『楽園 Le Paradis』第27号の感想!

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楽園 Le Paradis 第27号

 

『楽園 Le Paradis』第27号読了。

連載作品がけっこう終わり、紙面は新たに心機一転しているというのが個人的感想。あ、久米田先生の『スタジオパルプ』は休載です。

 

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それではピックアップ感想。

『楽園Le Paradis』27号感想

メジロバナの咲(中村明日美子)

11

 

まだ始まって2話ですが、既にめちゃんこ続き楽しみ!

 

自分の中で、中村明日美子先生って爆弾を仕掛けて爆破させる系作家なんですよ(何のこっちゃ)。人を選ぶというか、とんがった作品が特徴的だったと思うんですよ。そんな氏の前作『君曜日』は衝撃的でした。超独特な作風だったのが、純度100%の少女漫画を描くという。

 

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例えるならプロレスラー・中邑真輔の逆バージョン。親日にいた頃は正統派プロレスラーだったのに、アメリカ(WWE)行って怪しいめちゃんこ怪しい東洋人になってしまったみたいな。その逆である。

 

ヤベー作品からの正統派路線のギャップにビビったわけですが、この新作『メジロバナの咲』はどう形容すべきだろうか。底抜けに明るい女の子と無表情系女子の百合作品になると思われ。まだ始まったばかりで、どう転ぶか定かでないものの「怪しい匂い」(黒・明日美子)と「爽やかな匂い」(白・明日美子)の2つを同時に味わえる。

 

白なのか黒なのか合わせて灰色なのか。今後が楽しみです。はい。

『微熱空間』(蒼樹うめ)

12

え?

 

( ゚Д゚)ハァー?

 

ちょ、ちょっと待ってくれ。その何事もなかったかのような台詞と態度は何なんだってばよ!?前回の亜麻音お姉ちゃんの「ドアくぐると家族だから…」という超スーパーデリシャスファインプレー後の反応である。

 

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あれはイコールで、もう弟くんとして見られない!異性としての男であるってことではなかったんですか?なかったんですか?(大事な事なので2回言いました)

 

あまりにあんまりなお姉ちゃんの反応にキレかけたものの、待て。慌てるな。ウメテンテーの罠だ!扉絵といい悩める難しいお姉ちゃんの図が垣間見えるのは外せない。作中でもずっと目の下に「////」が入ってるのは見逃せません。赤面じゃないぞコレ。

 

これはお姉ちゃんも「一睡もできなかった」の現れでしょう。

実際、寝付けなかったろ述べてます。なんで寝れなかったといえばね(ニヤニヤ)。

 

そんなこんなで、ダウブルデート(?)編へ続くのである。

どうなってしまうんだこの姉弟は…?

モコ・前編(宇仁田ゆみ)

13

モコ

 

うわっ…この人間関係面倒くさすぎぃっ!?

 

宇仁田先生の新作は恋する女の子の話である。ただ、恋している相手が親友で同性の女の子というもの。簡単に人間関係を説明すれば以下のようになる。

 

主人公(♀) → 親友(♀) → 親友の幼馴染(♂)

 

とても面倒くさい人間関係です。なんとなく話の流れから好きな人の幼馴染(♂)が主人公に…という気がするが、まだ分からんのでどう収集するのだろうか。絶妙なところで続くので、後半を楽しみに待ちたい次第なり。

プレパラート・後半(シギサワカヤ)

14

 

 

ひえぇ…。

 

シギサワカヤ作品というのはこの短編の題名「プレパラート」としか言いようがないというか。観察する標本のようであったというか。心をザワザワさせることに定評があったんですよ。

 

それはそれは、男女が好きだとか愛してるだとかで、寝る話を濃厚に純度200%で描いたものです。好き同士故に坂道を転がり落ちるようなSAN値をガツガツ削る作家ナンバーワンだったわけですよ。

 

今作「プレパラート」はそういう部分抜きで、それでいてシギサワカヤ純度が濃厚だったと思う。男と女の面倒くさい話でなく、ただの女と女の友情の話。そこに恋愛的なものは一切ないのに、ドロリと濃度高いダメージを食らう仕様なのが見事すぎる。

 

高校時代に一時期仲良かった子と再会してまた仲良くなる話というだけだが「ああ、面倒くさいな」と。人と人の本質だなと。

 

突き詰めれば、シギサワカヤ作品とはセックスしてからベッドでタバコでも吸いながらダベるシーンこそメインであり、今作はそこをピンポイントに焦点を得てたような女同士の他愛もないないながらも心の底に触れるディープな会話が本質であった。傑作や。

14歳の恋(水谷フーカ)

15

ごめん彼方

 

 

うわぁぁぁぁぁ!?

 

彼方のスケート楽しみでケガしちゃったので予定狂っちゃった、2人きりで話して謝りたい…という可愛らしい微笑ましいい流れからの一転である。なんだこれ!?

 

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気づけば、ストーリーものの連載で楽園最長となった『14歳の恋』であるが、これはもう物語を畳に来ているといことであろうか。和樹が引っ越すことに。それも長崎である。隠れてイチャイチャするメイン2人も否が応でも変化が訪れてしまった。

 

どうなっちゃうんだってばよ!?

それにしても水谷フーカ先生の作風は背景無しで2人きりのカットを丸々1ページ使い、そこは2人だけの世界ですよって表現が特徴的だったのに、今回のラストには黒枠できっちり背景を描く、そこは2人しかいないけどどうしようもない世界はありますよって表現であった。

 

この世界では何が起きても2人きり…ではなく!

この世界では当人にはどうしようもなく動く中での2人きり…である!

 

世界は2人きりのものでなかったかのような演出が絶望感を増し増しにしている。果たしてどうなってしまうのだろうか。最後はどうか幸せな記憶を!

 

コメント

  1. 匿名 より:

    蒼樹絵は大して好きじゃなかったのに、これは陥落しそう……

  2. 匿名 より:

    微熱空間 セリフにハートマークがついてるじゃないですか。早く読みたい!電子配信、遅いぞ!!

  3. 匿名 より:

    迂闊のわしゃわしゃわしゃの感覚が分かるようなわからないような感じなので誰か解説してください

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