『ワンピース』1065話「6人のベガパンク」感想・考察 エッグヘッドは「ある巨大な王国」版図の跡地だった件

 

『ワンピース』1065話〝6人のベガパンク〟の感想・考察です。

 

ここ最近ずっと神回が続いてましたけど今回も紛れもなく神回だった。本編の盛り上がりもさることながらいよいよ「空白の100年」「ある巨大な王国」について触れられそうでワクワクが止まらない。

 

カリブー

確かに「ワノ国」を脱出できればどこでもいいって言っちゃったけど、ここはねェよダンナ。政府の島だぜ！？

 

あれ？やっぱカリブーは普通にルフィとの約束通りに船に乗せて貰ってたのか。1060話で閉じ込められてたのは何か悪さをしちゃったという事でしょう。

 

 

1060話

 

ゾロが樽を蹴っ飛ばしてたのも中にカリブーが居る事を分かった上か。ルフィが世話になったのに政府の島でさっさと降りろって一見すると鬼畜発言ですが、カリブーはゾロを怒らせる悪さをしちゃったならまっとうな仕打ちかな。ゾロさん青筋立ててるし…。

 

ゾロを怒らせカリブーが樽に閉じ込められた描かれて無い事件がある。どこかで明かされるのでしょうか。

 

※追記

 

私も「それだ！」と思いました。「カリブー約束通り船に乗せてもらう」→「ゾロのお酒飲んじゃった」→「ゾロ激怒」で閉じ込められたって感じかな。

「未来島エッグヘッド」は火力発電？

この島の動力は〝火〟だ。火は全てのエネルギーに変換できる

 

動く階段ことエスカレーターについて聞かれて動力は火だそうな。エッグヘッドは火力発電して電気を使ってるということでしょうか。

 

マリージョアの動く歩道ことトラベレーターは奴隷が手動だったのに比べると、エッグヘッドの文明の進みっぷりが際立ちますね。

 

※追記

セラフィムのジンベエ

1065話

 

セラフィムのジンベエが登場。ジェルマと同じような培養液なので原理は同じクローン兵で「20歳の兵士を一人つくるのに5年かかる（840話）」から子供の姿なのでしょう。2年前からの研究と考えると8歳の年齢であると。

 

 

気になるのは培養液に書かれた「SERAPHIM 04」という文字。ジンベエが4体目で完成度が98％という段階ということか。「セラフィム一台いくらかかると思うとるんじゃ！」ってリリスの発言から量産は出来ない様子です。

 

 

セラフィムのジンベエが4体目で未完成なら既に登場したハンコック、ミホーク、くまの3体とジンベエで4体しかいないって事か（と言いつつ2年かかる培養液クローンを加味すると他の七武海も未完成ながら居そうだが）。

プラス「悪魔の実」能力者

「七武海」のクローンでルナーリア族とパシフィスタの能力が備わってるだけで強力なのに、「悪魔の実」能力者であることも判明しました。

 

1065話

 

ゲーッ！！

「スイスイの実」！！

 

フランキーも反応してるようにドンキホーテファミリーの幹部セニュール・ピンクの「スイスイの実」じゃないか。

 

775話

 

魚人のジンベエのクローンが陸上で泳げる「スイスイの実」能力を使うとかチート級じゃいか。セニュールより遥かに使いこなしてます。まあ、セニョールは避けない事を信条としてたので能力を使う気ほぼ無かったが…。

 

気になるのは「スイスイの実」をジンベエクローンが食ってるという事は、セニュールは死んでしまったのかという事。おそらく答えはノー！これはベガパンクの人造「悪魔の実」かなと。

ベガパンクの人造「悪魔の実」

人造「悪魔の実」は動物系だけじゃないのって思うかもしれませんが、99巻SBSで「SMILE」では同じ能力者がいることを聞かれ尾田っちは以下のように答えながら含みを持たせてました。

 

