新連載『ふれるときこえる』
週刊少年サンデー4・5号から本名ワコウ先生の新連載『ふれるときこえる』が連載開始されました。
正直に告白すれば週刊少年サンデーで本名ワコウ先生の新連載と聞いても「う~ん…」と思ったもの。というのも、前作『ノゾキミ』がね。いや普通に面白かったんだけどさ。
可愛い女の子のちょっとえっちぃ描写は大好きだったけど、ようは『ノ・ゾ・キ・ア・ナ』を少年誌向けにリメイクした内容でした。この手のラブコメは重要な役割で大好物だったけど、やっぱり『ノ・ゾ・キ・ア・ナ』と比べてしまうんですよね。
『ノ・ゾ・キ・ア・ナ』は凄かったからね。色々と。「見せたい」&「見られたくない」の駆け引き、スリルと背徳感が満載でドキドキしたものです。
『ノゾ×キミ』も同じように覗くんだけど、少年誌のせいでラッキースケベ程度を覗くだけだったから。
いや嬉しいし眼福だったけどさ。
『ノ・ゾ・キ・ア・ナ』のガチンコ覗き愛(誤字ではない)と比較しちゃうと何枚も落ちる。やっぱ本名ワコウ先生は濡れ場がなきゃ!少年誌は向いてないのではないだろうか…そんな風に考えてた時期がオレにもありました。ズバリ最高だった!
新連載良いよ
結川美桜(15)
ヒロインが良いね。
大変素晴らしい。
長い黒髪をきちんと揃え、清楚かつ凜とした佇まいで可憐で明るい少女です。
性格も優しくて非の打ち所が無いね。トリプル役満です!王道ヒロインと呼ぶに相応しいね。これぞ正統派って感じです。完璧なヒロインじゃん!結川美桜…一部の隙も無いな。隙は無いが好きすぎる!
見えるよ、ララァ…。見えるよ、サンデーヒロイン史の伝説になる姿が。僕にも見える。レジェンドになりそうな魅力が満載である。唯川超可愛いじゃんか。1話にして殿堂入りかよ(俺の中で)。主人公・泉澤操とのドキドキする甘酸っぱい関係も素晴らしい。
これが青春だよ
顔を近づけられてドキッとしたのに始まり、親しげなボディタッチ、目が合えば「ハッ」て照れちゃったり、中学時代を振り返りながら楽しかったと感慨深く言い出したりね。
これぞラブコメ!これぞ青春である!
見てるこっちが、小っ恥ずかしくなるほどの青春ラブコメっぷり。
初々しいな、おい!
しかもだよ。中学時代からの親友・白瀬巧海も2人の仲を応援してるわけ。主人公の気持ちに気付いて「うまくいくといいな、この二人…」とか思っちゃってるわけですよ。オーケー!白瀬くんの心意気に答えようじゃないか!正統派ヒロイン結川美桜とのドキドキする甘酸っぱい青春ラブコメはじまる\(゚∀゚)/よー!
?????
「大好き…白瀬くん…」
は?(威圧)
はじまらなかった!
正統派ヒロインかと思った結川美桜は親友の白瀬くんのほうが好きだったようだ。1話目で主人公が失恋してしまった。そもそもメインヒロインでもなかった。
一体いつからメインヒロインと錯覚していた?…何…だと…?ダミーかよ!トキメイたのに詐欺に合った気分ですよ。
って、メインヒロインこっちかよ!
こっち
…え。これがメインヒロイン…(震え)
冴えない彼女の育て方も出来ないよ!怪しい彼女だよ!
長永さとり…普通に不気味なんですけど。
そんなバカな…。
正統派ヒロイン結川美桜ちゃんペロペローって浮かれ気分だったのに谷底へ落とされた気分なんだけど。ここはあざとさがものを言う二次元ワールドだぜ?
ないわー!
あり得ない事が起きてる。こっちをメインヒロインに選ぶなんて無いだろ常考。ドラクエ5でビアンカとフローラのどっちと結婚するか選ぶ時にルドマンを選ぶくらい無いっすわ。ふぇぇぇぇぇんですよ。ラブコメのヒロインってのは乾いた我らの心を潤してくれる存在なわけですよ。長永さとりから潤いは得られないっす。はい、解散解散!
長永さとり
集結セヨ。
すいませんでした!
長永さとりを舐めてました。
ペロペロでした!
なるほどなー。素顔は美少女でしたってわけか。ほうこれはなかなかどうして。長永さとりもまた逸材な予感!あ、なんで片思いの子の気持ちが分かってしまうかといえば、タイトル通り『ふれるときこえる』からである。
そうかタイトルの意味は触れると(心の声が)聞こえるって事か。
この前始まった『天野めぐみはスキだらけ!』といい秀逸なタイトルだ。
うむ。『ふれるときこえる』は素晴らしいのではないだろう。
たった1話で人間関係を上手に描いて物語的にも盛り上がる引きだった。
こういう愛情が横滑りする恋愛模様も良いね。1話の時点で以下のようになったわけだけど。
長永さとり → 泉澤操 → 結川美桜 → 白瀬巧海
流しそうめんかよ!三角関係を超える四角関係である。
恋の一方通行だよ。野球で言えば全員が投手。誰も投げる気持ちを受け止めてくれないんだけど。捕手がどうなるか楽しみです。この恋愛模様の行方は期待大である。
しっかし…なんだ!サンデーのラブコメ攻勢は!『初恋ゾンビ』『天野めぐみはスキだらけ』そして『ふれるときこえる』と三者三様のラブコメである。サンデーはどうしてしまったのか。そういえば昨年(2015年)サンデー38号で新編集長の声明文で以下のような事が書かれていた。
読者の皆様におかれましては是非、少年サンデー再建の目撃者になってください。この改革の中枢として、新人賞の一次選考・新人作家さんのデビュー読切から大ベテラン作家さんの新連載企画にいたるまで少年サンデーの「漫画」に関わるすべての意思決定は編集長である僕がただ一人で行います。僕の独断と偏見と美意識がすべてです。当然これは、今後の少年サンデーの運命の責任は僕一人が背負うという覚悟の表明でもあります。
(週刊少年サンデー2015年38号「読者の皆様へ」より抜擢)
当時の私は「何言ってんだコイツ…」と思ったものです。どうせダメだろ、と。がしかし!最近のラブコメ攻勢を見るにラブコメのサンデー復活なのではないかと感じましたね。サンデーはラブコメで黄金時代を築いたわけですし。ラブコメ好きとしては小躍りしちゃよ。新編集長を信じ続けてきて良かった!(熱い手のひら返し)
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