『かぐや様は告らせたい』87話は「柏木渚は誅したい」。
なにを誅したいんかと言えば浮気である。彼氏が浮気してると柏木さんがまたまた恋愛相談し、「浮気ボーダー」話が展開されることになるのでした。
彼に浮気されたんです!
めんどくさ…(コミック76話的な)。
今回はコミック76話「柏木渚はめんどくさい」の強化バージョンですね。
あの時感想で面倒臭くて重いのは「壮絶なブーメランになってる」と書きましたが、ガチのマジでブーメランになってるエピソードでした。そんなかぐや様がお可愛かった事は言うまでもありません。はい。
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「面倒臭くて重い」「言う事も怖い」「思考回路が理解できない」って柏木さん評はそっくりそのままリボンをつけて送りたくなるね。そのまんまかぐや様自身でもある。天津飯に言い放って返り討ちにあったヤムチャさんもビックリです。
浮気ボーダー
かぐや様と柏木さん
すごいシンクロ率です。
柏木さんの浮気がどーとかって相談を聞いてる内に、すっかり自信もシンクロしてしまうかぐや様でした。柏木号とのシンクロ率は400%を超えてます。というか同化してました。
うん。かぐや様も「面倒臭くて重い」「言う事も怖い」「思考回路が理解できない」なんだよね。だからこそ同化してしまう。そこにミコちんが入って常識とか法律を説こうも、意味がないのだ。
かぐや様と柏木さんが似たもの同士であると改めて協調された話でした(「面倒臭くて重い」「言う事も怖い」「思考回路が理解できない」的な意味で)。それにしても、この3人(かぐや様、柏木さん、ミコちん)の会話のテンポは面白い。ベストトリオじゃん!
あまりにもテンポ良く会話をポンポンと展開するもんだから、作者のノリノリ感が3人の会話を通じてびんびん伝わってきます。まるで短歌でも聞いているかのような、そんな心地良さすらある。
とにかく流れるような会話の掛け合い漫才が秀逸すぎる。ここに藤原書記がいたら、テンポ良い応酬劇をぶった切っていたので、いなくて良かったすら思えますね。
藤原書記は白銀を調教してます
もちろん藤原書記がいたら、また面白い会話の応酬劇が繰り広げた可能性もありますけど、かぐや様とミコちんと柏木さんの3人の会話応酬劇は人間性を含めてひとつの完成された面白さがありました。トリオを結成してもいいレベルの会話劇場!
すぐに常識人のミコちんが劣勢になるんだけど、そこがいい。非常識なかぐや様と柏木さんがアレな会話して、常識人のミコちんが取り残される漫才劇場。結果、ミコちんも残念な結果になるんだけど、むしろその残念な部分を愛でるのが3人の会話の醍醐味…というか全てです。
とにかく面白い会話劇場トリオでした。はい。
それでいてやり取りが笑えるだけでなく、きっちりとかぐや様のお可愛さを引き出していて、ついつい頬が緩んでニヤニヤしてしまうのです。
かぐや様
お可愛いこと!
素晴らしいトリオですね。生徒会に加わったばかりの頃のミコちんはオチ担当要員となってたけど、今では会話漫才の突っ込み役としてもボケ担当もできるマルチな活躍。それでかぐや様のお可愛さを引き出す「だし汁」の役目までこなすのです。
藤原書記いなくてもいけるやん!
ミコちんがどんどん輝いてるね!もちろんかぐや様と柏木さんの面倒臭いコンビあってこそだけど。そんなわけでお可愛いホームランをかっ飛ばしたかぐや様に満足です。
いやはやそれにしても、柏木さんはベロチューまでしてるので「神ってる」に最も近い女ですね(シャカ風に)。もうほぼ神ってるでいいんじゃないかな。
四条眞妃とはマキなのか?
マキちゃん
柏木さんシリーズ(?)には彼氏に横恋慕しているマキちゃんという娘がセットです。今回も大活躍でしたね。そんなマキちゃんですが、この作品では実は重要なキャラなのではないかと思ったり思わなかったり。
1話で超秀才の白銀をもってしても全国模試では2位だったことが描かれていました。
偏差値77の秀知委学園の頂点を以てしても全国1位ではないのです。トップは「四条帝」という人物でした。
全国模試2位が白銀
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「四条帝」とは何者なのか。「みかど」って名前から察するに男なのか?
