四皇〝黒ひげ〟
マーシャル・D・ティーチ
懸賞金「39億9,600万ベリー」
って高い!いつの間に黒ひげはこんなに懸賞金上がっていたのだろう。つい最近まで「22億4,760万ベリー」だったはずです。
ルフィやローやキッドのように四皇倒して30億ベリーまで上がったのに比べても遜色ない。破格の上がり方である。たった数週間の間に何があったのだろうか?
黒ひげの懸賞金「39億9,600万ベリー」を考察する
つい最近までの懸賞金
957話
黒ひげの懸賞金は「22億4760万ベリー」でした。
初出は925話。海賊島「ハチノス」でモリアさんが襲って来ても余裕でくつろいでる時でした。それから四皇紹介でも懸賞金は同じまま。
そんな黒ひげが今や懸賞金「39億9,600万ベリー」となってるのである。実に17億4,840万ベリーも上がっています。ルフィたちのように四皇を倒したような上がり方じゃん。
まさかモリアさん倒して17億以上も上がったというのでしょうか?いやそれはない。だって2年経過したモリアさんの懸賞金3億2千万ベリーで七武海加盟前と同じだったんだもん。
黒ひげが「22億4760万ベリー」になった事件
黒ひげは2年前まで懸賞金0でした。一気に懸賞金上げた男である。
主に黒ひげがやってのけた大事件は以下の通り。
- 白ひげ海賊団4番隊隊長サッチ殺害
- 白ひげ海賊団2番隊隊長エース(5億5千万円)捕獲
- インペルダウン行く為だけに七武海加入→速攻離脱
- インペルダウンLEVEL6囚人開放
- 世界最悪の犯罪者達(ウルフ、ピサロ、ショット、デボン)勧誘
- 頂上戦争に乱入して荒らしまくる
- 悪魔の実史上最も凶悪といわれる「ヤミヤミの実」能力者
- 世界を滅ぼす力といわれる「グラグラの実」能力者
- 白ひげ海賊団残党と「落とし前戦争」で勝利
- 革命軍の本拠地「バルティゴ」襲撃
- 黒ひげ海賊団は能力者狩りに奮起してる
- ロッキーポート事件で元ロックス海賊団の王直を倒し海賊島のボスになる
すごすぎる。
流石は白ひげに変わって四皇に数えられるようなっただけあります。起こした事件も政府から見た危険度も半端じゃない。
特に七武海加入はインペルダウン行くためだけで即離脱。その上、インペルダウンLEVEL6囚人を開放したことは世界政府の面子を完全に潰した形ですからね。「落とし前戦争」「ロッキーポート事件」は世界レベルの大事件だったようだし。
ただね。ここまでやって「22億4760万ベリー」なんですよ。ルフィたちがワノ国にいた数週間で「39億9,600万ベリー」まで跳ね上がってるのである。
ワンピ世界では3億を超えると上がりにくい。10億以上はワールドクラスの「怪物」という設定である。
最近の黒ひげの行動
最近の黒ひげの行動は以下の通り。
925話 | モリアさんが海賊島を襲撃するもくつろいでた(レヴェリー5日目) |
956話 | 「海軍に取られるぐれェならおれが貰っちまおう!」(レヴェリー解散から1週間後) |
957話 | 懸賞金変わらず「22億4760万ベリー」と紹介 |
1059話 | 現在から数週間前に女ヶ島アマゾンリリー到着 |
作中で描写された懸賞金上がる事件は元七武海のゲッコー・モリアさんを倒したくらいです。その後のモリアさんがどうなったか不明ですが、倒された可能性が高い。
そして海軍に取られるくらいなら自分が貰うってのはハンコックの悪魔の実「メロメロの実」能力でした。それが世界会議(レヴェリー)5日目(4日目翌日の新聞)。
まず、モリアさん倒したぐらいじゃ17億以上も懸賞金上がるわけない(きっぱり)。そうなるとレヴェリー解散から1週間後の日に、海賊島ハチノス出発、女ヶ島アマゾンリリーに到着するまでに何かが起きたはずである。
海賊島ハチノス~女ヶ島アマゾンリリー
海賊島ハチノスは925話で「新世界」にあると書かれてる。女ヶ島アマゾンリリーはグランドライン前半のインペルダウン近くのカームベルトに存在します。
522話
