「ワンピース」669話"作戦開始"
前回スライムが登場したわけですが、何でも4年前にパンクハザードを襲った化学兵器大暴発事故そのものなんだとか。
スライム
「おれが当時島中のガスを浄化したって!?違う、そんな勿体ねェマネ誰がする…!―圧縮して"怪物"に変えたのさ!」
「それがあいつだ!かつて島を覆い尽くした、なん人も生きられねェ"死の世界"。人は"悲劇"をすぐに忘れちまうが…何、消えちゃいない。それはいつでもおれの手中にあるんだよォ!」
スライムは島中を覆ったガスそのものを圧縮したもの。
なかなか興味深いですね。これ倒すとどうなるんでしょうかね。
位置関係的に闘うのはゾロ、サンジ(見た目ナミ)、ブルック、錦えもんのグループになりそうですけど。倒すと爆発とかしないのかしら。
案外、爆発し気候をまた一篇させ半分の冬は雪解けし、半分の灼熱は鎮火で大団円かもしれんけど。
あと、ルフィの破天荒さに「あのバカ」と、早くも同盟関係が微妙になりそうなローとチョッパーのやり取りも気になります。
ロー
チョッパー
「そんなに簡単にマスターに会えるなら、強ェんだし…マスターを捕まえたらいいじゃねェか」
ロー「こっちの問題でな…それができねェからお前らの力が必要なんだ」
どういう意味だろう。
マスターにロー1人じゃ勝てないという事なのだろうか。マスターを裏切れない体裁を取っているようにも思える。何があるんでしょうか。
また、ゾロ、サンジ(見た目ナミ)、ブルックの3人が倒れていた事の詳細が判明。シルエットのままやられてしまったイエティCOOLBRTHERSの体が一瞬で酔っ払うKYPガス弾で酔っ払って眠っていたようです。
覇気を習得してるゾロとサンジは見聞色の覇気を身に着けている描写があったのに(魚人島のヒョウゾウ戦、竜宮城での「この城猛獣でもいるのかな?」「確かに何かいるな」→カリブー)。
どう見ても見聞色の覇気を使えるはずなのに、なんでこの距離の砲弾を食らうんだろう…。
見聞色の覇気は?
イエティCOOLBRTHERSがここまで近づかないと気付かなかった点も腑に落ちない。
なまじ空島のエネル達の見聞色の覇気の凄さを知ってるだけに、え?気付かないの?って思ってしまう。
覇気は詳細がよく分かりませんけど、これは覇気を発動させなかったという事なのだろうか。ゾロが方向を当てたぐらい謎です。
あと気になったのは、たしぎ(見た目スモーカー)がモクモクの実の能力を全然使いこなせていなかったこと。
悪魔の実の能力はやっぱり食っただけで直ぐには発揮できないようですね。ルフィも幼少時代とはいえ最初は持て余してる感じだったし。
逆に考えると最初からグラグラの実の能力を使った黒ひげと、食ってすぐに力を発揮してたCP9は凄いわ。
んで、サンジの目的、ケジメである侍・錦えもんを発見。
動けない首だけの錦えもんを外へ連れ出した事に対するケイジである。
錦えもんの胴体は水に浸かっている様で動けません。
今度はサンジは胴体奪還をする為に、湖の中へ潜ると言い出す。
さすがの海賊嫌いの錦えもんもサンジのケジメに「かたじけない」と礼を述べる程。
ケジメ
「おれの中のケジメだと言ったろ」
サンジのケジメに胸が熱くなるな。
サンジといえば煩悩と煩悩と煩悩とと煩悩と煩悩と煩悩と騎士道精神と煩悩と煩悩と煩悩と煩悩と煩悩とケジメで出来ています。
サンジのケジメで思い出すのは、ウソップとルフィの決闘でウソップが一味を離れた時も印象的です。ルフィを含めてウソップを許そうとした一味の中で反対したのはたった2人。
ゾロが何らかのケジメをつけなきゃ許さないと述べ食いつくナミに対して、サンジは「ナミさん、残念ながら今回ばかりはこいつの言う事が正しい!」と言い放ったのである。
ナミの要求に対しては理不尽な事もほいほい従うあのサンジが!
ゾロと犬猿の仲で絶対に意見が合わないあのサンジが!
大変驚き、サンジのケジメは印象に残ったものです。
他にも「てめェの影だ、ケジメつけろルフィ」(480話)とか、サンジはケジメに拘る。「女は蹴ってはいけない」など幼少から教えられて育ったサンジの騎士道精神は両親(?)の賜物でしょう。
じゃあケジメは…っていうね。
「じゃあ他にケジメつける方法があんのか!」
作中でケジメを初めて口にしたのはドンクリーク戦。
ゼフが人質に取られ船を降りろというギンの要求を拒否し、代わりに自分を殺せと言い放った。レストランは渡せないしゼフも殺させない代わりに死ぬと。
そしてルフィと口論である。サンジは、ゼフに受けた恩のデカさを知らないルフィに怒るが、逆に「お前は店のために死ぬのかよ、バカじゃねェのか」「死ぬことは恩返しじゃねえぞ!」と述べるのでした。
サンジのケジメは命の恩人であるゼフの店の為に死ぬ。
ゼフの宝である店でコックを続けること。
それが片足を犠牲にして命を助けてくれたゼフへのケジメでした。
くだらねェ
「くだらねェ理由で…その槍(信念)をかみ殺してるバカを、おれは知ってるがね…」
サンジのケジメを「くだらねェ」と一蹴したゼフ。
サンジのケジメのつけ方は間違っていたのである。
バカでくだらない間違ったケジメをつけようとしたからこそ、間違ったケジメは取らないし、ケジメに拘る。今のサンジのケジメはグッとくるな。文字通り、生首だった侍を連れ出したケジメをつけ、全身揃ったら決闘でボコボコにすることでしょう。
そんなこんなで次回が楽しみですね。
しかし、スモーカー(見た目たしぎ)とサンジ(見た目ナミ)は僕の心の琴線を刺激しまくる。可愛いと思ってしまう。
スモーカー&サンジ
薄い本はよう!
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