く、あるのは野球部の練習と試合シーンのみ。ひたすら練習と試合描写のみの積み重ね。特に猛特訓する姿には「何もそこまでしなくても…」と思わなくもないが、努力の大切さを感動と共感をもって教えてくれます。

 

また、特徴的なのが主人公が代わること

初代キャプテン谷口

谷口タカオ

 

野球の名門学校・青葉学院から弱小の墨谷二中に転校してきた谷口。青葉のユニホームで練習に参加したら、青葉のレギュラー選手が来たと墨谷ナインに勘違いされてしまいます。実際は2軍の補欠だったのに。(引っ越したわけでも無さそうなのに谷口は何で転校したのだろう?

 

そこから嘘を誠にする谷口の凄まじい努力が始まるのでした。努力の甲斐あって、めきめきと実力を身に着けてキャプテンに任命されるのでした。「努力して頑張る」を最も体現したキャプテンでした。そこからの快進撃と、二度の青葉戦は最高最高アンド最高。

 

特に、日本一を賭けた青葉との再戦は屈指の名勝負でしょう。投手まで務めた谷口は、試合の途中で指を骨折してしまいます。指が折れても投げ、青葉の選手を疲弊させる汚い作戦を乗り越えて見事日本一になるのでした。感動!

 

骨が折れても

 

二戦目の青葉戦は墨谷二中だけでなく、せこい手を使ってた青葉のラストにもグッとくるからのこその名試合です。4番谷口をツーアウト満塁で敬遠する作戦に出たものの、青葉ナインの心意気を見て「勝負してこい!」「おまえたちのあらんかぎりの力で勝利をとってこい!」と勝負し打たれてしまいました。

 

しかし、青葉監督は「わしが今まで知っとる中で一番いい球だった」と述べ拍手を送って来いと祝福をするのでした。最初こそ青葉監督は子供達の純粋な勝負に水を差す汚れた大人と思いきやなかなかの男でした。

二代目キャプテン丸井

丸井

 

先代キャプテン谷口を崇拝し、写真を眺めるなどホモちゃうかと思うぐらい谷口大好きマンだった丸井。個人的には二代目丸井キャプテン時が一番好きです。丸井は短気でどう見てもキャプテンに向いてないものの、谷口時代にはレギュラーを外されても陰で努力をしレギュラーと遜色ない実力を身に着けていました。

 

キャプテンになってからまったく上手くいきません。春の先発で醜態を晒し、ついにナインからキャプテン不適格として解任されそうにもなりました。キャプテンらしくなく、不器用で、愚直で、バカで、それでも回りに助けられて夏の地区大会決勝戦まで辿り着きます。

 

決勝の青葉戦もこれまた名勝負!墨谷二中エースの近藤、青葉のエース佐野はどちらも凄い投手として描かれてきたのに、この試合は両ナインがボコスカ打ちまくり。強力打線に両エースが力尽き、延長18回の超大死闘を繰り広げるのでした。

 

丸井最終打席

 

おれはなんの能もないキャプテンだったけど

おまえたちがみせてくれたように、おれなりのことをみせてやるぜ

 

丸井の最終打席は何度読んでも泣ける。二代目キャプテン丸井の集大成である。谷口最終打席が「いいかみとけ」と比べると、他のナインのおかげで感が半端じゃない。しかも、最終打席で決勝点を叩き出すわけでなく繋いだというのが(谷口はサイヨナラ決めた)。次のイガラシが決めましたからね。丸井に触発されたのもたまらんわい。

 

丸井は歴代キャプテンの中で唯一ピッチャーも4番も務めませんでした。だからこそ、凡人の代表格だった丸井キャプテンは共感度がナンバーワン。歴代超人キャプテンの中にあっても渋い活躍が光った。

 

丸井は卒業後のほうがキャプテンらしいことしてました。OBとしてチョクチョク墨谷二中に顔を出してサポートしました。

三代目キャプテンイガラシ

イガラシ

 

三代目キャプテンのイガラシはもっとも野球センスがありました。天才タイプ。1年生の頃から投手、二塁、三塁とレギュラーを務め続けました。野球に対して一切妥協せず、結構

 