本物の「悪魔の実」は関係ないのです。だから同じ動物のギフターズは存在しますし、血統因子は現存する生物からしか抽出できないので、〝幻獣種〟や〝自然系〟〝超人系〟のような能力者は生まれません。これが科学者シーザーの限界です。が、かの天才科学者ベガパンクはその領域を超える研究をしていたとか…いなかったとか…。

 

シーザーの「人工悪魔の実」は動物系しか作れない。一方でベガパンクはそれ以上の領域であるそうな。

 

実際、シーザーは「現存する生物」から血統因子を抽出してますが、ベガパンクは能力者本人から血統因子を抽出してます。

 

ベガパンクがカイドウの「血統因子」を抽出し作った〝人工悪魔の実〟があった…。政府はそれを渡すよう要請したが、どうしても納得のいかない失敗作だったらしく、それはずっと「パンクハザード」に保管されていた（1007話）

 

 

モモの助が食った「ウオウオの実幻獣種モデル青龍」のコピーはカイドウ本人から血統因子を抽出して作られたものです。

 

 

という事はベガパンクは能力者の血統因子から「悪魔の実」をコピーできる。動物系に限らず「自然系」含め全種のコピーできそうな予感。

6人のベガパンク

6人の「猫（サテライト）」が全員登場しました。

 

	PUNK01「正（シャカ）」
	PUNK02「悪（リリス）」
	PUNK03「想（エジソン）」
	PUNK04「知（ピタゴラス）」
	PUNK05「暴（アトラス）」
	PUNK06「欲（ヨーク）」

 

６人それぞれが個別で動いて意思や感情を持ってる。しかし、「代わりにメシ食うてくれヨーク」を筆頭にトイレも代わりにやってみんなスッキリ。

 

ついでに腹ごなしパンチをアトラスが放って運動してる。「ほんじゃおれァ暴れるのが仕事だから！！」ってのはマジだった。

 

意思や感情や脳や研究などはそれぞれ別なものの、生活に必要な物事は6人が共通してるといったところか。

 

 

最低限健康に生きる為に必要なPUNK05「暴（アトラス）」とPUNK06「欲（ヨーク）」が担当。食べたものや排泄物や運動したことは共有されてる。

 

PUNK03「想（エジソン）」はアイデアや閃き担当。PUNK04「知（ピタゴラス）」は研究担当。PUNK01「正（シャカ）」とPUNK02「悪（リリス）」の役割はよくわからん。リリスは開発物のテストをしてるっぽいけど。

「ある巨大な王国」版図の跡地だった

ここは「過去」だ…！！例えば…このエッグヘッドのように高い文明を持つ「王国」が〝900年前に実在してた〟と言ったら…信じられるか？

 

どう見ても「ある巨大な王国」跡地です。

本当にありがとうございました！

 

 

エッグヘッドは「ある巨大な王国」の版図だった。

 

「ある巨大な王国」とは古代兵器を筆頭に月の文明を持つ先進的な国だったと推測されます。そして「20の連合王国（現在の世界政府）」と戦争して、敗北を悟りポーネグリフに残したとクローバーは考察してました。

 

（ある巨大な王国は）かつては巨大な力を誇った様だが、その国の情報は執拗なまでにかき消されておる。おそらく後に「世界政府」と名乗る連合国の前に敗北を悟った彼らは、その思想を未来へ託送と全ての真実を石に刻んだのじゃ。それこそが現代に残る〝ポーネグリフ（歴史の本文）〟（395話）

 

「空白の100年」である。クローバーは「ある巨大な王国」の〝存在〟と〝思想〟こそが現在の世界政府にとっての脅威ではないかと推論して消されてしまいました。

 

いわゆる「空白の100年」ってやつです。900～800年前だけ執拗に歴史から消されてしまってる。1000年以上前の文献などは残ってるし調べてオーケーです。「空白の100年」だけ禁止。

五老星が絶対消したいマン

そんな「空白の100年」に実在した「ある巨大な王国」版図で跡地となっていたのがベガパンクの研究所があるエッグヘッドだった。

 

あー！これは五老星から「CP-0」に抹殺命令出るわと納得です。

 