アマゾンリリーとインペルダウンは海賊船で1週間(海軍船で4日)かかります。アマゾンリリーとレッドライン下の魚人島はもっとかかるでしょう。最低でも1週間以上です。
グランドライン前半の終盤間だけでこれぐらいの日数かかる。
ハチノスどこにあるか知らんけど、けっこうなな日数は必要でしょう。ハチノスの場所次第では数週間かかるような距離である。ハチノスが新世界入ってすぐのレッドライン近辺にあっても1週間以上は絶対にかかる。
そんな航海日数が必要で海軍に取られる前に襲撃したんだから、寄り道など出来るはずもない。その間に17億以上も懸賞金上がるような相手とことを構えて倒したのでしょうか。
「39億9,600万ベリー」になる可能性
17億以上の懸賞金が上がるとすれば…。
- 超大物海賊を時間かけず倒した
- 黒ひげ本人でなく配下が大物倒した
パッと浮かぶのは上記2つ。
超大物海賊を時間かけず倒した説
黒ひげは日数を考慮すると腰を据えて行動はできなかったはず。あるとすれば、かなり瞬殺に近かったかなと。
とはいえ17億以上もいきなり上がるならそれこそ四皇クラスを倒さなくてはいけません。そんな大物海賊が道中で偶然いたのかという気もしますが…。
作中で10億以上一気に上がった事例は以下の通り。
ルフィ(5億→15億) | カタクリ(10億5,700万)撃破とトットランド荒しまくりで新聞記事でビッグマムに実質勝った報道 |
ルフィ(15億→30億) | 四皇カイドウ(46億1,110万)撃破 |
キッド(4億7千万→30億) | 四皇ビッグマム(43億8,800万)撃破 |
ロー(5億→30億) | 四皇ビッグマム(43億8,800万)撃破 |
やはり四皇を倒すインパクトが無いと10億以上なんて一気に上がりませんよ。最近の元七武海の懸賞金インフレ(クロコダイル高すぎだと思う)を考慮しても17億以上アップなら、相当な大物撃破でないと納得できん。
既に妄想の領域ですが、あるとすれば元ロックス海賊団の銀斧かなぁ…。
後に名を上げた〝ロックス〟出身の海賊は他にもいる…。〝金獅子〟〝銀斧〟〝キャプテン・ジョン〟〝王直〟…(957話)
金獅子シキ | 映画「FILM STRONG WORLD」 |
銀斧 | 作中未登場 |
キャプテン・ジョン | モリアさんのゾンビ兵になってた |
王直 | 黒ひげがロッキーポード事件でコビーのおかげで撃破 |
ルフィの懸賞金の上り(エニエスロビー&インペルダウン&頂上戦争で数億)を考慮すると、黒ひげだって七武海離脱&インペルダウンLEVEL6囚人開放でも数億ぐらいじゃないでしょうか。
大きく上がったのはカタクリ(10億5,700万)とカイドウ(46億1,110万)を撃破したのが大きい。黒ひげの場合、マルコ(13億7,400万)率いる白ひげ海賊団残党(数億がゴロゴロ)の「落とし前戦争」と王直(懸賞金不明)を倒したことが大きなウェイトと思われる。
10億以上懸賞金が一気に上がるなら、まだ出てない元ロックス海賊団の大物・銀斧を倒すぐらいじゃないとあり得ない。
まあ、作中で出てない四皇でも七武海でもない大物海賊がいるかもしれませんが…。
黒ひげ本人でなく配下が大物倒した
一番あり得るのは黒ひげ本人は特に何もしてないけど、配下の「十人の巨漢船長」が大物討ちか大事件を起こしたである。
- ラフィット
- ドクQ
- ジーザス・バージェス
- ヴァン・オーガー
- アバロ・ピサロ
- バスコ・ショット
- サンファン・ウルフ
- カタリーナ・デボン
- シリュウ
- ?(青キジ?)
ティーチを支える「十人の巨漢船長」が何か大きな事をして、船長(提督)の危険度が相対的に上がって懸賞金が跳ね上がったで説。
懸賞金は世界政府にとっての危険度(強さでない)であり、組織としても重要である。91巻のSBSで以下のように触れられてます。
Q:四皇は幹部クラスでも懸賞金が高いですが、○○の部下だからという理由で懸賞金は高くなることはありますか?