イガラシのスパルタ練習のせいで、部員が怪我をしてしまい春の全国大会辞退となるものの夏は全国制覇!歴代キャプテンの中で唯一きちんとトーナメントを勝ち抜いて日本一になります(谷口の時は特別ルール)。

 

作中の尺度もイガラシ時代が最長で描かれます。面白いのは、地区大会の決勝戦が宿敵青葉でなかった点でしょう。谷口時代に苦戦した1年生エース井口の江田川中学が2年の時を得て成長し準決勝で青葉を破り決勝で死闘を演じました。あれは名試合やった。

四代目キャプテン近藤

近藤

 

イガラシの世代が卒業し次のキャプテンは近藤です。WANDSもビックリの初期メンバー全員いなくなって入れ替わりました。もう谷口時代に在籍してた後輩は1人もいません。なるほど『キャプテン』は、墨谷二中野球部は、永久に不滅なり。

 

近藤時代は歴代キャプテンとまったく違う面白さがありました。今まではキャプテンのみにスポットを当てて、キャプテンとナインを描いてきたのですが、近藤キャプテン時は副キャプテンの牧野の存在が大きいです。「近藤&牧野」時代と言ったほうがシックリきます。

 

さらに、墨谷二中はレギュラーのみを猛特訓で鍛え上げる少数精鋭のスタイルで、それが原因で層が薄かったのですが、近藤世代は全員を鍛え上げて層を厚くしてたのが新しかったです。春の全国は層の厚さで勝ち上がり、準々決勝までいきました。

続編『キャプテン』に期待する事

『キャプテン』は近藤世代の春大会で終わったのですが、近藤と牧野ならば夏連覇できるのではないか。さらに下の世代には、イガラシ慎二と松尾もいるし。近藤時代の怪物1年生JOY(佐々木)など…。やはり『キャプテン』の続きとなると期待大です。君は何かが出来る!ですよ。

 

見たい!近藤世代の夏の大会を!さらにイガラシ弟がキャプテンになった墨谷二中やJOYの世代が3年になったら…。やっべ。想像しただけで楽しみ過ぎる。ドキドキしながら『キャプテン』の続編の触れ込みのグラジャン9号を読みました。

 

グランドジャンプ 2017 No.9 (未分類)

 

 

プレイボール2

 

Σ(∵)ち、違う!これ『キャプテン』じゃなくて『プレイボール』の続編や!いや、モチのロンで『プレイボール』も名作なんですよ。

 

(続くぞい)

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ジャンプ
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ヤマカム

コメント

  1. 匿名 より:

    ニコニコで見てきたけど画の再現度がすごいね
    ここまで似せてるのもなかなかないな

  2. 匿名 より:

    これは読みたい…
    しかしその前にキャプテンとプレイボールを読み直さねば。

  3. 0757 より:

    プレイボールを読破しましたね〜。懐かしい…。この漫画、原作が中途半端に終わってしまったもんだから、続きが気になってました。
    個人的にお気に入りは、半田くんと、谷口が一年時に対戦した東都実業のセンター。あいつが3度もファインプレーしたおかげで、墨谷は惜敗したの覚えてます。あれがなければ、おそらく勝てたでしょうwww
    半田くんは、かつて野球やってた自分を見てる感じがしますね。野球が好きだけど、下手なせいで、他の選手のプレイを見て自信なくしたらするのが共感できる。

  4. 匿名 より:

    WANDSワロスw
    ヤマカムさん、どんだけオヤジなんだよw

  5. 匿名 より:

    谷口のやってたことって今やると読者から苦情が来るレベルだから、どれくらい再現できるか気になる
    練習中の水分補給とか、作中でダメにされてたことが今はむしろ良いとされていることもあるし

  6. 匿名 より:

    アニメで見てたなあ。
    イガラシの声優さんがなんか棒読みだったのが記憶に残ってる

  7. 匿名 より:

    これがヒットしたら、味をしめたグラジャン編集部が別作者によるハンター2やバスタ2をやったりして

  8. 匿名 より:

    谷口くんは、のびのび野球を楽しみたいから転校したんじゃなかったでしたっけ?

  9. 匿名 より:

    しかし俺キャプ大学編ことロクダイはどうなるんだ…

  10. 匿名 より:

    谷口1年時の東都実業戦は準々決勝でなく3回戦です。
    準々決勝まで行ったのは2年の時の明善高戦でした。

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