要はこのガキを「エッグヘッド」に返して、「ベガパンクを全員消す」のが任務と（1062話）

 

 

Dr.ベガパンクは世界政府にとって有能で役立つ存在。そんな男を抹殺命令するとか意味不明でしたが、「ある巨大な王国」は絶対のタブー。

 

五老星だって優秀なクローバー博士を殺すの苦渋の選択だったアクションの影描写が見て取れる。ベガパンクも同じ感じか。五老星（＋イム様も？）にとって「ある巨大な王国」は存在そのものが驚異。

 

PUNK01「正（シャカ）」はに高い文明を持ってた王国が900年前に実在していたって、完全に「ある巨大な王国」は存在を捉えて（知った）発現ですもん。存在知るだけで即デス・即ザキ対象なんやで！あー、これは抹殺ですわ…。どんなに有益でもこのラインは超えたらあかん！

 

ルッチたちが派遣されたベガパンク抹殺の真意は、少なくとも「ある巨大な王国」の存在を知ってしまったからかなと。

 

つーか勘のいいルッチの予想が当たってたなら「ルルシア王国」壊滅の一件も同じでしょうか…。

 

世界一役に立つ男を消すか…

―先日のルルシアの件と…何か繋がりが…？（1062話）

 

 

勘のいいルッチの推測が合ってるなら、古代兵器ウラヌス？を出動させたイム様がルルシア王国を壊滅させたのと、ルッチたち「CP-0」がベガパンク抹殺命令は繋がってるらしい。ならば「ある巨大な王国」に関する事でしょうか。

 

もしかしてルルシア王国も「ある巨大な王国」版図の跡地だったのでしょうか。中世ヨーロッパ風な文明でしたけど、動物に関してはリアル動物がデフォの世界観で異質な牛が存在してました。

 

299話扉絵

 

パーマ頭の牛である。

 

扉絵連載「エースの黒ひげ大捜査線」で「G-2」のコーミル中将は基地の苦いコーヒーが苦手だったけど、ルルシア王国のモーダちゃん生産ミルクを入れると美味しく飲めたってエピソードでした。

 

まず前提よしてクッソ苦いなら砂糖入れたりミルク入れたりするじゃん？それをして尚、まずかったと思われる。にも拘わらずルルシア王国のモーダちゃん産のミルクで美味しくなったなら、そのミルクがスペシャルですよ！

 

ルルシア王国にはどんな苦いコーヒーだろうと美味しくさせる魔法のようなミルクがある。それこそパーマ頭の牛です。その牛こそ「ある巨大な王国」の文明だった説はさもありなん！

 

ルルシア王国の牛（パーマ）は「ある巨大な王国」の遺産。ルルシア王国は「ある巨大な王国」の色んなものが眠ってたかも。「掘り起こしちゃった」→「はい！全殺しで滅亡」って可能性が微粒子レベルで存在する。

でっかいロボット兵

 

それにしても「ある巨大な王国」が所持していた兵器と思われるロボットの躯の大きさよ。伸長3メートルのジンベエを遥かに凌駕する大きさです。おおよその目算で20～100メートルぐらい（←幅でかいな）。

 

こんな超巨大ロボット所持してる「ある巨大な王国」なのに刀か剣でぶっ刺さられてるのも括目ポイントです。

 

相手（20の連合王国）にも巨人族…をも超える古代巨人族（オーズ）か巨人族の突然変異レベル（サンファン・ウルフ）や魚人族の突然変異（ワダツミ）のような者が「20の連合王国」にいたと思われる。

 

数十メートルの超巨大兵とそれに剣をぶっ刺すレベルの超巨人族（古代巨人族かウルフのような巨人族の中の規格外）による対決が「空白の100年」にあったのでしょう。エルバフが世界政府非加盟なら、ハグワール・D・サウロのような非エルバフの大巨人が「20の連合王国」だったのか。

 

なんにしても「空白の100」年について触れられそうでドキドキワクワクが止まらん。超でっかい巨大ロボだけで想像が無限大だぜ！