『新米姉妹のふたりごはん』、新米姉妹の食卓ドラマが最高だった件

 

 

なんだこれ超可愛い超ほっこりする。

正直、まーた飯漫画にホームドラマをぶっ込んだ食卓ドラマかよ、と斜めに構えていた僕の脳天をガツーンと一撃で砕くぐらい良かった。

 

『新米姉妹のふたりごはん』は義理の姉妹となった2人が料理して食べる、よう見かける食卓ドラマであるが、めちゃんこ可愛い2人の描写とほのかな百合臭にハートをニギニギされちゃいました。料理はモチのロンで美味しそうです。

 

両親の再婚により突然姉妹となったサチとあやり。目つきの鋭いあやりに対しサチは物怖じし同居生活に大きな不安を感じてしまう。そんな時、海外出張中の父親から届いた荷物は、なんと生ハムの原木で……。

 

＜レッツ1話を試し読み＞

・『新米姉妹のふたりごはん』（コミックウォーカー）

 

親の再婚で同じ年の義理姉妹になったサチ（姉）とあやりさん（妹）の新米姉妹。

超良いよ！

両親がそのまま海外出張に出てしまった為、新米姉妹2人で生活する事になります。

無口で目つきが鋭いあやりさんに睨まれてると物怖じして同居生活に不安を抱えるサチ。

そこへ、海外の父親から生ハムの原木が送られて来てあやりさんの表情は一変します。

 

あやりさん（妹）

 

ふつくしい…。

 

今までの睨むような目つきから一転！思わず見惚れてしまう美しさへと変貌を遂げるのでした。フリーザ様の変身もびっくりの変わりっぷりです。

 

そりゃサチも全然人が違うって混乱しちゃうよ。どうやらあやりさんは普段は緊張して強張った顔をしてるけど料理する時だけは素の可愛い表情になるようです。なるほど、これがギャップ萌えってやつか！

 

あやりさん可愛すぎ…。

そう思ったのも無理はない。

 

それほどにた易く開始十数ページで読者の心の琴線に触れて見せたのだ。あやりさんは遥か怪物ヒロイン！「美しさ」と「可愛さ」の同位できない異なる属性の2つを奇跡的に併せ持っている。凄い逸材が出てきたものです。

 

よし！先に希望をあたえておいてやろう！

どうしようもない、幸福感をな…。

このあやりさんは変身をする度に可愛さが遥かに増す！

その変身をあやりさんはあと1回残している。

その意味が分かるな？

 

さらに変身

 

 

↑あまりの可愛さに恐れおののく図

 

なんと！

料理の時に髪型をポニーテールに変えおった！

まったく隙がない見事な二段コンボです。この連続技には読者もなすすべなくKO敗けするしかない。そういえば聞いた事があるぞ…。飛天義妹流のギャップ萌え術は全て隙の生じぬ二段構え！

 

 

隙は生じないが大好きになるとか。
あやりさんが見せた二段構えは基本であり奥義でもある。

 

一撃目の柔らかい表情で読者の心に隙が出来たところへ、二撃目のポニーテール姿にズっキューンとハートを打ち抜かれて完全敗北を喫する。ギャップ萌えの極みだ。だが敗れても清々しい気分だぜ。圧倒的じゃないか！あやりさんの可愛さは！

 

 

まあ、あやりさんは二段変化だけでなく三段変化なんですけどね！
いつからあやりさんが二段変化だと錯覚していた？…何…だと…？

三段変化ですよ。フリーザ様もビックリですね。

 

ベジータの言葉を借りるならば、これからが本当の天国だ！

 

見るがいい！これがあやりさん真の姿だ！

 

 

デレた。

 

 

いやはやビックリ仰天ですね。
強面のあやりさんがお姉ちゃんと料理を作れば「柔らかい表情」「ポニーテール」「デレ」の三段構えですよ。

 

 

こんな三段攻撃やられたら、僕らも信長の鉄砲三段撃ちを食らった武田騎馬隊のごとくノックアウトするしかないじゃないですか。

 

何が言いたいかというと、あやりさんが可愛すぎる！

 

そんな感じであやりさんの可愛さを堪能する漫画です。
って、違う違う！ギクシャクした義理姉妹が料理を通じて絆を深めるのです。

 

まあ巷で氾濫する食卓ドラマである事に変わりはない。ちょっと食傷気味だと思ってましたが、『新米姉妹のふたりごはん』は別腹でいける。

 

良くある有りものの素材を組み合わせたものなんですけど、それぞれの旨味を丁寧に無駄なくしっかり調理して絶品の出来になってる。この感じは『甘々と稲妻』に近いかな。

 

また、1巻では一貫してサチ（姉）を語り手に置いてるのも面白いところ。

 

普通、2人ものの物語って群像劇にして順番に主人公を回すのが多いんですけど、『新米姉妹のふたりごはん』はサチの視点で話を転がすからあやりさんのヒロイン力が高まるね。

 

特にお気に入りは4品目「夜食にスープ」。
めったくそ良かった！

 

 

「夜食にスープ」

この姉妹ってキャスティングが逆なんですよね。
姉のサチはどこか抜けてて子供っぽい。

 

妹のあやりさんはしっかりもので大人っぽい。

 

姉と妹が逆だろって感じだったんですけど、4品目「夜食にスープ」ではしっかりとお姉ちゃんをやってたのが大変素晴らしかった。あやりさんと一緒になって「姉さん！ごめんなさい！」って謝ってしまいましたよ。

 

最初はあやりさん可愛いって思ってましたけどサチもなかなかどうして。
1巻を読み終われば姉妹2人とも大好きになっていました。

 

美味しそうな料理を通じて深める姉妹の絆が私の心の琴線を正射的中ですよ！究極で至高の一品を見ましたね。

 

至高で究極

 

最高と断ずるに些かの躊躇も持たぬわ！

 

姉妹の絆の一つの到達点を見たね。

特にサチの表情で心情を語る（ように見える）のは芸術の域に達してた。

 

照れと勇気が合わさった表情にお姉ちゃん魂があった。キャラが本当に良い。

 

2人の姉妹が生きて輝いたものになっている。眩しすぎる。好きすぎる。誰もが読後にこう述べるだろう。ごちそうさまでした！