ビルだ今開ける…ああ、動きはない
【朗報】ビル生きてた!
前回、部屋でバビマイナと一緒に留守番することになり、冷や汗をかきながら「大丈夫だ。カンタンにはやられんさ」と言ってただけに。クラピカたちが1014号室へ戻って来たら、ビルの死体が転がっているのではないかと心配しましたが、何事もなかったようです。
いやー、良かった良かった。
ビル退場の壮絶な前フリのようにか見えませんでしたからね。
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バビマイナの念能力はカウンタータイプらしいので、攻撃を受けない限りは一応安心なのかな。前任のビンセントが問答無用で襲ってきたので心配しましたが、「状況が変わり任務も変更になった」(364話)と命じられてたのでバビマイナの任務は暗殺でないのか。
ベンジャミンとバルサミルコの会話から察するにバビマイナの任務はクラプカとビルの念能力調査の様子です。カウンタータイプでどうやって念能力を探るのだろうか…。
これからクラピカの元へ第5王子ツベッパの部下マオールが訪問するようなので、この状況下(他の王子や王妃の兵わんさか)で「念獣」についてどこまで情報出すつもりなんやろ。ま、それよりも今回のキモはクロロの登場でしょう!
クロロ登場!
今にも誰か殺しそうだぜ
ここでクロロ登場かよ!
ビックリ仰天ですね。さすが『ハンター×ハンター』だぜ。見事な引きで興奮を隠せません。しかもなにこのクロロの面構え。すっごい落ち込んでる。悲壮感と絶望感が滲み出てて半端じゃない。
船に乗り込んだモブのおっちゃんに「ひでェ顔してるけど」「今にも誰か殺しそうだぜ」と指摘されちゃってるし。
これによって、読者は既に「幻影旅団はヒソカに全滅させられたのか?」「何人か生き残ってるのか?」「シャルナークとコルトピの責任を感じてるのか?(能力借りた)」と色々想像を膨らませられますからね。とにかく面白いことになってきました!
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もともと、幻影旅団はブラックホエール号に乗り込んで盗みを働く計画を立ててました。
357話でクロロとシャルナークが電話でカキンの王族が相当大事なお宝を船内に持ってくる情報があったらしく「それをいただく」と。
王族の相当大事なお宝をGETするマン
カキンの王族って誰を指しているのか。相当大事なお宝って何だろ。
ツェリードニヒは「緋の目」含んで幻影旅団の触手を伸ばすようなコレクション持ってたけど他の王子や王妃だって高価な品持ってそうだしね。それとも壺中卵の儀に使われてる「壺」かな。価値があるかどうかは知らんが。
なんにしても蜘蛛は「王族の誰かが持ってるお宝」目当てにブラックホエール号へ乗り込む計画を立ててました。しかも「久々に全員集合だね」とのことなので幻影旅団全員が船に集合するはず…だったのに!ヒソカの蜘蛛狩りで犠牲に…合掌!
