キャスカ―――!!!
『ベルセルク』(三浦建太郎)40巻が発売されました。
読んだ後に叫んだね。拳を握りしめたね。
うおおおおおおおおおおお!!!!
妖精島で、精神を回復する術を持つという「花吹雪く王」に謁見したガッツ一行。夢の回廊を廻り、キャスカの深層世界へと降り立ったシールケとファルネーゼは記憶の欠片を集め、遂に最後の欠片に辿り着く…! 果たしてキャスカはかつての姿を取り戻すのか!?
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『ベルセルク』40巻
三大俺が生きてる間に完結するだろうか?漫画といえば『ハンター×ハンター』『バガボンド』そして『ベルセルク』が挙げられます(他に『ヒストリエ』『苺ましまろ』『バスタード』『ガラスの仮面』等があり全然三大ではありません)。
特に『ベルセルク』に関してはまったく終わりが見えないので、せめてガッツとグリフィスの決着だけは…と10年ぐらい願い続けておりますが後10年経ってもそこまでいかなそう…。で、1年3ヵ月振りとなる40巻ですが、控えめに言って最高に盛り上がりました。
キャスカの深層世界
妖精島の章「屍と針杉の森」
どうみてもちん〇です。
本当にありがとうございました。
長いこと精神崩壊してしまっていたキャスカを元に戻すべく、深層世界で記憶の欠片を集めるシールケとファルネーゼ。屍と針杉の森で登場した化け物が黒光りする陰茎にしか見えんでござる。なんか「ブシュアア」と液体飛ばしてくるし。なんのメタファーだよ!
シリアスなシーンのはずが少し笑いが込み上げてしまった読者は自分だけではないでしょう。生理的嫌悪感の象徴のような化け物。前巻「記憶の欠片」では出てくる化け物は「キャスカさんが生理的に受け付けない物」とシールケが説明してくれましたからね。ということはやはりそういうことでしょうか。
そういうこと
「右目の残照」では潰されてしまったガッツの右目が最後に見たのはものはキャスカがグリフィスことフェムトにパコられてる姿でしたからね。いわく「見ないで…」である。絶望の象徴のようなシーンでした。
ガッツとの初夜は深層世界じゃ綺麗な思い出のように描かれただけに、フェムトとのアレは相当トラウマになってることが伺えますね。フェムトのいちもつは生理的に受け付けないものってことでいいのでしょうか。
てか「屍と針杉の森」を読んだせいでも、もうフェムトが黒光りする陰茎にしか見えなくなってしまった。頭の形も似てるしね!ち〇この天使(神?)だ…。
深層意識のガッツ
狂戦士と化したガッツ
ここまで正気があったキャスカの深層世界かと思ったけど、ぶっ壊れた後の記憶の深層世界も具現化してんだなぁ。少なくとも「狂戦士の甲冑」を纏うガッツは精神崩壊した後の記憶ですからね。しかも、めちゃくちゃ強ぇぇぇ!
ガッツはこの世界では犬でしたが、「狂戦士の甲冑」に包まれた戦いぶりは色々と考えさせられますな。あくまでもキャスカの深層世界の中の出来事だけど、グリフィスが鷹の団を生贄とした「蝕」で「狂戦士の甲冑」があったらひょっとして?と思うし、ゴッドハンド相手でも互角以上に戦っている。
過去の「if」か未来の暗示なのか。狂戦士と化したガッツは少なくとも、キャスカの深層世界において天使と戦えている。現実じゃどう見ても無理ゲーすぎる相手なのに「狂戦士の甲冑」があれば届くのでしょうか。仲間を見境なしに食うかもしれん諸刃の甲冑だけど…。
ガッツとキャスカの子?
最後の記憶の欠片
キャスカの深層世界で集めた記憶の欠片。最後の欠片はガッツとキャスカの子供(と思われるもの)でした。同時に心臓を形造っていました。
あくまでもキャスカの深層世界の出来事といえ意味深すぎるぜ。この子(心臓)がキャスカの記憶を戻らせる最後のピースであると同時に、鷹すら消し去っていてしまう描写に見えました。鷹が消えてさくらの花吹雪である。どういうことだってばよ!
