『かぐや様は告らせたい』37話 かぐや様は選ばせたい
夏休みも終わり2学期がはじまり『かぐや様は告らせたい』は通常営業に戻りました。秀知院学園では1年と2年の「前期」と「後期」で計4つの選択授業あります。てか、前期と後期なんだ。ひょっとして秀知院学園は2学期制なのだろうか。それとも単に半年毎で選択授業を選ぶだけなのか。
<関連記事>
そんなわけで今回の恋愛頭脳戦は白銀とかぐや様が同じ「選択授業」を選ぶことが出来るかとという駆け引きです。
そういえば『かぐや様は告らせたい』は生徒会が舞台の中心のため、あまり授業風景は描かれませんので特に気にもしなかったのですが。生徒会メンバーたちのクラスは以下のように分かれています。
A組 かぐや様、早坂
B組 白銀、藤原、柏木&その他
なかんか面白いクラス分けですね。期末テストの時は白銀と藤原書紀は一緒のクラスだったのは確認できます。あれ。でも白銀バレー回(3巻23話)ではかぐや様も一緒だったような…。体育の授業はA組とB組合同っぽいんだけど。既に2人が一緒に受ける授業あるじゃんって思ったり思わなかったり。
かぐや様は選ばせたい
選択授業勝負
一緒の選択授業を受けたい白銀は直接かぐや様に聞けばいつもの妄想(お可愛いこと…)と言われると思うものの、かぐや様が書いたのを見るという行為は後追いで「こっちが合わせた」と思われる危険性があると…色々と考慮して導き出したのが「俺が先に書いてしまえばいい!」である。
がしかし!この勝負(?)は先手を取った方が圧倒的に有利なものの、白銀が書くより先にかぐや様が選択授業を選んでしまうのでした。白銀大ピンチである。
俺から四宮に訊いて同じ授業を選べば、間違いなく『真似た』と思われる。それは最早『告白』に近い行為!ここは訊かずに当てるしか無い!
いや、その理屈はおかしい(ドラえもん風に)。
『かぐや様は告らせたい』の白銀とかぐや様の恋愛頭脳戦はマイナス思考に自意識過剰というか、見えない何かとの戦いでもある。お前ら一体何と戦ってんの?と。あー、でもこのノリですよ。ちょっと懐かしさすら覚える通常回です。学校がはじまったんだなぁってしみじみします。
そんなわけで探りを入れたりと恋愛頭脳戦開始!カーン!
音楽!ダメ絶対!
藤原書紀
どんんだけトラウマになってんだw
「音楽ってのも悪くないかもなぁ…」と白銀が呟けば、すさまじい形相で「駄目」と否定する藤原書記であった。
ヤンジャン掲載26話「白銀御行は歌いたい」のトラウマでしょう。天然面白顔芸に定評のある藤原書記ですが、作中で最も絶望的表情をしたのは白銀の音痴な歌を聴いた時ですからね。あの藤原書紀は、この世の終わりを見たかのような顔してた。校歌は歌えるようになっただけで音痴は直ってないのかな…。
藤原書記の顔芸は可愛さも良いけど面白顔芸も味わいあります。ちなみにコミック3巻でバレーを教えた時のオマケでは「これが彼女の長い戦いの序章でしか無い事に」と書かれていました。つまりそういう事でしょう。バレーと校歌だけでは終わらない藤原書紀の戦い…。
白銀のイケメンっぷり
もしかして、そういう事か?
まーた白銀がイケメンっぷりを発揮してしまったか。
かぐや様が先に選択授業を選んだのはブラフ!「先に書いた」という印象を植え付けて実は白銀が選んだ選択授業を後追いする高等戦術を駆使していたのでありました。「策略で白銀の選択希望を狭めたくない」というかぐや様の願いはお優しい配慮が胸に染みますね。
それを踏まえると今回のサブタイトル「かぐや様は選ばせたい」もよく出来たものです。かぐや様は白銀に選ばせたいである。
何よりも、かぐや様の意図を読み切った白銀よ。最近の白銀のイケメンっぷりは凄いな。本日の勝敗はかぐや様と白銀の両者勝利であるが、客観的に見ると白銀の圧勝のようにも見えます。2人のシンパシーみたいなのが通じたニヤニヤ回でもありました。まあ、最大の問題は白銀の美術レベルでしょうけどね…。まじで。
運動も歌も致命的だった白銀に絵など描けるだろうか。おそらくひとり負けになってしまう藤原書記の行く末を案じるのであった。「美術の授業編、近日、公開予定」と煽りで書かれてるけど、これ絶対、白銀と藤原書紀の涙なしでは見られないパターンでしょう。
かぐや様お可愛い
かぐや様
はい!お可愛い!
やっぱかぐや様はお可愛いのう。選択授業を先に選んだと見せかけて白銀に選ばせてあげる配慮が良かったけど、その意図が全て白銀に読まれていたと知ったら、どんな反応したのかも気になるところです。
かぐや様のお可愛さはラブコメによって引き出される赤面が最高なのはセンター試験に出題するぐらい常識だけど、何も嬉し恥ずかしラブがコメっての赤面だけがかぐや様のお可愛さの全てじゃない。見てくださいよ!かぐや様の嬉しそうな表情を!
かぐや様は子供っぽい「素(?)」を出した時にもお可愛さの真価を発揮するのです。特に1人の時に見せる一面よ。るんるんかぐや様はとても良かった。藤原書記に通じる可愛さだけど、かぐや様の場合はまた違う癒し効果があります。
るんるんかぐや様
おかわわわわわわわわ!!
なんですかこのかぐや様は…。かわいい。かわいすぎる。いや、もともとお可愛いのは分かっていましたけど、最近はほら、乙女的な一面ばかりがクローズアップされてたじゃないですか。こういう率直な女の子的なお可愛さは久々なので威力がありました。
何度も述べますが、かぐや様のお可愛さは「ギャップ萌え」でしょう。それは普段と乙女のギャップによって生じるものですが、さらに子供っぽいかわいらしい姿も良いギャップ萌えを生んでいる。夏休みは乙女でヒロインチックなかぐや様ばかりでしたので、溜めが効いてて、今回のるんるんかぐや様が一層輝いている。
まとめると、かぐや様はお可愛い。まる。
かぐや様は告らせたい 4 ~天才たちの恋愛頭脳戦~ (ヤングジャンプコミックス)
集英社 (2017-01-19)
[まとめ買い] かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~(ヤングジャンプコミックスDIGITAL)
コメント
はて?私はかぐや様を読んでいた筈なのだが…
最後のコマのあの可愛い生き物は誰何だろう?
まあ白銀はたぶんね、うん
絶対人を描くのが下手とかそういうパターンだよね
また藤原書記の苦悩が…でも同時に藤原書記がまた主人公との秘密の共有というヒロイン要素を増やしてしまう
今は恋愛要素なんて微塵もない藤原書記だけどうっかり白銀を意識しだしたら本当にかぐや様が危惧するレベルでラスボスになりそう
多分二人共絵を重ねてやっと一枚の絵として成立するレベルの弩下手だと思うの
かぐや様はお上手でしょ。
今年も面白い記事ありがとうございました。
その他ww
「その彼」じゃなかったかな
来年は赤坂先生忙しくなりそう 倒れない程度に頑張って下さい
次回予告からすると
来週は久々恋愛相談回か
素直に可愛い、素直に面白い
最近のかぐや様の乙女っぽさが良いですよね。お笑いのセンスも最高ですし。
現時点で白銀の美術レベルが危惧されます。美術の特訓回も必要不可欠。
それにしもかぐや様お可愛い。