シャルナークとコルトピはヒソカの餌食になり他のメンバーがどうなったのか…。
ヒソカの言った「あと10人」
あと10人…♪
ヒソカがシャルナークとコルトピを狩った後の発言である。
あと10人てちょっとおかしくないか。もともと幻影旅団の人数はクモ12本足と頭で13人でした。パクノダとウボォーギンが亡くなり、ヒソカの代わりにカルト加入だから、つい最近まで11人でしょ。
で、シャルナークとコルトピの2人消えたら残るメンバーは「クロロ」「ノブナガさん」「マチ」「シズク」「フィンクス」「フェイタン」「フランクリン」「ポノレノフ」「カルト」で9人になるはずじゃん。「あと10人」ってひとり多いよね。
ジャンプ掲載時は単純にミスかなと思いましたが、コミック収録になっても「あと10人」のまんまです。という事は作中で描かれていないだけで幻影旅団のメンバーは「NO.9パクノダ」か「NO.11ウボォーギン」の代わりに誰か1人増えているのである。
誰だろ?思いつくとしたらG・I編のアベンガネぐらいだけど…。
アベンガネ
戦闘能力自体はさほど高くないものの希少な「除念師」です。クロロの除念をした後に幻影旅団に能力を買われて勧誘されたとしてもおかしくはないかなぁ。それともまだ見ぬキャラなのか。新規加入した蜘蛛のメンバー気になります。
追記、コメントで以下の指摘を頂きました。
「「あと10人」は絵から判断するに足の本数だけで頭(クロロ)は含めていないので新規加入は1人ではなく2人ではないでしょうか」
また、クラピカはクロロに打ち込んだ鎖が消えたと知ってるはずですよね。
クラピカはクロロの除念を把握してる
140話
もしも奴が…いや、奴に限らず旅団にかけた私の念がはずされた場合、私はそれを知ることができる
クラピカの念能力はちゃんと除念師を想定しており、仮に除念されたとしてもそれを知ることが出来るそうな。つまり、現在のクロロが除念されていることを当然クラピカは把握しているわけです。
とはいえ、もうクラピカは幻影旅団への復讐なんてまったく執着していません。「最優先されるべきは奪われた同胞の一部を取り戻す事」(343話)、「パイロ…オレ旅がようやく始まりそうだよ」(344話)と、仲間の「緋の目」集めしか考えていません。
「緋の目」を集め終わったら自分が何処へ行けばよいのか分からず悩んでるし。
クラピカの頭の中に蜘蛛への復讐は既に無いと思われ。
それにしても、いまだにクルタ族虐殺事件は謎だらけですな。
クルタ族虐殺の事件
謎だらけのクルタ族虐殺の事件
「クラピカ追悼編」によると、クラピカが村から外出した6週間後に全世界に「クルタ族虐殺」の事件が報道されました。新聞では「発見したのは森に迷い込んだという旅の女性」と記され、賊はあの手この手で怒らせ目を赤くしてから、両眼をえぐり取ったそうな。めちゃくちゃ残虐です。
そして賊はメッセージを残していたのでした。
惨殺体のそばには賊が残したと思われるメッセージがあった。
我々は何ものも拒まない。だから我々から何も奪うな。
意味深なクルタ族虐殺事件。引っ掛かるのは第一発見者の「森に迷い込んだという旅の女性」と「賊が残したメッセージ」の2点でしょう。
謎の女性シーラ
迷い込んだ(と報道された)旅の女性ってのは誰なのでしょうか。「クラピカ追悼編」を読むと、意味深に登場して村から意味深に去って行ったシーラが半端なく怪しいです。クルタ族の村を知っていただけに第一発見者の女性というのはシーラなのかと真っ先に考えちゃいます。
シーラ
シーラはクルタ族の村で怪我を負って生き倒れていた所を、クラピカとパイロに発見され介抱してもらいました。シーラに隠れ家と食糧を提供する見返りに、クラピカとパイロは彼女から外の世界のことを教わりました。
特に、シーラがくれたハンターを仕事にしている主人公の冒険活劇「D・ハンター」はクラピカの人生観が変わるほどお気に入り(シーラ自身もこの本をきっかけにプロハンターを目指す)。
彼女に関して謎なのは、足の怪我が治りかけるとまた転んで怪我を何度も繰り返したこと(わざと?村に長期間留まりたかった?)や、クラピカとパイロに別れの挨拶を直接せず、ある日突然置手紙を残して村から去ってしまったことでしょう。
結局、シーラは「クルタ族虐殺の事件」に関係があるのかないのか。第一発見者はシーラだったのか。言動が怪しすぎただけに気になります。
謎のメッセージ
我々は何ものも拒まない
だから我々から何も奪うな
「我々は何ものも拒まない。だから我々から何も奪うな」ってメッセージを幻影旅団がわざわざ現場に残すとは思えません。そもそもこれって流星街が自爆テロ(正確には反撃)で使うメッセージじゃん。
