いきなりですが皆さんは『だがしかし』では誰派ですか?
全身魅惑要塞のほたるさん?幼なじみのサヤ師?スーツが似合うはじめさん?三者三様の魅力がありましたが、私は断然サヤ師です!
やっぱ幼なじみなんですよねぇ(しみじみと)。一昔前はラブコメも美少女ゲームも「幼なじみ=メインヒロイン」 という構造が業界のスタンダードでした。幼なじみこそ最も尊いものだったのです。
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だがしかし!いつからでしょうか…。今ではすっかり「幼なじみ」は負けヒロインの代名詞となってしまいました。「幼なじみヒロイン敗北を許さない」市民の会代表を(勝手に)務めて『だがしかし』のサヤ師を応援してきましたが、彼女はやってくれそうだ。復活を感じてました。幼なじみ復古の大号令!である。
現状のサヤ師の置かれてる状況を整理しておこう。
ココノツくん私と結婚する?
「ほたるさんがいなくなっちゃうとウジウジ悩むココノツへ発破をかける」→「ほたるさんにお別れする時に霊圧消える」→「ほたるさん逆プロポーズ」→「次までに返事決めといてね」(去年の夏を踏襲するホームラン棒の当たり)。
ちょちょ、ちょっと待ってくれぇ!何がどうなってんのか分かんねー!物語は終局で大きく動く。サヤ師はその激動の時勢にお呼ばれしてない。その間に時勢に飲み込まれてまってんじゃん!いや、まだだ!まだ試合終了のホイッスルは鳴ってない!
最終かし:おわり
サヤ師
サヤ師は可愛いな…。
ココノツを支える良き妻感がありますよね。売れないバンドとか芸人とかの夫を支えた妻がようやくブレイクして泣いてしまったかのようである。漫画デビューをココノツより喜び感動してる。やっぱサヤ師が一番だよ(断言)!
前回、ほたるさんとサヤ師で雌雄を決するかと思ったら、登場することなく「ほたるさん補完計画」が進んでたのはビックリでしたわ。サヤ師は何もせずに座して滅びを待つだけの末期後漢みたいな状態になっていました。
ここからサヤ師が逆転する方法は、プロポーズされたココノツがほたるさんを振ることのみである。次の夏までに返事をしなくてはいけないので、サヤ師に残されたリミットは1年ある。その間にココノツをほたるさんからサヤ師へ振り向かせればいいってわけさ。
おっと、その前に最終回についても触れておこう。
最終話を1話と対比するように描いていたのはなかなかよい演出でしたね。
1話と最終話
駄菓子屋を継ぎたくないという出だしはほとんど一緒でスタートし、1話では漫画家くぉ目指していることは「言えない」だったのが最終話では「言いづらい」と変化してます。
なんのかんので勝手に原稿見られてるのは同じなものの、最終話のココノツは自分の進路を明確にして自分から原稿見せようとしてました。ココノツが成長した様子がよう分かります。進路を決め、自分でどうどうと切り出す。成長やね。
また、描かれた漫画の内容にもココノツの成長が見て取れます。
父・ヨウさんのココノツ漫画評は以下の通りである。
少女漫画とはたまげたな…悪くはないけどちょっと女キャラに理想が入りすぎてて若干だが童貞くさいな。(1話)
ふ-ん少女漫画はやめたんだ。まぁ絵柄合ってなかったからいいと思うけど、童貞くささは一切抜けてないな!父さんそこはいいと思う!でもちょっと巨乳好きか行き過ぎて(中略)主人公がお前の自己投影が激しすぎて(最終話)
実際のココノツの描いた原稿を見ないことにな何とも言えませんが、1話で描いてた原稿は本当に少女漫画だったのかも分かりませんけどね。
ちなみに、漫画原作には一切登場しませんでしたが、アニメでは「女キャラに理想入りすぎてる」がしっかり見れました。
ココノツの描いてた原稿(アニメ)
まあ、これぶっちゃけガラスの仮面のパロディなんだけど、理想の女キャラはどう見てもほたるさんです。本当にありがとうございました。
それが最終話でヨウさんが見た原稿はより具体的に「巨乳好き」「主人公がお前の自己投影」と言われてるからね。ほたるさんと出会って過ごした事が原稿のレベルアップになってかのようにも読める。相変わらず童貞くささは抜けてないのに、ポジティブに評価されてます。
そっか…ほたるさんと過ごしたあれこれはココノツの漫画を描く力に反映されたんだなって。童貞くささは変わらずにね。理想の女キャラ(ほたるさん)はより具体的に、巨乳で主人公はココノツの自己投影。ほたるさんに出会えた奇跡やな。
そして、2度目の再会、3度目の夏は…やっぱり初対面した時を踏襲してて、まるで対比するようにドラマチックでした。懐かしい記憶です。君がくれた勇気は億千万億千万!過ぎ去りし季節はドラマティックですよ!過ぎ去りし季節はもうグラフィティですよ!
1話 / 最終話
ほたるさん…おかえりなさい!
「すげぇ二次元から出てきたみたい!」と驚き一目惚れしてしまった理想の女キャラだったほたるさん。呆気に取られた1話のココノツとは対照的に、今の最終話のココノツは余裕があります。笑顔でお客様を迎える!
「お、おもてなしをば…」って、どもってた少年が、最後の最後でおもてなしができました。言えました。「いらっしゃい」と。駄菓子屋としてね。総括すれば客に笑顔で「いらっしゃい」と言うまでの駄菓子屋物語だったのかもしれんな。
一方のほたるさんも1話じゃおっかなびっくり(?)で入店して来たのに、最終話は馴染みの店へ余裕を持って入店してきたようでもある。『だがしかし』完結です。よい駄菓子屋漫画だった…。
って、ちょっと待て待て。駄菓子屋漫画としては文句無しの完結だが、ラブコメとしての顛末はどーなってんだよ!プロポーズの返事は?ココノツの答えは?ほたるさんとの結婚は「YES」なの「NO」なの?
