『かぐや様は告らせたい』第222話:四宮かぐやの無理難題「仏の御石の鉢」編⑦
大仏さんを通して語られる石上とミコちんの中等部時代の話。けっこう長く尺取るかと思ってましたけど1話で「ほー!そういうことか!」と納得いく大仏さんの感情吐露でしたね。
大仏さんは「この感情は恋じゃない」って言ってるけどさ…。恋だよそれは!
『かぐや様は告らせたい』第222話感想・考察
どう見ても恋です
かつての大仏さんはモノローグで「恋にならなかった好き」とか曖昧なこと言ってし、石上は好きだけど「この感情は恋じゃない」って言ったのけどさ。恋じゃん!どう見てもKOIじゃん!
石上に惚れてるじゃんね。「Like」じゃなくて「Love」じゃんね。
ただまぁ…と言うように一度は諦めたというか傍観者を決めたのが大仏さんである。
最初は石上とミコちゃんをお似合いと思っててそれでいいと納得してたのは驚きですね。
ミコちゃんだけが嫌な理由
前回の感想で、大仏さんは石上が幸せなら誰とくっ付いてもいいってスタンスだったのにミコちゃんだけは嫌だって理屈が上手く説明できてないって書いたけど、きちんとした理由がありました。単純明快なものでした。
大友事件でミコちゃんが支えてあげなかった事が大仏さんの中で「石×ミコ」絶対認めんの要因となったか。いやまあ、大仏さんも何もしてないんで人のこと言えんけど。それでも「石×ミコ」はノーと。それまではむしろ「石×ミコ」推奨派でしたからね。
- 大友事件前…石ミコはお似合いで良いかって
- 大友事件後…今更好きとか何言ってんの?
ミコちんを一番影で支えていた石上を知っているからこその感情ですね。前回はかぐや様に「石×ミコ」だけは嫌だって理由をうまく語源化できてませんでしたけど、きちんと感情を整理したモノローグでは
ただ気になるのは、9巻89話を見返すとミコちゃん影で頑張ってるいないか?と思ったり思わなかったり。
大仏さんは知ってるのだろうか?
確かに石上が謹慎食らった当初は売り言葉に買い言葉で「違うでしょミコちゃん」状態でしたけど、コミックス89話ではミコちゃんは間違いなく影で支えている。そもそも生徒会メンバーが石上救ったのは高等部に進学してからであり、本来なら進学すらできなかったからね。
僕はどういう訳か高等部への進学が認められた
石上本人もモノローグでこう語ってる。ミコちゃんが「この判断は教員側の横暴です!」と教師に抗議したからこそ。このシーンに大仏さんの姿が見えないので、彼女は石上が高等部に進学できたのはミコちゃんのおかげと知ってるのでしょうか。私気になります。
※追記
大仏さんはミコちんが復学を直訴したことは知ってました。失礼しました。
大仏さんが「石×ミコ」推奨になる分水嶺になる(ような気がする)。いや、むしろ大仏さんはリングに上がってきそうにも見えますね。
あと、ミコちゃんの「そういう感じ」が実に興味深い。
ミコちゃんの「そういう感じ」
デジャブかな。
大仏さんが上っ面の友達と言ってるのを聞いて「ふーん」「そういう感じ」と去ったのとまったく一緒のような中学時代のメモリーです。石上から「お前には関係ない」と言われて「ふーん」「そういう感じ」と去っていく。
伊井野ミコの関係性を否定されての「そういう感じ」ってどういう感じなんだろう。少なくとも石上が謹慎中には進学できるように教師に抗議をしていた。大仏さんのそういう感じはどうするんじゃろ。
仮面=メガネ
ミコちゃんのポジションに私が居たら、絶対に…
ふつくしい…。
なんだかんだミコちゃんだけは絶対嫌って理由付けしてたけど、思わず飛び出した本音の吐露がすべてを物語っています。ミコちゃんのポジションが自分だったら「絶対に…」の続きが気になる。「支えてた」とか「好きになってた(どう見ても今も好きに見えるが)」だろうか。
それにしてもメガネ越しに見える瞳と切なげの大仏さんはかなりの破壊力だ。特筆すべきは「メガネ」でしょう。彼女のメガネはモテないための仮面でもある。
この辺が現実のものとなりそう。メガネが仮面であることが明示されたので、もう仮面を脱ぐ時来てるかもしれん。早坂さんのようにフォームチェンジや!大仏こばちリングに上がる寸前や!