102話では流星街出身の浮浪者が冤罪で死刑になり、その冤罪に関わった者31名に対して集団自爆テロ事件を起こしました。その時に残されたメッセージこそが「我々は何ものも拒まない。だから我々から何も奪うな」である。
後に(352話)、この集団自爆テロは流星星の長老の念能力だった事が判明します。
その能力の持ち主だったのは流星街の長老だ。
「外」で誰かが住人を攻撃すると同胞を爆弾に変えてメッセージを届けさせた。
同胞が冤罪で死刑にされた。外で誰かが同胞を攻撃された。したら反撃をして「我々は何ものも拒まない。だから我々から何も奪うな」とメッセージを残して何倍ものしっぺ返しするのが流星街クオリティである。
つまり、流星街の同胞に理不尽に手を出さなきゃ何も攻撃されないはずなのです。先に攻撃しない限り流星街サイドから攻撃される事は無い。ね?おかしいでしょ?有り得ないでしょ?だって、クルタ族は外の世界と関わらずに隔離して生活してきたんだから。
森の外に出ることは一番重い掟破り
クルタ族が住む村では、外へ出てはいけないという重い掟がありました。
それも誰一人破った人がいないのです。クルタ族の人達が流星街の同胞を攻撃して大反撃食らうとはちょっと考えられません。有り得ないでしょ。
あ、もちろんクルタ族と実際に戦って殺したのは幻影旅団です。
クルタ族を全滅させた実行犯と言っていいでしょうね。
クルタ族と戦った記憶はある模様
「ありゃあ大仕事だった。あいつら強かったな…その生き残りか」(ウヴォー)
「緋の眼…思い出した。目が赤くなる連中ね」(パクノダ)
「生き残りがいたということか」(フェイタン)
…と、戦って皆殺しにした記憶はあるようです(眼をくり抜いたとは言ってない)。
戦闘民族っぽいクルタ族とバトルして全滅させたのは幻影旅団で間違いないでしょう。
ただクモが単独でわざわざ流星街の反撃後のメッセージ「我々は何ものも拒まない。だから我々から何も奪うな」を現場に残すわけない。十中八九、アリ編の時のように強敵なので流星街から幻影旅団にぶっ倒してくれと依頼されたと考えられます。
結局、「理不尽な攻撃受ければ倍返しの報復かます流星街」と「外と一切関わり持たないクルタ族」ってどう考えても交差することない関係なんですよね。間にとんでもない陰謀が関わっているとしか思えない。
攻撃されなきゃ何もしないマンの流星街と外界と一切関わり持たず暮らすクルタ族。
誰かが流星街の同胞を何か無残に惨殺したのはクルタ族だよって吹聴しなきゃ結びつかんでござるよ。そうじゃなきゃ起きない事件!ひょっとしたら、誤解というか、つくられた復讐劇と復讐劇がぶつかる悲しい事件なのかもしれんな。
キングオブ外道なツェリードニヒさん
オレの勘が言っている…!証拠はない…!
本人は全く手を下していない可能性はある…!!
明確な証拠も根拠もないけど、漫画やシナリオの文脈を照らすとツェリードニヒ黒幕説に行きついちゃうんだよなぁ。クラピカの同胞最後の「緋の眼」を沢山持ち、親友パイロの生首(?)まで所持してるし。
最凶のマジキチっぷりを誇る男!第4王子ツェリードニヒ!人体解体時の「オレが求めてるのは前途ある若者が極限状態化で産み出す総合芸術」(345話)なんてまんまパイロを指してるようにも聞こえるしな。全然違うかもしれんが。
また、「クラピカ追悼編」(後編)が掲載されたジャンプの巻末コメントではB面があると冨樫先生は言ってました。別視点の真相バージョンがあるってことかえ?それをいつ描くか?いまでしょ!
謎だらけのクルタ族虐殺事件。クロロが登場したし幻影旅団も船にいそうだし、クラピカと交わるかどうか分かりませんが事件の真相が判明するのではないかと期待してます。まる。
HUNTER×HUNTER モノクロ版 34 (ジャンプコミックスDIGITAL)
集英社 (2017-06-26)
コメント
クラピカとクロロはお互い惹かれあって似てきていますね
逆十字のイルカ、奪うという能力が影響を受けてるように
クロロも復讐に燃えると思うのですが、どう関わってくるのか
柵は断ち切るんでしょうか
「あと10人」は絵から判断するに足の本数だけで頭(クロロ)は含めていないので
新規加入は1人ではなく2人ではないでしょうか
言われてみれば確かに…
追記しておきました。
旅団と流星街はまだジャイロが伏線があるからここで全滅はしないと思うけど、これから暗黒大陸いくならどう絡めるのか全然分からないなー
シーラが流星街出身ならまあいろいろ筋が通るような分かるような
旅団が大量殺人犯だらけだから今更クロロ被害者ヅラされてもザマァとしか
クロロ達のいる部屋(?)の番号が37564(ミナゴロシ)なのは何か関係あるんでしょうかね?