「つかさ」「あき」「きみ」と読ませ女性の名前の可能性もありますが。
とりあえず、あの白銀をもってしても20点も上に君臨しているのが四条帝という人物なのである(秀知委学園ではない)。苗字からしてかぐや様の性「四宮」同様に四大財閥のひとつの可能性は高そうです。
この「帝」(読み方不明)さんがどういう人物なのかは謎ですが、秀知委学園に同じ「四条」という苗字の子がいるのです。かぐや様と並ぶ財閥の娘の可能性がある子が!それが「四条眞妃」という名前の子です。
コミック30話「白銀御幸は負けられない」
1位、白銀御幸
2位、四宮かぐや
3位、四条眞妃
7位、柏木渚
注目すべきは3位の「四条眞妃」でしょう。
実はヤンジャン掲載時には「一条眞妃」って書かれてたんですよね。それをわざわざ「四条」に変えたってことは意味があることなのでしょう。
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白銀は4連覇で1位を守ってますが、秀知委学園は年5回のテストがあるそうな。ちなみにかぐや様は1度も白銀に勝ったことがないそうな。つまり、1年時の中間テストまでは「2位、白銀」「3位、かぐや様」という順位で誰かが3連覇で1位だったのである。
そこで、2年2学期期末で3位に入ってる「四条眞妃」が気になってきますね。もしかして彼女は1年中間まではトップに君臨してたのか。それとも誰かが転校してしまって白銀が1位に繰り上がったのか。
いずれにせよ、四条眞妃はかなり成績が良いのは間違いありません。四条帝の関係者なのか、「四宮」と並ぶ四大財閥の娘なのか…と。
で、今回の「柏木渚は誅したい」でマキちゃんの新たなことが判明しました!
マキちゃんは柏木さんより成績が良いらしい
今まで彼氏くんに柏木さんが勉強教えてたそうだけど、マキちゃんに勉強教えてもらってることを「私よりも成績が良い子が現れたら」と。ここでコミック30話「白銀御幸は負けられない」を思い出すと、柏木さんは学年7位とトップレベルの成績なんです!
柏木さんより成績が良くて「マキ」って名前。
もう彼女が四条眞妃というのは間違いないでしょう。
ただのコミックおまけページ要員やオチ要員ではないぞ。四条眞妃ちゃんは、かぐや様と並ぶお嬢様なのか!四条帝との関係は!気になる事が盛りだくさんですね。今後の物語で重要キャラになる可能性が微粒子レベルで存在します。まる。
かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~ 8 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)
集英社 (2018-01-19)
コメント
今回の回のヤマカムさんの話を待っていましたww
ブーメランマジすごかったwww
四条眞妃ちゃんの件は気づきませんでした。
たしかに成績上位者で女子はかぐや様を覗くと阿部和音しかいませんしね…
まぁ、なんだかんだ回収されない伏線かもしれませんが
阿部っていうとかぐや姫の5つ難題の貴族の1人、
火鼠の皮衣の阿部右大臣が連想されますけど、生徒会に入る可能性高そうですね
マキちゃんには気づきませんでした。
言われてみると、確かにそうとしか思えないですね……!
ちなみに今回のタイトルですが、誅(ちゅう)したいで、オチと絡めたダブルミーニングかと思われます。
すみません。直しました><
つかあいおーしーさんお久しぶりです。
最近ツイッターでも絡んでませんがご結婚おめでとうございます。
サンデー読者でも結婚できるんですね←
四条マキは重要キャラの可能性ありますねー
神ってるに最も近い女w
帝さん同学年ではないっぽいから、帝さんが転校しての繰り上げ1位はないかな
一つ上が濃厚だが同学年でないとはいい切れない。マキが白銀より上だったもいまいちピンと来ない。
全国2位で同学年トップという表現をされているので帝は年上もしくは年下と考えるのが自然では?(模試を受けたのが2年時という前提の場合)
これは藤原書記との特訓会目撃したらヤバイですね。
マキちゃん=ウケルちゃんなのがヤンジャン公認になった事が結構嬉しいんですが。「次回もウケルー内容」とか何とか
秀知委学園と白銀御幸が出るたびにクスッと笑ってしまいます
まあ御幸は作者も間違えますしね