『君曜日』が載ってねぇ…。
あれ?
ひょっとして前回のアコちゃんが恋心を自覚してお終いなの?
それとも休載なのだろうか。
『楽園くん』は掲載されているので気になる。
つーわけで、『楽園Le Paradis』19号を読了。
ネタバレ有りなのでコミック派は注意なり。
※「マンガPark」なら白泉社系作品無料で読めます。
ピックアップ感想
『スタジオパルプ』(久米田康治)
口ゲンカ
「役者として生きるのはスタントマンだ」→「地味に痛いアクションクラブ」→「君かわいい子してるね。声優にならないか(宮○駿)」→「ここで経験を積めば、口ゲンカで長淵剛をKO出来るかな」→「口ゲンカ最強」→ちゅーした(拳と拳を交えるのでなく、口と口を交える真の口ゲンカ)→そうか、口喧嘩とはキスのことだったのか
という芸術流れで、改蔵…もとい高橋と口ゲンカを何度も交え、戦った者同士が芽生える友情(?)を知り一緒に住むようになってしまった。
なにこのラブコメ!
なるほど、恋愛コミックの名に恥じない作風ですね。分かります。
一つ気になったのは、羽美ちゃん…じゃなくて小林はこのまま引き下がるのだろうか。小林なら猟奇的なキスを私にして最後まで離さないでって感じで、ゲスの極み乙女っぷりを発揮しそうなんですけど。
『君にしか教えない』(志摩時緒)
君にしか教えない
教師と生徒かよ!
いきなり男女の関係から始まったら、その正体は幼なじみでありながら、教師と生徒であった。しかも両者がはじめてじゃない。
なんだ!このただれた関係は!そこへ彼女の詩織も投下されて、とんでもない人間関係の予感をビシビシと感じてしまいます。
しかし、学校で明里ちゃんと喋ってるメガネ教師はどう見ても…。その後の、原先生と高梨先生って…。
どう考えてもね、前作「あまあま」の2人だよね。
高梨先生って事は神崎さんは結婚して高梨性になったのか、高梨くん自信が男子生徒から「保健室の天使」と呼ばれているのか。
高梨くんなら男子高校生に天使と呼ばれても不思議ではない女子力だったからあり得るから困ります。
『東京No Vacancy』(犬上すくね)
前作がベッドインから開始されたのに比べると、今作は据え膳をちゃぶ台返ししおった。気になった点は高校時代に付き合った彼女かな。
顔隠してたのは意味深である。実は泊めてくれた女性がストレートに実は高校時代の彼女でしたって王道展開なオチなのか、まったく関係ないのか。
それはそうと主人公は、「高校時代の俺よ、32歳の今の俺は、きれーな見ず知らずのお姉ちゃんの家に泊まって、あまつさえ何もせずに、ひと晩過ごす境地にまで辿りついたぞ」と哀愁漂った男の顔をしていたと思う。
同時に、男として色々と終わった瞬間でもあった。なんか、男としてかっこいい的な演出で誤魔化してるけど、中年にかぎりなく近い肉体の衰えを感じ始めた微妙な年頃臭が半端なかったです。
『微熱空間』(青樹うめ)
微熱空間
おいおいおい!前回のアノ引きから、スカされた気分なんですけど!
親の再婚で同じ年の弟が出来た、「何よ!弟のくせに…」って弟を男と認識した、そこから女友達の視点の百合百合しいエピソード。
おあずけ食らった犬の心境ですよ。
まあこれはこれで美味しいんですが。
あと、「でもっ…注意した時…」(思い出し赤面)はなかなかどうして。可愛かった。
前回から日にちが経過したようなので、家でどんな姉弟仲なのか考えただけで頬がおニヤけしちゃいます。
さらに次回への期待値を跳ね上がらせたのは説明不要であろう。ラストの「彼女ができた説あり得るのかなぁ…(もやもやもや)」ですからね。郁乃め、いい仕事しおった。我々はパブロフの犬のような心境で次回を待ちたいと思います。
『14歳の恋』(水谷フーカ)
14歳の恋
反則だと思いました。
実は制服が一番似合う、もとい…一番我々の心の琴線にクリティカルヒットするのは妙齢な女性が着た時なのではないだろうか。かの『めぞん一刻』でも響子さんが制服を着た時には、我々は無条件降伏するしかなかったしね。
日野原先生の弱みを握ったり…と、シタリ顔で登場して、あまりの可愛さに撃沈してしまった長井によろしく、ただただ無理して着る制服は尊いのだ。
思えば遠くへ来てしまったものだ。最初こそ思春期男子を惑わす魔性の女として登場した日野原先生ですけど、今では見る影もありません。
だがそれがいい。長井を惑わすだけで終わらず、自らも惑わされてしまうというメダパニ状況になってしまっている。今回のラストとか何だよ!最高かよ!読者的にはご褒美に他ならない。
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