『ダイヤモンドの功罪』第49話 ミラクルジーニアス次郎くん

『ダイヤモンドの功罪』第49話

 

綾瀬川次郎はじまったな！

 

これこれ。

これなんだよ。

視聴者が求めてた地獄実況生中継は…。

 

綾瀬川の圧倒的才能で対戦相手でなく味方がドン引きして脳が焼かれてくこの地獄絵図。これが『ダイヤモンドの功罪』の面白さよ（※個人の意見です）。

 

スライダーはやはり嬉野のサインでなく、綾瀬川が事前に申し合わせてたようです。「スライダーだけでいきたいです」ってすげぇな。それを自分がサイン出してるって庇う感じでコーチに告げてるのもいいな。珍しくよく喋る嬉野である。

 

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足立フェニックスは関東が基本

投球制限、連投制限ある中で完投前提チームが地雷だと思うなら別にそれいい。そういう考え方するやつはサンダースとかアローズとか別のチーム行ってる。フェニックスは公式戦は特に原則、先発投手が6イニング完投。ケガ以外でマウンド降りるのは許されない（49話）

 

スライダーしか投げない宣言で一球でも外れたら（打たれたらでないのがミソ）降板するって責任をそれは違うと叱咤する嬉野パイセンである。どうやら足立フェニックスの投手は先発完投が決まりのようで、どんな結果でも投げろと。それが責任だと説くのでした。

 

そこで足立ファニックスの投手ルールが説明されてた。

基本「先発完投」です。

 

大阪遠征で名前だけ出てた仁見も投手だったようで、足立フェニックスはエースの真夜、仁見、綾瀬川の3枚先発投手がいることが分かる。で、先発完投がジャスティスらしい。ざっくり調べたところ、リトルは最高1日85級までで連投禁止らしい。

 

詳しくないので何ともですがトーナメント勝ち抜くなら投手3枚は必要なんかねぇ。メタ視点で、全国大会で大和にホームランを打たれるなら、リトル時代に全国行く必要あるしね。まあ、連載版がどこまで踏襲してるか知らんが…。

このすれ違いは今後何を生むのか？

何…を見てん…。何…誰？監督？…いや（真夜見てるだろって勘違い）

 

(ﾉ∀`)ﾉ∀`)ﾉ∀`)ｼﾞｪｯﾄｽﾄﾘｰﾑｱﾁｬｰ

 

ラブコメなど恋愛系で主人公とヒロインが「すれ違い」「思い違い」「勘違い」をし、関係をこじらせることはよくあることだが、『ダイヤモンドの功罪』は……ひどい（褒め言葉）。

 

スライダーしか投げねぇ…って舐めプともいえる「オレ様の実力見せつけて分からせてやる！」プレイを誇示する綾瀬川は誰かを気にしており、そいつに「分からせてやる」ためのプレイをしてる。

 

そこを察した嬉野である。

ただ凄まじい勘違いしてる。

 

綾瀬川が誰を意識してプレイしてるのか…視線の先にはエースナンバー1の真夜先輩がいると思わったわけですね。

 

全然違うんだなぁ…（神の視点を持つ読者）！

「となりのシムラ」を超える「となりのマヨ」である。

 

まあ、流石にこんなスライダーだけで一球も外さんし打たれん世界一投手が意識してるのが、真夜の隣にいる補欠のイガなんて思いも寄らないだろうので仕方ないでしょう。

 

 

勘違いの連鎖である。

どんどん関係が複雑怪奇になっていく。

 

えいっ！ファイヤー！アイスストーム！ダイアキュート！ブレインダムド！ジュゲム！ばよえ～ん！と勘違い連鎖が綺麗に繋がり、綾瀬川とイガと真夜と嬉野がすれ違い邪魔ぷよが凄い勢いで積み重なっていく。絶対ヤバイやつじゃん！ばたんきゅ！

完全に闇落ち

綾瀬川「イガ、これからもう二度とオレが助ければみんな助かるなんて、そんな甘いこと、二度と言うな！」

嬉野「そうだ…綾瀬川。やろう、できる力があるんだから」

 

なんだこの雁字搦めのすれ違いは…。今どき、すれ違いをウリにする恋愛漫画だったここまで複雑怪奇にすれ違わないですよ。ヤベー方向に全方位がすれ違ってる。

 

 

ヤバすぎる。まず、真夜の女房役の嬉野がマヨパイセン意識してると勘違いしてる上で「（パーフェクト）やろう、できる力があるんだから」とかもう綾瀬川教に入信してそうなモノローグがヤバイ。しかも3球三振×6の54級パーフェクトですからね。

 

そんな完全試合なんて、『ミラクルジャイアンツ童夢くん』の親父（81級完全試合）ぐらいしか見たことない、フィクションでも荒唐無稽なレベルですよ。

 

綾瀬川は本気で野球やったらチームぶっ壊れるの何で友達なのに分からないんだ！ってモノローグと、自分のせいでウソの成長痛までやってる負い目で綾瀬川に本気で野球やって欲しいってイガのすれ違い（＆まわり巻き込む）の連鎖が極まって。

 

悪い顔してます

 

プロトタイプの読み切り版でも本編の未来描写・高校時代でも「オレ様キャラ」だった綾瀬川と、小学生の綾瀬川はキャラが一致しませんでした。

 

しかし、ついに闇落ちというか「オレ様キャラ」になる前フリがありますね。

これが未来へ繋がるんか…。

 

ちょっと前の綾瀬川なら対戦相手が可哀想…って手心（手加減）しようとしてたけど、そういう「優しさ？」なんて微塵もありません。スライダーだけでオール三球三振超パーフェクトする気満々です。対戦相手？知らん？イガに分からせる！しかない。

 

超人野球漫画でもない現実描写で、スライダーオンリー三球三振パークフェクト試合する！『ミラクルジャイアンツ童夢くん』（必殺技オンパレード超人野球）の親父・新城夢人みたいな全員3球三振、27連続奪三振・投球数81で「81球完全試合」荒唐無稽のやつになる予感。

 

味方がドン引きして脳が焼かれる未来しかない…。

 

それはまさに『ミラクルジャイアンツ童夢くん』の主題歌を歌った「CHA-CHA」のメンバーにうるさい騒がし芸人の勝俣州和がいたぐらい、今の若い世代には荒唐無稽すぎる案件である。

 

 

勝俣州和がアイドルだったと知ってる若者0人説！

 

それぐらい「ファッ！？」案件ですよ。リアル志向の野球漫画でスライダーのみでオール三球三振パーフェクトやるとか勝俣が歌って踊ってたアイドルだったぐらい現実は小説より奇なりですよ。

 

今感じる痛みに無駄な欠片はないはずさ。

だからね、明日へとダッシュ！ダッシュ！だけさ（地獄へ）！

 

弱い心諦めず夢を見続けて行き続て行く果てが大地獄しかない…。

 

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