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『なんくる姉さん』、いま時代は褐色娘ブームなり

なんくる姉さん(1) (ヤンマガKCスペシャル)

はいてない?(←表紙の感想)

『じょしらく』の「久米田康治×ヤス」コンビが帰ってきました。

原作の久米田先生といえばシュールな毒や社会風刺が特徴的。作画のヤス先生といえば可愛い女の子ですがどこかいい意味クセがあるのも久米田作品に見事にマッチしている。このコンビによる新作『なんくる姉さん』はとても良かった。

『じょしらく』の久米田康治&ヤスが再びタッグを組んだ最新作!いろんなことが気になりすぎて、当たり障りのない人生を送ってしまう「気にしい」の青年・木西一茶(きにしいっさ)。悩める彼はある日、何事にも堂々としてブレのない、謎めいた褐色美女と出逢う。一茶はそんな気になる彼女をストーキング(!?)するのであった……! 情報過多の世の中で悩めるアナタを「なんくるナイズ」する、南国“風”コメディ、開幕さー!

<1話が試し読みできます>

『なんくる姉さん』(ヤンマガ公式)

些細なことも気にしてしまう一茶と、何事にも動じない褐色美女なんくる姉さんの愉快なコメディなり。沖縄風ですが舞台が埼玉の入間とか「らしさ」全開です。『じょしらく』キャラもモブでおります。

「なんくるないさ」とは沖縄の方言で「なんてことないさ」。

なんくる姉さんは何も気にしない。スマホがバキバキでも、食べ●グの点数も、カレーうどんが派手にハネようと。「気にしい」な一茶はなんくる姉さんが気になって仕方がない。ある意味、良いコンビですね。

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クメタ節効いてますね!

今作は『かくしごと』よりもクメタ節が効いているかもしれない。

クメタ節とは、日常のあるあるを痒い所に手が届く範囲で毒をもっていながらソフトに主張することである。つまり簡単に言えば、久米田康治先生とはゴーマンをかまさない小林よしのり先生なのである(なんだそりゃ)。

作者自ら前に出ること無く、キャラに語らせるからシュールな日常ギャグ漫画としてクスリとさせられ上質な社会風刺ともなるのです。今作『なんくる姉さん』は『かってに改蔵』『さよなら絶望先生』の正当な続編、進化系なのかもしれない。こういうのが読みたかったという久米田先生のファンも多いのではないでしょうか。

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一茶となんくる姉さん

現代人は何でも気にしすぎなんですよ。まあ確かにスマフォが普及して、世はインターネット時代、SNS時代、何でも直ぐに拡散して賛否の意見が飛び交ってますからね。他人の目を気にしてしまうよう世の中になってしまいました。故に、批判に対して過剰に反応したり、批判を恐れて最初から萎縮してしまうようになってるよね。

そんな気にしすぎムードに支配されている現代人を痛烈に皮肉りかつ大げさにしたのが主人公の木西一茶。対して何ごとも気にしないのがなんくる姉さん。

なんくる姉さんは別に自分に自信があるから他人の目を気にしないわけでなく、どーでもいいと思っているのです。決して沖縄の人に喧嘩を売ってるわけではありません。それと、コスパを重視する一茶の妹・輝夜がメインの3人となって話を転がします。

 ハッとする社会風刺

正直に言えば久米田先生の「味」は週刊誌ならではのライヴ感でこそ発揮されると思ってたんですよ。なので、最近の月刊誌で新連載というのは清原とかゲスの極みとか極上の素材があったのに料理されなくて寂しい気持ちもありました。

しかし、もはやベタランの域に入った久米田先生は月刊誌で描くことによって新たなステージに入ったのかも。『なんくる姉さん』を読んでて気づいたね。ライヴ感あるネタはやれなくなったけど、もっと大きな視点で皮肉ってるなって。「ミクロ」視点な皮肉から「マクロ」視点の皮肉である。もとからやってたけど比重が大きくなったかなって。

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大きな視点で皮肉る

一見しょうもないギャグコメディが繰り広げている中で、時たまハッと気付かされることが多々ある。例えば、食べ●グで2点の店の飯を食ってみたら味は美味かったとか、コスパ最強説を唱えてた輝夜が「コスパ良い」を調べる為に逆にコスパ悪くなってのではと自問自答するなど。

もちろん、明確な答えなど出さないし、あくまでギャグ漫画の範疇で展開するけど。

しかし、読んでると以前の小ネタよりも大規模な人生観のネタを痛烈に尚且つ絶妙に皮肉ってくるのです。ドキンと何か小骨が喉に引っ掛かること無数であります。

まあワタミネタとかミクロな皮肉も健在だけどね。

あとパロディに言葉遊びと良い感じの小ネタもグッド。

ヤス先生の描く女の子可愛い

『じょしらく』時には、ヤス先生の描く可愛い女の子を楽しんで下さいと述べており、久米田先生はあくまでフキダシ係というポジションで臨んでいました。クメタ節と可愛い女の子が絶妙に中和したのが『じょしらく』でもあります。今作も可愛い女の子が健在です。なんくる姉さんいいね!

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なんくる姉さん

大変可愛い。

なんくる姉さんは当然可愛いし、輝夜も可愛い。

なんくる姉さんは基本白いワンピースだけど、毎回服装違うのも楽しめる。

がしかし、『じょしらく』時代から「可愛い力」が落ちている気がする。なんでだろうかと考えたけど直ぐに分かった。頭身がかなり上がってた。伸長を伸ばしているのである。故に、可愛いというよりセクシーさが跳ね上がってました。特に4話の扉絵は使えます(何に)。『じょしらく』に比べて色っぽさ増し増しなり。

褐色娘はいいね!

『かくしごと』もそうなんだが、『なんくる姉さん』も褐色娘押しまくり。

以前は『絶望先生』のマ太郎ぐらいしかいなかったのに、謎の褐色娘量産体制である。

(『なんくる姉さん』のキャラデザ関わってない可能性もあるけど)

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褐色娘量産

いま久米田先生の中では褐色ブームが来ているのでしょうか。

50手前で「かっし欲」に目覚める。有りだと思います。

まあ、一口に褐色娘といっても大変奥が深くてですね。

ジャンルとしても「ナチュラル褐色」「後天的な褐色」と別れております。

黒エルフとか東南アジアや南米出身なナチュラルボーンに対して、後天的な褐色娘は日焼けした健康的な娘やギャルまで幅広いわけです。

で、なんくる姉さんは日焼けタイプの褐色娘に分類されます(5話)。

ということは、アレですよ。「日焼けした部分」と「そうでない部分」があってしかるべきではないでしょうか!褐色肌と白肌のコラボレーションが!

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もっと明確なソースは4話の扉絵すけどね。マッパですし。

で、確認すると白い部分が無いんですよ。お肌全部褐色なんです。

なんくる姉さんはどーやって日焼けしてるんでしょうか!

普段は白ワンピ着用してるようでいて、実はお天道様が昇ってる時にマッパで過ごしている可能性が微粒子レベルで存在するのである。姉さんの名前以上に私気になります!

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