『スタジオパルプ』Act6
久米田先生が楽園で連載している『スタジオパルプ』。はやくも6話目です。
とはいえコミックが出るのはまだまだ先でしょう。クビを長くして待ちたいと思います。
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『スタジオパルプ』は今までの久米田作品に登場したキャラクターたちがスターシステムのように登場します。売れない役者という形態で。それぞれの面々はほとんど原作キャラのまんまなので嬉しいファンとしてはたまりません。
特に多く登場するのは『かってに改蔵』と『さよなら絶望先生』のキャラクターたち。
改蔵のキャラと絶望のキャラ同士が絡むのは最高すぎるってものでしょう。ファンサービスでもあり新たな可能性でもある。しかし、まあ『かくしごと』といい『スタジオパルプ』といい…久米田先生の集大成感がありますね。
『スタジオパルプ』Act6
今回は、我らの加賀愛にスポットが当たっておりました。
加賀愛大好きとして今回スポットが当たったのは控えめに言って最高でしたね。 pic.twitter.com/WBSZtYGsxI
— 山田 (@yamakamu) 2016年11月3日
当サイト「ヤマカム」は『かってに改蔵』の山田さんのファンサイトとしてスタートしたわけですが、改蔵終了後は『さよなら絶望先生』の加賀愛のファンサイトに転身して、『ニセコイ』の小野寺さんのファンサイトになるという紆余曲折がありました。そんなわけで(どんなわけだ?)…加賀愛には特別思い入れがあります。
『スタジオパルプ』で加賀愛のお仕事は映画製作会社のクレーム処理の部署。
今回は問題を起こした役者の出演部分を消したり代わりの役者を探したり…とこれぞ加賀愛って感じの役どころでした。加賀愛といえば謝罪ですしおすし。
絶妙のお辞儀である。もうはや造形美といっていいでしょう。 pic.twitter.com/vRGVG1aG6p
— 山田 (@yamakamu) 2016年11月3日
絶妙なお辞儀である。角度といい姿勢といい。
こと謝罪に関しては加賀愛の右に出る者はいませんね。可愛い。ただ左目の下の泣きボクロを描き忘れています!
加賀愛の謝罪っぷりは芸術的といっていいレベルですな。今回のエピソードは加害妄想というよりも、普通に罪の意識って感じでした。いやどう見ても加害者です。加害妄想でもなんでもない。
だってさ…お話は、加賀愛が問題を起こした役者の代わりを探すというもの。白羽の矢が立ったのは改蔵でした。問題を起こした役者(地丹)に代わって芸能活動するかと思いきや代役とは、代わりに牢獄に入ることでした…。
代役って身代わりの事かよ
このストーリー回しはなかなかどうして。笑えました。
改蔵(高橋)は売れない役者なので不祥事起こした役者さんの代役をすることもラッキーだと思いノリノリで引き受けたのですが、実際の代役は不祥事起こした役者に変わって違う意味の代役だったのです。
代役という名の「代わりに(懲)役を務める人」。
罪もない人を牢獄にぶち込んでしまいひたすら謝る加賀愛。これは加害妄想でもなんでもない。普通に加害者です。これが業界の慣例…芸能界って怖い。それにしても『改蔵』の部長と『絶望』の加賀愛が絡んで会話してるのは久米田ファンにはたまりませんね。
大物俳優(?)地丹の代わりに牢獄にブチこまれた改蔵は羽美ちゃんと出会い脱出します。オチは地丹。うむ。改蔵、羽美ちゃん、部長、地丹の4人で話を転がしていますね。これさ、もう完全に『かってに改蔵』だよね!ゲスト絶望少女で。前回の動物愛護回も小節あびるがゲストで改蔵だったし…。
もうこれ完全に『かってに改蔵』じゃん。改蔵にゲストで絶望少女が出て来るって形態になってる…。 pic.twitter.com/Z4OxojkHDW
— 山田 (@yamakamu) 2016年11月3日
気づけば『スタジオパルプ』が『かってに改蔵』になっていたでござるの巻き。
具体的に4話辺りから改蔵になってたけどさ。今では完全に改蔵です。それほどに羽美(小林)ちゃんが強烈なキャラともいえる。羽美ちゃんとセットで改蔵、んで地丹。『スタジオパルプ』に羽美ちゃんが登場した時から、この流れになるのは必然だったのかもしれません。
『かってに改蔵』にゲストで絶望少女が登場する…となっているので、今後は羽美ちゃんと木津千里が混じったらどうなるかはちょっと気になるところですね。往年の改蔵ファンにはたまらない『スタジオパルプ』。現代に蘇った新『かってに改蔵』ともいえます。その証拠にほら…。
どー見ても『かってに改蔵』です。
ついに主人公1コマしか登場しなかった!
最近は改蔵の横にいただけで存在に疑問符がありましたが、今回はとうとうに1コマ1台詞「ねぇ」のみの登場となってしまいました。(存在意義が)もうないじゃん!むしろ役者丸ひろ子いたの?って感じだし。
とっくに、いてもいなくてもよくなっている。
いよいよ主人公が消える可能性も出てきてしまいましたが、もうこっちは『かってに改蔵2』として『スタジオパルプ』を読んでるので主人公を改蔵に交代してもいいですけどね…。既に交代してるともいえる。今回も面白かったです。まる。
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白泉社
コメント
単行本になるのはあと何年後になるのやら
久米田先生、やっぱりラブコメはきついようで
それはそうとヤマカムさんいまだに加賀ちゃんが好きだとは..お気持ちはわかります、うん
加害妄想と加賀愛妄想がコラボした素敵な記事ですね
単行本はいつ出るのか
きになること。act8に(一応)主人公の役者丸ひろ子がひとこまもいない。そして、キャスティング担当(藤吉さん。中の人が亡くなっている)なのに高橋の存在を知らない(誰よ?と尋ねている)。部長に「共演していることが夢」と言われる。最後は夢オチなのだけれど、部長が白衣を着て脳波を録ってる。これは、たぶん、伏線です。最終回全員夢オチ、ということか、精神科オチか…。
余談。はまり役の回で佐々木(糸式望)の後ろの黒板にはたくさんの相合い傘にかが、加賀、愛と書かれています。