最強の鷹が消えた…!?
どう解釈したものか。
まるで鷹の世界を消すはかの子供とも言わんばかりである。
心臓(赤子)は十中八九、ガッツとキャスカの子なんだろうけど謎だらけですしおすし。結局、シールケの推測した花吹雪く王の化身でも無さそうだしね。やはりガッツとキャスカの子供が断罪の塔で新らに生まれ変わった?と考えてしまう。
この子はキャスカやガッツのピンチを救う、まるで母と父を救うようかのことを繰り返してますが、断罪の塔で死にかけていました。それを救った(?)のは、名も無き人であった卵形態となっていた使徒です。
ともに逝こう
名もの無き者の卵の使徒。彼はゴッドハンド・フェムトが再び現世で活動できる生まれ変わったグリフィスの卵となりました。名も無き者が願ったのは「完璧な世界」。そして彼(名も無き卵)から受肉したグリフィスは新しい世界を作っている。幻造世界(ファンタジア)は現在進行形である。
このグリフィスが作っている混沌としたファンタジー全開の世界が、名も無き卵の者の願った世界なのかどうか知りません。でも、彼が望んだ「完璧な世界」の願いと引き換えの代償に捧げた「この世界」は完全に消えた。
新しい世界を願った名も無き人だった使徒が受肉させたのはグリフィスだけだったのか。直前に彼はガッツとキャスカの子(と思われる赤子)を食っている。それが何か重要な意味に見える。
名もの無き卵は「今の世界」に絶望して新たな世界を願いました。「完璧な世界」(詳細不明)の孵化。で、グリフィスが受肉しました。今の世界を一変させました。その一方で名も無き卵から生まれたのはグリフィスだけだったのかと。
最期の欠片
獣剣士対黒い剣士
オレの血は凍てついたはず
…これはオレの器となり溶け合った、あの赤子の想いか
よくわからんが、ガッツとキャスカの子はグリフィスの中で生きてるんでしょうか。長い黒髪の少年がこの赤子だったとしたら、キャスカ深層世界で鷹の悪夢を終わらせた光のようにも見えて意味深だ。
「完璧な世界」のアンサーはグリフィスの作ってる今の世界なのか。「完璧な世界」を願って今の世界を生贄にした名も無き卵が体内に入れたガッツとキャスカの子(?)はどう作用するのか。
「覚醒」 / 「怯えし者」
名も無き卵は、この世は醜く卑怯でも縋るものでこの世界に決定的に足りないものとして「最初の最後の欠片」であると言ってました。具体的何か不明ながらも、求めたのは「即ち…」と言いドクロをまとった光る鷹が描写されてました。
光りはガニシュカ大帝も憎んで求めたものでした。鷹が光なのか。「最後の欠片」という名の比喩で光るもの。キャスカの深層世界における最後の欠片は、ガッツとキャスカの赤子(?)で光ってただけに色々と気になる。
「最後の欠片」という比喩の光。光る鷹なのか光る赤子なのか。ま、あくまでも深層意識の出来事なんですけどね。同じ比喩で光で「最後の欠片」だったので引っ掛かりました。案外、ドラクエ5のような息子が勇者なのかもしれんな。知らんけど。
正妻復活!?
木漏れ日の下で
うおおおおおおおおおお!
うわあああああああああ!
キャスカ復活だー!からの?????描写。えっと、つまり、どういうことだってばよ!まさかここまでの長旅で振り出しに戻るって事はないよね?よね?(恐る恐る)
なんだかんだで、昔のガッツ(とパック)の無骨な殺伐とした旅よりも、近年のにぎやかな旅のほうが好きでした。なんたって、ファルネーゼとシールケがガッツに惚れてましたからね。ラブコメ脳なため、彼女たちが加わってから何度もニヤニヤしたものです。
そこに圧倒的「正妻色の覇気」をまとったキャスカが正気を取り戻したらどうなるんだって何度も思ったものですからね。それが現実となるのかどうか。なんだよこの生殺しのような展開は!
