『かぐや様は告らせたい』43話 かぐやたちは贈りたい
いよいよ迎えた白銀の誕生祭!9月9日にかぐや様たったひとりで祝うための決戦が開始されるのであった。
『ドラゴンボールZ』でいえばたったひとりでフリーザに挑んだ孫悟空の父・バーダックみたいなものです。あえてサブタイをつけるなら「たったひとりの最終決戦〜白銀誕生日に挑んだ恋戦士~」である。って、冷静に考えてみればそんなかっこ良いものでも無いな。
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白銀はかぐや様だけに誕生日を祝って貰いたいと勘違いし、ウキウキ気分でかぐや様は準備に取り掛かります。ウエディングケーキ並の特注ケーキを用意する主人に早坂さんはドン引きです。「重い」「超引く」「超恥ずかしい」と。愛が重い。
あと、早坂さんは「私の主人はもう駄目かもしれない」って言ってますけど、かぐや様は随分前から駄目だったと思います。とっくに手の施しようがない。手遅れです。
かぐや様はアホ可愛い
アホ…この私が…?
今更である。
どう見てもアホです。控えめに言ってもアホです。しかし、我々の業界ではこうも言うのです。「アホな娘ほど可愛い」とね。ある意味、最大限の褒め言葉です。むしろかぐや様から「アホ可愛い」を取ったらなにが残るというのだろうか。
ふふふふ。
圧倒的じゃないか!我がはぐや様のアホな子っぷりは!
アホバージョン(?)のかぐや様も大変お可愛いじゃんか。プーアル顔であろとそのお可愛さに一片の曇りも無し。ヤムチャ様ー!じゃないて!かぐや様ー!まあ、ヤムチャ並の自爆をするんですがね。って、ヤムチャは自爆したわけじゃない。自爆食らった側だけど。
アホゆえにお可愛いかぐや様でしたが、用意したケーキがウエディングケーキクラスだったことに気付き我に返ります。そのまま脳内会議ならぬ、脳内裁判がはじまるのであった。頭脳(内)戦、開廷―!!
頭脳(内)戦開廷
ふむ。我に返って冷静になっても、やっぱりかぐや様はアホの子だった!
そんなわけで、白銀のために用意した誕生日ケーキの愛が重すぎることについて、脳内で「氷のかぐや姫」(検察官)VS「アホのかぐや様」(弁護人)の対決がはじまるのだった。カーン!(ゴングの音)
氷のかぐや姫に主張はこうだ。
私たちの目的を忘れたの?
白銀御行から告白させて、あの男を精神の根底から屈服させる。
それが私たちの願いでしょ
これには被告人のかぐや様も納得しかけますが、対するアホのかぐや様は白銀を悦ばせようとしていることにズバリと言います。
好きだからでしょ…?会長の事
今更である。
そんなもの読者は1話からとっくに気付いとるわ!がしかし!しかしである。被告人のかぐや様は頑なに認めません。認めたら負けなのがかぐや様なのだ。
畳み掛けるようにアホのかぐや様から「会長の喜んでる顔が見たいでしょ?」「お話し出来たら嬉しいでしょ?」と言われて丸め込まれそうに…。その時のかぐや様も文句無しでお可愛かった。
これはアホのかぐや様の勝利かと思いきや、氷のかぐや姫も四宮家の人間として人を使う従えるのが家訓と説き伏せます。そこまでは良いのですが、次の氷のかぐや姫の台詞はビックリですね。
確かに白銀御行という男は優秀で私も若い女ですので
本能的に彼の肉欲を求めてしまうのは認めましょう
おい!聞いたか?
つまり…氷のかぐや姫はとてもエッチな娘ってことか!?
まさか、無表情で心を閉ざしている氷のかぐや姫の中に、こんな秘めたエッチな娘属性が潜んでいようとは…。今までの氷のかぐや姫の認識を改めねばならんな!って、冷静に考えてみれば今のかぐや様の脳内の出来事だった。
いやはやそれにしてもね。『かぐや様は告らせたい』の面白さってキャラ同士の漫才会話応酬劇が大部分を占めてましたが。まさかの、かぐや様ひとり劇場である。ちゃんと面白いし。『かぐや様は告らせたい』はかぐや様がひとり要れば成立してしまう可能性が微粒子レベルで存在する。
氷VSアホ(ひとりです)
ちと気になったのは父親の存在を脳内闘争に出したことかな。
というのも、かぐや様は「四宮家」でもかなり特殊な存在だった様子が描かれてましたし。私は、妾の子かなって思ったりもしたし。
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今回の脳内頭脳戦で分かったことは、仮にかぐや様が白銀と突き合うことになったとしても父親が許さないってことでしょう。父に逆らう策はありそうですが、あくまでも白銀とのあれこれは「火遊び程度」というのは引っかかりますね。
おそらく、かぐや様は父親に結婚相手も決められてるくさいです。ま、それを打破するのが花火大会同様に白銀のお仕事なんでしょうけどね。かぐや様自身も逆らう気ありそうだし。描かれるのは終盤でしょうかね。
幼女かぐや様
裁判長として現れた幼女・かぐやちゃんにも触れておこう。
少なくとも小学生時代には、心を閉ざした氷のかぐや姫状態でした。それを踏まえて、今回、具現化した幼女のかぐやちゃんはいつぐらいなのか気になりました。って、そんなことはどうでもいいですね。
幼女のかぐやちゃんペロペロ!
それだけを胸に秘めときゃいいんです。とてもお可愛いかぐや様(幼)でしたね。
そして脳内会議の結果、今のかぐや様が自分で考えろという身も蓋もない解答が出るのであった。出した答えは妥協案であるものの、かぐや様は「恥ずかしい、でも祝いたい」の全てがありましたね。
かぐや様お可愛すぎ
本日の勝敗、かぐやたちの勝利
ラストのかぐや様はヘブンに達したかのようだった。控えめに見てもエロかった。逝っちゃったかのようだった。勇気をありったけ乗せて、尚且つ、ギリギリの強要範囲内での白銀への誕生日おめでとうでした。
白銀誕生日の死闘に全てを出し尽くしたかぐや様は、ウソのようにエロかった。マジで。しかし、本日の勝敗はどう見ても白銀のひとり勝ちでしょ。それにしても、3話の「白銀誕生日」シリーズはかぐや様分を補充できた。生き返るわー!
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コメント
どのかぐや様も会長大好きオーラ出しまくってるのに
頑なに認めない本人よ……
しかし4巻でもネタになってましたが、天才たちや頭脳戦の看板は完全にどっかに吹っ飛んでいきましたね
肉欲ちゃう、肉体や
どうしてかぐや様のお可愛さは毎週毎週こうもやすやすと記録更新されていくのか
謎である
読者「お可愛い奴め!」
あと喜んでる白銀もおかわわわだった
早坂さんいつも苦労してるけど楽しそうにも見えた
でも、今回のオチには流石に同情した
早坂さん以外の従業員も白銀さんの事情分かってんだから手伝って貰えばええのに
思いがけず祝って貰えた会長がお可愛かったですね。
この作品は女性キャラの魅力に頼ってばかりで無く
男性キャラもまたお可愛く憎めないのがいいですよね。
今回もとても美味しゅうございました。