『もぐささん』第88話「日常ともぐささん」
第一部完――。
ええぇぇぇ!?
『もぐささん』第一部完とかどういう意味?
普通に終わってしまったんですが…。
前回ついにもぐささんと小口くんが結ばれたじゃん。
清々しい青春があったじゃん。
これからが本当の『もぐささん』のはじまりだなと思ったものですけど…そのまま終わっちゃうのかよ!
むしろ付き合ってからがニヤニヤ展開のスタートだろうが!
「第一部完」ということですので、そのうち続編がありそうですけど。
良い最終回だった
『もぐささん』は百草さんのステルス食いを楽しんだり、もぐもぐ食べる可愛さを味わうものでした。
百草さんの可愛い姿を語り手の小口くんのフィルターを通して観察するって感じだったからね。それが付き合えば、フィルターが色眼鏡ですから!もぐささんの可愛さをさらに味わい深くする事でしょう。
付き合い出した2人
最高かよ!
もぐささんのステルス食いに気づき、見てると目が合ってお互いが赤面するの図である。
赤面っぷりが一段高まっているね。今まではステルス食いを見られて「恥ずかしい」だったのが、今では「好きな人に見られて恥ずかしい」ですからね。恥ずかしさの相乗効果でこっちの頬までニヤニヤと緩むよ。
この2人は見ていて和むじゃないですか。
いやぁ~付き合い始めのカップルって本当にいいものですねぇ(水野晴郎風にしみじみと)。初々しさとこそばゆさがまぶし過ぎるぜ。
2人の初デートは学校帰りにメロンパンアイスを食べに行くである。微笑ましいですなぁ。やっぱり食べに行くですね。『もぐささん』という作品と醍醐味です。
おいしい
めったくそ可愛いな!
見て下さいよ!食べ物が美味しくて幸せ、小口くんと一緒で幸せのダブル「幸せ」役満の表情を!もぐもぐ可愛いの真髄ですよ。
まさか最期に自己ベストの可愛さを叩きすとはね。さすが百草さんです。もう2人は「食べ友」じゃないですからね。友達じゃなくてカップルだから。「食べ恋」の中だから!
その証拠に通りすがりの子供に「カップルだ~」と指をさされれば、空気は一気に桃色ワールドです。2人とも意識して大赤面。読んでるこっちも大赤面。お互い意識してギクシャクです。
そ・し・て・!
ニヤニヤ
初々しいな!おい!
手がちょこんと触れちゃって「ご…ごめん」「いえ」である。これぞラブコメ。
これぞ青春ですよ。お互い照れ照れになった超初々しいふたり。
ヤンジャンとは思えない健全な恋愛進行度を見せてくれますね。ヤンジャンの恋愛ものってラストは朝チュンじゃないですか(決めつけ)。キスすらしなかったのは、ある意味偉業なのかもしれません。
百草さんの「ホントにありがとう。その好きになってくれて」にハートを撃ち抜かれましたね。食い意地やおなか鳴るのをなおしたいと言うけど、百草さんはそのままでいいんです。
小口くんの心情はそのまんま読者の声ですよ!
小口くんの心情
「百草さんはずっとこのままでいいと思う」
「その食い意地はすごくかわいくて」
「そして、オレは大好きだから」(←重要)
この時、小口くんと私の瞬間シンクロ率が最大…いや同化しましたね。
また、この心情って1話「小口くんと百草さん」で2人が知り合った時を踏襲してるよね。
あの時は「その食い意地はすごくかわいいと思うんだ」で終わったけど。
最終回は「そして、オレは大好きだから」と続くわけです。百草さんの食い意地が「かわいい」そのままで「大好き」が加わったのである。最高かよ!
んで、ラストは小口食堂で「バクダンからあげ定食ダブル」というね。
素晴らしい。とっても素晴らしい。2人の関係は「バクダンからあげ定食ダブル」で始まったわけですから。ラストに百草さんが食するのも当然っちゃ当然の流れではある。
小口食堂の「バクダンからあげ定食ダブル」ではじまり、「バクダンからあげ定食ダブル」で終わる。
活目すべきはご飯の量ですかね。明らかに1話よりも特盛りになっている。
『もぐささん』はご飯を食べる百草さんを愛でて楽しむものですから。百草さんが食べる姿は幸せじゃん。ご飯の量が特盛りになっていたのはそのまんま幸福度が増してるようなものですよ!
まとめると、小口くんは百草さんがかわいいに「大好き」が加わって「幸福度が特盛り」って最終回だったね。
またね、食べてる最中で終わったのもいい。
この漫画は百草さんが美味しそうに食べてる姿と、食べ終わった後のリアクションを楽しものですから。食べ終わらなかったのはずーっともぐもぐ可愛い余韻が残る。まる。
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