幸せな結末は…?
サヤ師の最後の雄姿
やっぱ、サヤ師がお尻を突き上げるポーズは芸術的だな。
『だがしかし』は少々マニアックのポージング描写がキモだったんだけど、サヤ師がお尻を突き出してるのは特に私の心の琴線を鷲掴みにしました。最後にこのポーズを見れて感涙しちゃうぐらいです。
だがしかしは漫画の内容とかそういうレベルを超越してる絶妙で業が深いポーズが最高なんだけど、今週の扉絵はノーベル賞ぐらいの偉業だと思う pic.twitter.com/FVNQQKCw20
— 山田 (@yamakamu) 2017年9月6日
だがしかしのサヤ師は尻決めポーズで画集出していいレベルで俺の金銭を鷲掴みにする… pic.twitter.com/2bM5zpECXa
— 山田 (@yamakamu) 2018年2月14日
うむうむ。サヤ師が尻を突き出すポーズは業が深いな。つまり最高ってことだ。んで、肝心のラブコメ模様はというと…結末描かれませんでした!ココノツくんはほたるさんのプロポーズに返答することなくお終い。
げぇー!
ラブコメの結末から逃げやがった…。日常は続く的に締めおった。
これじゃほとんど座して死を待つだけ状態だったサヤ師国民だってモヤモヤ残っちゃうじゃんか。成仏できないじゃん。ココノツとほたるさんは両想いだったし、逆プロポーズまでして、あとは返事するだけのところの生殺しで終わってしまった。
これはアレですか?コトヤマ先生の保険でしょうか。次回作が当たらなかったとしても帰ってこれるように…。ごめんよ、まだ僕には帰れる所があるんだ。こんな嬉しいことはない。わかってくれるよね?ララァ…ってことかえ。
おなかすいたタイミングで『だがしかし2』
だがしかしのファンはだがしかしが読みたいんであってコトヤマ先生の新連載が読みたいんじゃないもんね…って久米田先生も言ってました(言ってません)。
これから2~3本失敗して読者がお腹がすいたタイミングで『だがしかし2』を描くのでしょうか…。『MAJOR2』みたいにね。
うーむ…。これでは、ラブコメ漫画としては未練が残っちゃうんじゃないかなぁ…。え?もう前回でほたるさんとサヤ師の決着が付いてたって?見るまでも無いって?おっしゃる通りです。
だがしかし!だがしかしである!きちっとサヤ師にトドメを刺さなきゃ、僕ら(サヤ師国民)は夜な夜な未練たらしく彷徨い歩いちゃうんだよなぁ。さまようサヤ師派が現れた!なんと自分だった!
やっぱサヤ師可愛い
サヤ師もサヤ師派も成仏できん…。
駄菓子漫画として最高の結末かもしんないけど、ラブコメとして見るとどーなんですかね。サヤ師好きにもギリギリで夢を残してるけどさ、ここまで描いたらちゃんと殺せよ!トドメ刺してくれよ!これじゃニセコイのがましだぞい(そうか?)それともサヤ師にワンチャンあるのか?
まあ、そうは言いつつ通して振り返ればとても面白かったです。駄菓子蘊蓄も女の子可愛いもラブコメも楽しめた。サヤ師を筆頭にペロペロできた。『だがしかし』には感謝です。ありがとう!そしてありがとう!まる。
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コメント
たとえ夢破れるとしてもちゃんと決着つけて欲しかった気持ちはある(サヤ師派
でも良い作品でしたわ、お疲れ様でした
だがしかし2を始める時に
サンデーが雑誌として残ってるか
どうか分からんもんね…。
ほたるさん消えてハジメちゃん出てきた時は当初オイオイと思ったが結果的に成功だった
ほたるさんにサヤ師にハジメちゃん皆可愛かった
後男性キャラとの関係もお馬鹿で好きだったなー豆君と紅豊さん。どうあれ完結お疲れです
ネットの反応を見ていると恋愛模様の結末はふわっとしてるぐらいが、どの人にもハッピーエンドとはならないけれどもバッドエンドともならないので丁度いいのかもしれないなんて…。ちなみに僕もサヤ師派です(血涙)
なんというかサンデー漫画らしさみたいのがここにある気がしなくもない。こんな思わぬヒットをした看板作品が終わってしまって果たしてサンデーは…。完走、お疲れ様でした。
大瀧さん好きですか?
僕も好きです。
この形が一番いいのよ
僕勉もこう落ちてくれないかな
満遍なくヒロイン達にスポットライトが当たるタイプのラブコメは決着がつかない方が良いですね。
決着つけて欲しかったよ
恋の行方は先々週でほぼ決着ついてるようなものだし、駄菓子好きな女の子と駄菓子屋の息子の物語に付き合った後どうこうを描くのは野暮な気がするので自分的にはこれでいいと思います
ラブコメ要素に決着がつかなかった分を補うニュースがでましたね。
ニセコイ実写化おめでとうございます!
最後に勝つのはハジメさんじゃないかな。ココノツが漫画家として成功しなかったら、ハジメさんと結婚して店に居続けそうだから。
成就した恋ほど語るに値しないものはないってことで
個人的には親父がハジメとたまこどっちとくっつくのか、はたまた嫁とヨリをもどすのかも気になっていたが、これも決着つかなかったな…
ほたるさん消えたり駄菓子全然出てこなかったり
裏で色々大変だったのかなと想像する
ニセコイをラブコメ定義しないで下さい(激怒)
アレは画集です