そして背中を押すのはかぐや様っぽいのう。そもそもこのシリーズ四宮かぐやの無理難題「仏の御石の鉢」だけど全然かぐや様は難題出してませんでしたからね。
今回のミソは「好きって執着ですよ」でしょう。2回使ってて、1度目は中等部時代のつばめ先輩にモテたくないから「好かれるの執着ですよ」だけど2度目のかぐや様への吐露は「石上が好きなのが成仏できない執着」ってニュアンス。
好かれるの嫌だからモテない仮面装着してたが…好きだから…って仮面脱ぐ前振りとなってるかなと。もはや大仏さんが戦場に立つのは決定的でしょう。
石上は┬─ミコちゃんとくっつくよ(裏主人公&裏ヒロイン派)
├─つばめ先輩とくっつくよ(巨大ハートクッキー派)
├─マキちゃんとくっつくよ(ハーブティー派)
├─小野寺さんとくっつくよ(ラノベ、ミイラ取りがミイラ派)
├─大仏さんとくっつくよ(好きって執着ですよ派)
├─不知火ころもとくっつくよ(昨夜はお楽しみでしたね派)
さあ盛り上がってまいりました!
当ブログはマキちゃんを応援しています。
新2年ズは青春群像劇となっててどう転んでも面白くなりそうですね。
コメント
今回の大仏の吐露をミコちゃんはドア越しに聞いてそうw
大仏の話を聞いてた、かぐや様の黒目玉無表情は話の内容や大仏のカワイイ泣顔にドン引きたとは思えないから、大仏の後ろにミコちゃんor石上がいたのかな?
あのコマだけかぐや様の表情が落ちてましたよね。
四宮家の人間の目に
お疲れ様です。
ミコちゃんが直訴し続けていた件については、11巻28頁(第103話「白銀御行は取り持ちたい」)にてミコちゃんから直接聞いていますね。
また、アニメ2期9話においても過去回想でミコちゃんが直訴するシーンに大仏さんも同席しています。
大仏さんは「ミコちゃんが石上の復学を直訴し続けていた」事は知っていると言っていいでしょうね。
その上で「事件直後に石上の味方をしなかった」事が許せないのかな、と思いました。
大仏さんの立ち位置なら、ミコちゃんに何を差し置いても、石上の味方してほしかったんだろうけど、ミコちゃんからすると大義名分がないと動けなかったんじゃないのかな?
石上が俺は悪いことしていないと言ってればもしかしたら動いたかも知れないけど。
ミコちゃんからすると、本人が拒否してるし、かぐや様や会長、藤原書記の様にやり方知らないし、味方したら、完全に孤立する二人になるだけだし。
大仏さんの場合は、全てを捨てても石上さえいればいいのかもなんだけど。
大仏にとってミコちゃんの行動は『支える』に入らなかったのかな。
実際、当時の石上を救ったのは自分のしたことを『肯定』してくれた会長だし。
ミコちゃんは『石上を支える』というより、『生徒を退学にするのは不当』って感じで、石上がミコちゃんを好きだと勘違いしていたから彼の側で支えていて欲しいと思っていたのかも知れない。
というか、石上を救った場面は会長がイケメン過ぎて現場に大仏がいたらきっと石×会長派になってた。
そしてマス・メディア部へ入り浸るようになると…
石上の処遇に抗議し続けて校長の目に止まり石上を進学させたのがミコちゃん。
その一件から裏の真相に勘付き何とかするためにそれとなく生徒会に案件持ち込んだのがかぐや。
事件の真相が分かった時に一番キレ散らかして石上を何とかするべきと会長に掛け合ったのが藤原。
ドアをバァンって開けて美味しい所を持って行ったのは会長だけど
正直皆同じくらい石上の恩人だと思うんだよね。
それこそミコちゃんのした事は始まりのキッカケ作ってるんだし十分助けてると思うがなぁ。
そんな今更石ミコだけは許せないってなる程ミコちゃんは石上を見捨てて無いと思う。
体育祭だって周りブーイングなのに応援してたし、
石藤に止められなきゃつば先達より真っ先に負けた石上を慰めに行こうとしていた。
今のかぐや様なら大仏さんの気持ちも判るんじゃないかなと思う
