『はるよ、こい!』(伊達恒大)
ジャンプ作家の伊達恒大先生をご存じでしょうか。
2年ほど前のジャンプで原作付きで『TOKYO WONDER BOYS』というサッカー漫画を連載し10週で打ち切られてしまいました。この頃は、伊達恒大先生がこんなにすごい傑物だったとは気づきませんでした。
伊達恒大先生はいま最も期待できるジャンプ作家の一人と言っても過言ではありませんからね…。『TOKYO WONDER BOYS』はヒロインが可愛いなぐらいの印象しかありませんでしたが、伊達先生の眠れる才能が開花しつつあるのは打ち切られた後に発表した読み切り作品にある。
『TOKYO WONDER BOYS』打ち切り後に、ジャンプ+で『ゲスの恩返し』、ジャンプNEXTで『ガチピン。』、そしてジャンプ本誌に帰還し『はるよ、こい!』と数々の読み切りで私の心の琴線を鷲掴みにしていきました。「女の子可愛い、ちょいえっちぃ、ラブがコメる」の三大要素をぎゅっぎゅっと濃縮。
ちょっとエッチでヒロインが可愛いラブコメ。これ至高なり。
伊達恒大先生は、まさにジャンプラブコメ界の鳳雛といえます。
伊達恒大先生への期待
『ゲスの恩返し』
ゲスの生徒は人気アイドル!!?禁断の密室ラブコメ特別読切45P!!
『TOKYO WONDER BOYS』の後にジャンプ+で『ゲスの恩返し』という読み切りを発表。これがとにかく素晴らしかった。3歳年上の国民的アイドル美少女・幼なじみが、時代劇役作りのためにと主人公が家庭教師するというもの。
特に無防備に主人公を部屋に上げて着替えるシーンは芸術的ですらあった。ブラジャーがちょいズレてて、うら若き乙女が下乳をさらけ出す姿を鏡越しに映す。プロの仕事だと感服しました。
『ゲスの恩返し』は、ひたすらヒロインの可愛さとラッキースケベを堪能できる至れり尽くせりな内容でした。それできっちりとラブがコメってニヤリングさせてくれた。「私も初めてだったから…男の子をカッコイイと思ったのは」の威力はやばかった。悶絶もの。
まさに、珠玉の読み切りといえました。絵良し。ヒロイン良し。サービス良し。お約束良し。「こういうのでいいんだよ!こういうので!」と納得の一品でした。伊達恒大先生の眠れる才能を見たね。ちょいえっちなラブコメを描く才能を!
『ガチピン』(ジャンプNEXT!! 2015 vol.6 )
『ゲスの恩返し』でちょっとえっちぃラブコメ作家の片鱗を見せた伊達恒大先生。勢いそのままに、「ジャンプNEXT!! 2015 vol.6」で新たな読み切りを発表します。それが『ガチピン。』である。
簡単にストーリーを説明すると、将来カメラマンを目指す主人公が、ある日偶然にも「運命の被写体(母少女)」をパシャリと撮ることに成功。カメラに収めた謎の美少女を探すことに…。まあ、ストーリーは『いちご100%』の冒頭みたいなものです。
運命の被写体
なかなか見つからなかった運命の被写体の娘は、東城と同じように普段はメガネでもっさり頭で目立たない地味子だったのです。しかし、主人公はあの時撮った被写体と同様の「輝き」を見出すのでした。
何より驚くべきはパンツの描写力のUPです。フェイズゾーンのラッキースケベで描かれた下着は絶妙のシワと食い込みで「柔らかさ、温かさ、高潔さ」が感じられる素晴らしいパンツだった。素直に見惚れましたね。プロの仕事だと感服しました。
終盤のラブコメニヤリング展開もグッド。気付けば自分の中で伊達恒大先生は期待大なジャンプ作家となっていました。ちょいエッチなラブコメを描く、ジャンプラブコメ界の伏龍である。
『はるよ、こい!』(冬編)(春編)
『はるよ、こい!』
そんな、伊達恒大先生の新作が『はるよ、こい!』である。ジャンプ4・5号に「冬編」、6号に「春編」と前後半シリーズで、全国の受験生へ贈られたポカポカ青春物語なり。もちろん受験生だけではありません。こんな寒いご時世を生きるおっさん読者の心も身体もポカポカ温めてくれます。
タイトル『はるよ、こい!』が平仮名なのは「来い」と「恋」をかけているのでしょう(多分)。
受験生の主人公が2つ年上で幼なじみの「はる姉」に勉強を教えてもらい尚且つ応援される読み切りなり。まずなにより、はる姉が可愛い。可愛すぎる。一挙一動にドキドキしっぱなしでした。こんな年上のお姉さん幼なじみ欲しかったと誰もが思うことでしょう。
特に勉強を教えてもらうために、はる姉の部屋に上がってのやり取りよ。胸や太ももを強調する扇情的なカットは何度もハートを温めてもらいましたとも。ポカポカというかムラムラと温かくなった。
えっち!