ともかく、書ききるまで冨樫が健康でいられるかが問題だ
ゴンとキルアは暗黒大陸絡まないのかな?
アベンガネは仲間になってないとすると、まず間違いなく能力奪われてるでしょうね
除念して出てくる念獣が、スキルハンター閉じることで消えるなら便利そうだけど。
クラピカのを除念した時にはすごく巨大なヤツが出てきたんだろうなぁ。
緋の眼が市場に出回っているのは、「団長は盗品をひとしきり愛でた後、全て売却する」という、いつものパターンどおりだっただけだと思う
あいつら盗品を手元に残しておかないんですよね
クロロは転校生の能力持ってるから、実は姿がクロロなだけの別人とか。
宝を狙うために王子、もしくは身近な人物と姿を交換して潜入してて、姿変えられたやつはなんで俺がこんな目にってことで絶望中みたいな。
ま、さすがに深読みしすぎかw
ツェリの部屋で蜘蛛の刺青を掘ってたシーンがあったし、
ツェリと旅団は何かしらの繋がりがありそうですね
買い物にでたときにクラピカがボコったチンピラが流星街出身ってことはありますか?
なんかハンターハンターの担当が「漫画で1回しか出てきていないあの女の子が登場!」みたいなこと言ってなかったか?それがシーラだったりして
最近言ってた件ならテータのことだと思われ
未だに「蜘蛛は実はクルタ族を一人も殺してない」と面白いなぁと思ってます。
久しぶりに良記事
クロロがギャグマンガ日和っぽい
細かいですけど、クラピカ追悼編ではなく、クラピカ追憶編です…
クラピカまだ死んでない…
クロロなんで丁寧?
ヒソクロ戦の時客席にアベンガネみたいなヤツいたよね
ヒソカが足爆破された時に見つけたヤツ
とりあえず、現時点でのクロロ以外の旅団全滅説はないと断言できますよ。
作者自身が、マチを生かしておいた方が今後面白くなる・・と言っているのですから。
マチは絶対に死んでいません。
>クルタ族が住む村では、外へ出てはいけないという重い掟がありました。
>それも誰一人破った人がいないのです。クルタ族の人達が流星街の同胞を攻撃して大反撃食らうとはちょっと考えられません。有り得ないでしょ。
因果が逆でないの?
クルタ族は昔、流星街の同胞を攻撃した→反撃を恐れて証拠を隠滅して部族ごと田舎にこもって外部と交わらない掟を造った→掟を破って外と交わると犯行がバレる可能性が高まって皆殺しにあう(=誰も知らない罰)→クラピカが外に出たせいでシーラ(実は流星街のスパイ?)に犯行がバレて復讐された
こう考えると幻影旅団・流星街とクルタ族の正邪が逆転する。拷問で眼を赤くして奪い売ったことさえ被害者の正当な復讐&経済的賠償だ。眼を買った人達さえ善意の第三者で、それを殺し奪ったことも罪となる。
クラピカは自分の罪を見つめて自害なり贖罪の日々を送るなりするのか?
幽☆遊☆白書の仙水のように「人間が悪い、自然は素晴らしい」とか見当違いなこと言い出すエコ・ファシストに堕ちるのか?
クロロw
これは面白い記事でした。
しかし、選挙篇以降あまり見られていないんだよな。。
適当な頃合いでまとめ買いしよう。
黒字の「外で誰かが同胞を攻撃された」って誤字じゃないですか?
赤字の「「外」で誰かが住人を攻撃する」と「誰かに」が混ざってる気がする