そしてかぐや様は、確か石xツバを応援してたような
石xツバが消滅したかに見えるから
かぐや様が大仏さんを応援する可能性も出てきましたね。
最初からミコちゃんには石上との交際は無理だったのかも、これはミコちゃんが白銀に石上の事で相談するかな(なにせ白銀はミコちゃんに父親を紹介した間柄だからね)
大仏さんがミコちゃん石上支えてないと思ってるのは、ミコちゃんがあくまで風紀委員という役割の中でしか動かなかったからだと思います。
ミコちゃんの行動は機械的というか事務的というか、ステラのこと知っている大仏からすれば温かな思いやりがあった石上と比べてどうにも温度差を感じるのではと。
この辺ミコちゃんが生徒会役員でも風紀委員でもない伊井野ミコ個人としてどう動くのかにかかってるんでしょう。
それも大仏さん曰く「今更」何でしょうが。
>>当ブログはマキちゃんを応援しています。
ええ、もちろんマキちゃんが最後には勝利者になるんですよね。
マキちゃんの霊圧が…消えた…!?
そして現在、石上の周りには難題女子が集まりつつある
ミコが石上をかばって進学できるように運動したの、大仏がそうするように誘導したからかもしれないと思った。
ミコちゃんが混乱してあわわわっとしてる時に冷静にかつ的確に指示を出して行動を促してる感じかな
なんで自分でやらないでミコを矢面に立たせようとしてんの、としか思えんよ
つばめの時もそうだけど大仏はミコをメアリー・スーとして扱っていた節がある
自分の分身として石上への想いを託していたミコが自分の思惑とは違う行動をしたことでこんなの私の分身じゃない!とキレてしまったのではないか
ハチクロネタか
石上がどん底にいた時に何一つ支えなかったやつが何言ってんだって話
それこそ匿名でいいから励ましの手紙でも送ってやれば良かっただろ
ミコにも何一つ言葉で伝えずに自分の思った通りじゃなかったから応援しないとか
独善的すぎるわ
傍観者なら最後まで傍観者でいろよ。かぐやにも泣きつくな
つばめといい大仏といい気持ち悪い展開続くなぁ
っていうかミコの机が荒らされてたりしてるの目撃したなら直してる石上手伝えばいいのにな
石上はそういう親友想いの女の方が絶対好きだし内面見てくれるぞ
親友なのに冷たいでしょ、ミコなんて大仏がいじめられたらぎゃーぎゃー突撃する奴なのに…
石上LOVEで石上の言うことはすべて正しい、な大仏さんにとっては石上の味方をすることは息をすることのように当たり前なことかもしれないが
正しさを尊重するミコちゃんにとっては石上の言い分も荻野の言い分も聞いた上で判断しなくちゃいけない
だから初手で石上に拒絶されてしまった以上、ミコちゃんにはそれ以上踏み込めないのよね
大仏にとっては石上全肯定が当然と思ってるからミコちゃんの態度は逆に石上の否定と映ってるんじゃないかな
今回の件踏まえて過去の大仏登場回をさらっと読んだ感想とか小ネタとか。
・「そう言う感じ」は大仏から見た初期の石ミコの関係性にも使われている
・大仏の恋愛論は7巻ごろのネタ、「本物の愛とは」でかぐや様や藤原が言っていた愛に通じるところがある(外見に囚われない愛の形)
・石上→ つばめへの告白の時に『あがけ』って念じたり今回ミコちゃんに『(同じく親のスクープの時支えられた自分を差し置いて)支えてあげてよ』思ったりと『自分が出来ないこと、出来なかったこと』を人に託しがち
・『君の努力はいつか報われる』に対して私もそう思うよの発言
→逆転すると好きに対して諦めて努力しなかった私は報われなくて当然と思ってる説
・バレンタインの時の大仏→石上のチョコ。
準備のときの表情が見ようによってはちょっと綻んでるかも。
・全体的に今回のミコちゃんへの『今更遅い〜』っていう心情の吐露は結局、好きの執着が残ってる自分への言葉でもあり自己嫌悪や同族嫌悪を拗らせて出てきた発言かな?