特に見えそうで見えない絶妙さには舌を巻く。スカートの中が見えそうになって「えっち!」の破壊力はすごかった。すごくドキドキした。すごくムラムラした。『はるよ、こい!』は受験を頑張るというよりも、はる姉の魅力を存分に堪能する作品です。
胸や太ももなどアングルからカットまで最高なんだけど肝心なところは見えない。隠すのだ。パンツが見たいと思いながら読み進めても全然見れない。これはパンツないのかなと諦めてたら、ここぞで炸裂させてくるのだ。
スパッツはくの忘れてた…
見事と言う他ない。もちろんパンツ自体が「柔らかさ、温かさ、高潔さ」を兼ね揃えていたのですが、さらに「ありがたみ」まで駆使してきた。あれ?今作はパンツ無しか、鉄のスカートかと思わせておいて「ここぞ!」で魅せてくる。せいやっ!せいやっ!せいやっ!せいやっ!(感謝の正拳突き)
まるで、暗黒に一筋の光が差し込んだような、ありがたさを感じられるパンツだった。あれですね。「量よりも質」といいますか。より磨きがかかったパンツ描写力を溜めに溜めて放出してきた。荒野に咲く一輪の花のように感じさせるパンツ描写といっていい。プロの仕事だと感服しました。
「春編」同様に「冬編」もここぞで魅せてきた。素晴らしい。
はる姉ぐうかわ
ありがたみ理論で魅せるパンチラには無条件降伏するしかない。って、パンツばかり語ってるけど、それをより引き立てる太もも描写も外せません。ただの紺ソックスからニーソまで場面場面で「ゴクリ」と固唾を飲んじゃう。健康的で艶めかしい太ももを描くのだ。
はる姉の太ももにを眺めていると目が離せなくなるんですよね。決して抗えない引力のようなものがあります。松島、天橋、立宮島を日本三景と呼ぶがそれに匹敵する眺めだった。とんでもない名所である。日本四景として「はる姉の太もも」を加えるべきだと本気で思いました。
またね、はる姉は表情もいいんですよ。特にラストの涙はペロペロです。主人公同様に「ありがとうはる姉!!」と感謝してましたね。太ももに、パンツに、泣き笑顔に、感謝である。むしろ感謝しかない。せいやっ!せいやっ!せいやっ!せいやっ!(感謝の正拳突き)。はる姉は可愛い。超可愛い。
つまりまとめると、伊達恒大先生にジャンプで新連載を!もちろんちょいエッチなラブコメで!こんな傑物を控えさせてるなんてもったいない!
現在ジャンプでは読者の心を温めている『ゆらぎ荘の幽奈さん』が連載中ですが、伊達恒大先生が新連載をすれば面白いライバル関係になるじゃないかな。お色気ラブコメがぶつかり合って、お互いを高め合うに違いない。それが週刊少年ジャンプという雑誌の理念でしょ!まる。
コメント
そうか!
ゲスの恩返しの作家さんだったんですね
「はるよ、こい」後編を読んでて、アレ?と思ったのはゲスの恩返しと話がごっちゃになってて。
絵が同じで話が繋がらない笑
連載期待です笑
絵はスゴイ好き。あとは中身だが…
ゲスの恩返しをジャンプ+で見て、大好きになった。
伊達先生ならみんなを幸せにしれくれるはず!!