えっとどうなっちゃうのこれ…。グリフィスの方に描写が飛んじゃったけどまだ「妖精島の章」なので続いてるんだよね?いやこっちもこっちで、シャルロットとソーニャを交えた三角関係は気になるけど(←ラブコメ脳)。
・ガッツ、キャスカとファルネーゼとシールケの四角関係!
・グリフィス、シャルロットとソーニャの三角関係!
ハーレムラブコメ的にはガッツの勝ちだな。物語も一気に動き続きが楽しみです。まる。
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コメント
>オレの血は凍てついたはず
…これはオレの器となり溶け合った、あの赤子の想いか
これは単純にグリフィスが赤子の肉体を使って現世に顕現している(受肉)と思ってました!
そうでないと「オレの器」「溶け合った」という表現にはならないのかなと、、
肉体があの赤子だからこそ、この時ガッツに対してわずかな反応が出たのかなーなんて思ってます
最初で最後の欠片は「神」だと思いますよ。断罪の塔で全員がそのフレーズを求めて犠牲になったので。
ところで、満月の黒髪の少年は、なんなんでしょうね。最初は彼が妖精王かと思ってたんですけど……。
幻造世界だったような・・・早くキャスカの戦う姿を見てびっくりするセルピコが見たいです。
んーシールケいればキャスカはもういらんかなー
もしトラウマのせいでガッツへの苦手意識が消せないみたいな展開になったらマジでもうほっといてほしい(過激派)
キャスカは主人公とその宿敵に因縁が色々あるから正ヒロインって感じはあるけど正妻感はないなあ
シールケ、ファルネーゼと違ってガッツ一筋って感じじゃないからかなー
1巻から40巻までなんどか読み直して思った事、三浦氏の戸惑いを感じますなぁ〜色々と。特にキャスカ(エレーン)に描きなれてキャスカ(黄金時代)をどう描けばいいかの迷いがある感じ。でも最新話ではグリフィスの描き方にも違和感があったの本調子では無いと悟ってますけどそれはさておき。キャスカにはトラウマ元凶である蝕と蝕への憎悪に染まってしまったガッツが重なってしまった描写から汲み取れる点多々あると思われる。想い人あるガッツとグリフィス重なり捻れて、ガッツを見るたびトラウマの再発作の引金に成るのはこれからの物語を運んで行くあてメインポイントなのは当たり前。キャスカにとって辛く厳しい道のりが待ってるはず、でもそれ以上にガッツのメンタルに痛恨の一撃..数撃が待ってる。ガッツめちゃ可愛そう…後見える問題点はガッツがエレーンを犯しそうになった記憶がどう二人の関係に響くのか、それに触れるのか触れないのか作者がどうこの現状を扱うのかが見所でもあると見る。ガッツはその出来事が引金となり今のガッツに育った事は読者として嬉しい、でもそれを蚊帳の外エレーン内部から見ていたキャスカがどれ程覚えていかが鍵。キャスカの心情が癒えて行くに連れ、彼女の知識の穴埋め作業、鷹の団の末、グリフィスの行動と同期、彼女に伝えないと行けない事は山積み状態。さて三浦氏はこれをどうさばくか?
私は黒髪少年が例の赤子が成長したものだと思っていたもので、あーやっぱあの子の事は大事に思ってたのねーっでした。
ここで!ここでグリフィス側かよー!と思ったのは私だけではなかった
ガッツのターンが終わって、次はつまらないグリフィスのターン
話を長引かせるために2倍に膨れ上げる糞展開はいいかげんにしろ
そもそもグリフィスのターンなんて必要ない
使徒も全員必要ない
鷹の団も必要ない
グリフィス一人で勝てるのだから