ちなみに石上の思う本物の愛は「各々が胸に抱いた等身大の愛」(石上→かぐや様へ伝授済み)
大仏の明日はどっちだ!
>>それまではむしろ「石×ミコ」推奨派でしたからね。
いやいや、そんなわけないでしょ。
凄い曇ってるじゃん。先週も黒い感情渦巻いてた事を言ってたよ。
嫌だけどどうしようも無いっていうドス黒い感情を抑えてるんだよ。
それでもしくっつくなら自分を納得させるだけの完璧な石上理解者の彼女ムーブしろって
ハードルめちゃめちゃ上げてるからミコちゃん否定したんじゃない?
(だってミコちゃんは石上を嫌いはしたが普通に助けてるし大仏さんもそれ知ってるからね)
親が不倫して別れて、世間から叩かれて自分も巻き込まれたなんて経験持ちは、なかなか恋愛に足を踏み出すとかできないんじゃないかな
ベクトル違うけど、親が再婚することになったという知人は、恋愛とかそういうのを考えることが数年間まったくダメになった、とか言ってたし。
なんでお前が自分から動かなかったくせに影で一方的な事を言ってるんだって意見はもっともだけど、酔っぱらって暴れてる人を自分から止めたり、泣いてる子供を見かけたから車から降りて助けたりする人、なんてそうはいない。
小さな一歩を踏み出すのって、臆病者にはなかなか難しいのよ。
とはいえ、そんな臆病者の人も大抵そんな自分は良くない、変わりたいと思ってるだろうからね。
一言言いたくなるのは仕方ないんじゃないかな。
手厳しい事を言っちゃうけど、小さな一歩すら踏み出さずにポジションだけ望み不平不満を漏らすというのはやっぱり都合が良過ぎる話になってしまうんだ。
それこそ石上支えたいなら、匿名の手紙でもいいから引きこもってる時に励ましの言葉を送ったりすれば良かったし…
気づかれるのすら怖いのなら、石上のロッカー荒らされてるのを人知れず掃除したりとか…
もっと言えばミコちゃんに張り紙外しやステラの一件を教えて石上の味方につけさせて上げれば良かったのよ。
いくら臆病でも、親友なんだし、それくらいの勇気は出して欲しいとは思う。
本当に苦しんでたのは石上の方なんだしさ。
怖くても戦えるのがミコちゃん怖いから戦えないのが大仏
石上がミコちゃんに魅かれるのも納得
石上の眼中に無いのは大仏自身が一番知ってると思う
あ、この大仏の姿、知ってる!
ビール飲みながら野球見て、「あー、ダメだな!今のは打たなきゃダメだろ!」って言ってるおっさんのものだ!
ミコちゃんのポジションに私が居たら、絶対に…
読者からすれば「あー、やっぱり」と納得するオチなんだけど、ここまでここまで引っ張て来た『話の積み重ね』と、ここまでのお話の要素を全部詰め込んだ表情の大仏さんの半ページ大アップでオチつけるところが凄いわ
大仏は追いかけられることはあっても追いかけることはなかったんだろうね。
中学の時は自分から石上に近づけなかった。
大仏がミコちゃんをいつまでも子供扱いしてるのが問題じゃないのかな。
下に見てるというか。
安っぽい正義振りかざすミコちゃんが、陰ながら正義を貫くことのできる大人な石上と上手くいくわけがないと感じているのかも。
ミコちゃんが生徒会に入ったから、自分も石上との関係が近くなったのにね。
まぁ色んな理屈こねくり回してるけど、自分が一番石上のこと理解してる!って思いは強そう。
大仏さんというか仏教では愛とは愛執であって
滅せなければならない煩悩ですからね
いやあドロドロしてまいりました石上君を巡るバトル更にヒートアーーープ