『AKB49』第259話ヘビーローテーション
『AKB49』完結まであと4話。
紆余曲折の果てにはじまった浦川みのりの卒業公演が俺たちのテンションも上がりに上がりまくってる。吉永さんがみのに「会いたかった」を歌う、みのりが自分の夢に素直になる、アリス最後のステージで耳はもう聞こえていなかった、初日…と畳み掛ける展開の連続で毎回毎回「うおおおおおおおお!」と叫びまくり。
で、今回の259話「ヘビーローテーション」。
ヘビーローテーション
ボルテージ全開で熱量が上がり上がりまくる箸休め的なお話しでしたね。ハイテンションの我らをクールダウンさせた。だ・け・ど!とても心にしみる良いエピソードだったと思うの。グッとくるよ。味わい深い。みのりの卒業公演を見守る前田敦子&大島優子先輩ズ。
先輩ズ
みのりが卒業してAKBは大丈夫だろうかという話題をする中で、「まだたかみなもひろこもいる」「来年にはもっと凄いコが入ってくる」「そうやってAKBはまわってくんだよ。今までもこれからもずっと…」の台詞がいかに染みるか!心に残るか!AKBだけでなくAKB49という漫画もそうやってまわってきたかんね。
『AKB49』はキャラが良いよね。立ち位置がさ。みのりにとってのアイドルが吉永さん(一歩後ろからの左隣)、アリスがヒロイン(常に右隣)、宿命のライバルが岡部(前に立ちはだかる)、春子たち研究生時代からの同期は(後ろから支える)と、みのりのキャラを立たせる四方向の位置関係は完璧な布陣。漫画オリジナルキャラが光り輝く中で、実在のAKBキャラの存在も外せない。みのりにとって二次元的な四方向だけでなはい。三次元的に上に存在し続けていたのが大島優子先輩である。AKBの頂に君臨したラスボスだったわけです。
ラスボスだった
第5回総選挙を決する歌ステ生放送時に、バッタバッタとみのりに斬り捨てられる(文字通り)神達の中でも格が違いすぎた。AKBの頂に届く最後の1人として圧倒的な化物のような戦闘能力と存在感で立ちはだかった。大島優子強い(物理)!あの大死闘はAKB49屈指の名シーンでしょう。真の神堕しからの卒業は良い思い出。徳川家康の伊賀越えもビックリの、みのりと吉永さんによる大島優子超えである。センターは大島優子先輩から受け継いだ。
しかし思い返すと最初からラスボスは大島優子先輩だったのだろうか?
絶対に前田敦子先輩をラスボスに据えてたよね!2話で「マイク洗って待っとけよ前田敦子!!」と宣戦布告してたしね。途中でラスボスが変わったのである。リアルAKB48の事情でしょうけど。そういった事も相まって「そうやってAKBはまわってくんだよ」が骨身に染みるぜ。漫画的にラスボスすら交代しても大丈夫!そうやってAKBはまわってきたから。受け継がれるのです。
前田敦子から大島優子へ。そして浦川みのりへ。
いま浦川みのりは最高のセンターとして存在している!受け継がれたのはセンターだけじゃない。ラスボスも受け継いでいる。誰にとってのラスボスかって?そりゃ僕ら読者にとってのラスボスですよ!
ラスボスは浦川みのり
僕らの永遠のアイドル浦川みのりが卒業しちゃうんだから。そりゃ泣くよ。ずーっとみのりの頑張りを見てきたんだから。読者の推しメンは浦川みのりだもん。卒業しちゃうんです。終わっちゃうんです。泣いてもいい。悲しいのも分かる。分かるんだけどでも受け入れなくちゃいけない!乗り越えなくちゃ!みのりの卒業を!
また、前田&大島先輩2人の賭けも素晴らしい。
みのりが最後の最後で笑顔でいられるかどーかを賭けるわけですが…。「100%笑ってる」と2人でハモるわけです。賭けになってない!そりゃそうだ。前田敦子&大島優子先輩ズの卒業公演を覚えてるだろうか?2人ともラストに最高の笑顔だった。
前田先輩のラスト / 大島先輩のラスト
ラストに最高の笑顔をしてAKBから卒業した2人。
そんな2人が「最後の最後、笑顔でいられるかどーか」と賭けて「100%笑ってる」ってハモったのです。みのりはラストスピーチ中に泣き出してしまったけど。おいおい!2人の賭けは2人とも外したか…と思いきや、最後の最後に最高の笑顔を見せてくれたわけです!
最高の笑顔である
大泣きからの最高の笑顔が最高すぎる。
今回のサブタイにもなってる「ヘビーローテーション」を歌うときには、さっきまで大泣きだったみのりが前田敦子&大島優子先輩同様に最高の笑顔を見せてくれたね。なるほど…笑顔も受け継がれていたか!胸が熱くなるな!完結まで後3話!
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