O:あるある。全然あります。ドレスローザでは、あの事件にかかわった麦わらの一味や戦士達が一律で5千万アップなんて事もありましたし、船員よりも船長だと更に懸賞金が上げられたりしますね。
「組織」として○○の部下だからってのも危険度の指数。逆に○○の上司だからってのも危険度の指数。
この方法はバギーが顕著ですね。「バギーズ デリバリー」「クロスギルド」のトップとして世界政府に対する危険度がどんどん上がった事例である。マジのガチでバギー本人は何もしてません。怠け者になったモリアさんより何もしてない。
黒ひげは日数を考慮するとまっすぐ寄り道せずに最速でアマゾンリリーに向かって到着した。1週間以上~数週間かけたはず。その間に自分で強敵撃破や大事件を起こすのは厳しい。
ならば、「十人の巨漢船長」が凄いことして相対的に船長(提督)の危険度がうなぎ登りになったというのはさもありなんである。
- ティーチは「海賊島~女ヶ島」って最低でも1週間超えて数週間掛かりそうな航海
- 懸賞金高い強敵や大事件を起こす猶予は考えられない
- 配下の「十人の巨漢船長」がやってのけ相対的に船長の危険度上がった
これが一番あり得る。
レヴェリー5日目は海賊島ハチノスに「アバロ・ピサロ」「シリュウ」「カタリーナ・デボン」がいた。レヴェリー解散1週間後にハチノス出向。で、アマゾンリリーに連れてきたのは「カタリーナ・デボン」と「バスコ・ショット」の2人だけ。
つまり「十人の巨漢船長」の中の8人は最低1週間超え~数週間の間に何か大きな事を仕出かす猶予はバッチリある。
世界中で起きてた事件
そもそも黒ひげ海賊団は世界中の能力者狩りに奮起してるわけですしおすし。
当然、有能な能力者は海賊なら懸賞金も高いでしょう。超大物の能力者狩りを成し遂げた。船長(提督)の世界政府の危険度がさらに跳ね上がった。
というのが最も可能性高いかなと。つまり、黒ひげ本人は特に何もしてなかったけど、四皇クラス倒したか世界規模の大事件起こしたぐらいのインフレが「十人の巨漢船長」で起きたである。
そもそも論で黒ひげ海賊団自体が若手のヤベー「最悪の世代」ですからね。世界中で起きた大事件はサボの事件と「8ヵ国革命」だけなのかと。
万が一…「新世代」が勝利する様な事があれば一大ニュースだ。それは今世界中で起きてる事件に追い風を与える事になるだろう。ここからの数分の出来事は時代を分けるぞ…!!(1036話)
四皇のカイドウ&ビッグマムが敗北するような事が起きれば世界中で起きてる事件の追い風になってしまうという「CP-0」の通信である。
1054話でサボのネフェルタリ・コブラ事件と「8カ国革命」が起きたと語られてました。これ「世界中」って規模かな?9国じゃん!世界政府加盟国だけで約170ヵ国以上あるんだよ。どこか世界中だよ!と。
それを踏まえるとワノ国戦で語られた世界中で巻き起こってる事件は「黒ひげ海賊団」も関係してるのではと思ったり思わなかったり。
「十人の巨漢船長」の8人…さらには配下の者共がティーチを「22億4760万ベリー」から「39億9,600万ベリー」という四皇撃破レベルの跳ね上がりを起こしたのではないかと。「新世代」である黒ひげ海賊団の追い風ですよ。
ティーチ本人は特に何もしてないけど、四皇打倒レベルの懸賞金上げする「何か」を配下がやった説!多分。
コメント
普通に政府が昔以上に海賊(最悪の世代とか)が邪魔になってるから、海賊に対する予算の引き上げで指名手配料上げたのもありえると思う。
まぁ賞金稼ぎなんてSSR中のSSRですけど。
自分もその可能性考えたけど、それでも22億→39億は上がりすぎなので、ヤマカムさんが言うようになんらかの事件はあったんじゃないのかな
ティーチはわりと
史実の黒ひげとかぶる点が
多い印象なのでなにかありそうですよね
台頭するまでは無名な点や私掠船
計算高い点
当時では貴重な物書きが出来るが
歴史好きになるのかなぁ?
数週間前の回想中に懸賞金が出ただけで、懸賞金が上がったのは今回のアマゾンリリーでの事件(など)を経て、現在の時間軸でのものと考えれば妥当ではないですか?
↑の者の続きです
もう巻きで描くって言及してますし、今までなら描いていた説明描写を極力減らして、今後は理解力が低めの読者たちはどんどん振り落とされそうですね。
それにしても、こんな高額な懸賞首を獲れる猛者なんているのかな
海軍の将校を狩った可能性もあります