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『キン肉マン』、愛する友の眼差しが倒れるたび傷つくたび俺を強くする


キン肉マン 50 (ジャンプコミックス)
 

最近の『キン肉マン』はいまいち自分の中で盛り上がっていなかった。

 

何故かと言えばシナリオが読めてしまうからである。

 

人気キャラがなんのかんので勝ってしまう試合が続き、こっちも「あーニンジャっすか。人気あるし勝つね」という気持ちで読んでたら、その通りになってしまう。当然のごとく、人気の無い超人は負ける。まあ、試合自体は魅せてくれるし面白いんだけどね。サプライズがない。

 

別に『キン肉マン』に限らず、人気あるキャラは読者の声援に応えるように、本編での活躍も比例して上がっていく。それが悪いとも思いませんけど、シナリオが読めてしまう。ドキドキやワクワクがどんどん無くなってしまうのも事実である。キャラの人気というのは本編の待遇をも変える。

50巻はスゲーよ!

『キン肉マン』50巻は魔界のプリンス、アシュラマンが満を持しての登場。

 

10

アシュラマン

 

圧倒的オーラである。

登場から強者のオーラが滲み出ている。

 

凄まじい存在感と立ち振る舞い。悪魔超人界の最高傑作というのも頷ける。格闘技やプロレスでいえば、入場シーンから魅せるようなものです。このゾクゾクする入場シーンはアシュラマンでなければ醸し出せないでしょう。

 

 

察し…

 

もはや登場シーンだけで、アシュラマンの勝ちだと私は予想しましたね。確かに相手も今までの完璧超人始祖とは一味違う大物っぷり。今まで出た完璧超人の中でも一際格の違いがある。最も完璧超人として完成しているというか、威厳が半端ない。しかし、アシュラマンだしな。勝つだろうな…と、思ったものです。

 

また、試合に入るまでのアングルのつけ方、煽りの上手さもなかなかどうしてよ。相手はパーフェクト・シックス、ジャスティスマン。実はただ2人は戦うわけではない。物凄い因縁があったのだ。

 

11

古来から因縁があった

 

なんでも魔界に飾られている腕無しの像ミロスマンは、ジャスティスマンの弟子であり、アシュラマンの遥か先祖の手にかかり両腕を奪われたのだとか。

 

アシュラ一族、及び魔界の超人はもともとは普通の超人と同じ2本の腕しかなかった。ミロスマンの両腕を奪ったことでアシュラ一族は繁栄したのでした。まあ、アシュラ一族ってクモの化身だった気がしましたが。

 

こうして、アシュラマンの腕は先祖がミロスマンから奪ったものだと新たなに明示された事で試合は、ただの悪魔六騎士VS完璧超人始祖としてでなく、アシュラマンVSジャスティスマンの戦いの意味合いが高まります。

 

サラッとここまで2人の因縁と戦う運命を上手に煽ってくれます。

これはただの試合でない。宿命の戦いなのだ、と。

俄然、試合への期待値は増す。

 

そしてゴング。あのアシュラマンがまったく歯が立たない。とはいえな、最初は歯が立たずに負けてるも、最後には逆転するっつーのが王道バトル漫画ですしね。おすし。

 

むしろ、最初に劣性のほうが勝つ可能性高いだろと安心してみてました。何より、アシュラマンの代名詞である阿修羅バスターをまだ使っていなかった点。んで、腕をどんどんもげていくも、アシュラマンは勝つ糸口を見つける。

 

きさまの知らない…

現代の悪魔超人の…

真の恐怖を知ることになるだろう―っ!

 

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アシュラマン反撃の時来たる

 

カッケー!

 

スプリングマン、スニゲーター、ミスターカーメン、プラネットマン、ステカセキング、アトランティス…完璧超人との闘いで死んでいった悪魔超人の腕を生やす。どういうわけか、魔雲天の腕だけありません。魔雲天が生きてる可能性が微粒子レベルで存在する?

 

この時点で、アシュラマンが勝つだろうという予想は、自信から確信に変わりましたね。

 

しかもこれは以前に見せた死んだ超人の腕を生やすというもの。あの時は正義超人の腕を生やし、カメハメハの腕が勝手に動いて反乱した事で敗れる結果になりました。しかし、今回は仲間の悪魔超人の腕である。勝手に動くも、もちろん反乱などしない。

 


勝つためのソリューションは全て揃っている
。『キン肉マン』という作品の最大の魅力は王道展開の熱量に尽きるでしょう。キン肉マンが強敵に大苦戦した末に友情パワーでパワーアップして最後にキン肉バスターという必殺技で決める。

 

今のアシュラマンにはこれが揃っている。死んでいた悪魔の仲間の腕を生やし、悪魔にだって友情パワーがある所を見せる。何より、アシュラマンの代名詞ともいえる必殺技阿修羅バスターをここまで使っていない。アシュラマン勝利の方程式が簡単に導き出せますね。

 

そして満を持して阿修羅バスターが炸裂

 

…勝ったな。

 

この勝負、アシュラマンの勝ちだ。まさに『炎のキン肉マン』のごとし、愛する友の眼差しが倒れるたび傷つくたび俺を強くするという逆転の流れ。疑いなく、アシュラマンの勝利を確信して読んだ結果。

 

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アシュラマン敗北

 

( ゚д゚)マジかよ…

 

 

まさかの結果にビックリ仰天である。

あのアシュラマンが敗けた…。

 

ジャンクマンですら勝ったのに、アシュラマンという大物キャラがカマセ犬になってしまった。まったく及ばなかった。冷静に振り返れば、ジャスティスマンの完勝である。完全屈服である。

 
ここでアシュラマンが歯が立たずに惨敗したのはビックリ仰天です。いい意味で裏切ってくれた。「アシュラマンだし…勝つだろう」と思ったし、試合の道筋が必殺技を使わないで苦戦し、悪魔の友情パワーを描き、満を持しての必殺技・阿修羅バスターを繰り出す…。その上で、まったく歯が立たなかった

 

すごい試合だった。アシュラマンが一方的にやられただけだけど、その盛り上げ方が凄い。ジャスティスマンの強さを引き立てただけの試合ですけど、ここまで内容の濃いカマセ犬になるバトルはそうそうお目にかかれません。

 

まさに魅せる試合です。

 
ジャスティスマンというキャラの格は一気に跳ね上がった。ここまでの強者ならキン肉マンか悪魔将軍が倒すべきか。アシュラマンを倒した事で、超人血盟同盟のブロッケンやニンジャとも因縁が出来た。

 

だがな、やはり悪魔の友情パワーを出して及ばなかった事を踏まえるとね、次に闘って欲しいのは1人しかいないでしょう。

 

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次にジャスティスマンと戦うべきは1人だ

 

 

悪魔にだって友情はあるんだー!

 

僕達は知っている。

冷静・冷血・冷酷の悪魔にだって友情があることを。グレートを呪いのローラーにぶち込む事を放棄しアシュラマンを助け「苦しい戦いを共に闘ってきたパートナーを見捨てられぬものか」と熱い涙を流した男を。

 

2世で再登場し、家族を失い非業の人生を歩み、誰にも苦しみを理解されず、万太郎に敗れ、将軍とも袂をか分ち、最期には孤独でよれよれでボロボロになった。何もかもを失った孤独なアシュラに「悪魔にだって友情はあるんだぜ」と、優しく手を差し伸べた男がいたことを…、僕達は知っている。

 

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