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『べしゃり暮らし』がめったくそ感動する件


べしゃり暮らし 18 (ヤングジャンプコミックス)

突然ですが私が最も好きな音楽は「ブルーハーツ」である。
音楽というのは、その人の生きた時代の雰囲気を濃厚に含んでいますからね。

WANDSやZARDを聞けば『スラムダンク』、DEENやFIELDOFVIEWを聞けば『ドラゴンボールGT』が頭の中でフラッシュバックしちゃいます。思いっきり90年代のビーイング系なのは、その時代が私の青春時代だからであり、人によっては上記のバンドで遊戯王やコナンが浮かぶかもしれません。
今、聞くと、その当時に脳内でタイムスリップしちゃう効果があると思うの。青春時代に聞いた曲なんかは特にね。思わずノスタルジックな気分にさせてくれちゃうわけです。で、私にとって森田まさのり作品がまさにそれで。私は小学生の頃からブルーハーツを聞いてたんですけど、ハマるきっかけは何だったかといえば『ろくでなしブルース』だったわけです。

最初っから話が脱線してますけど、僕にとって森田まさのり漫画を読むことはブルーハーツを聞く事と同義なのである。ひたすら真っすぐのバカ正直なストレートど真ん中一本勝負の変わらぬ作風が、いつ読んでもノスタルジーを感じるのですよ。ところが、今の『べしゃり暮らし』はストレート一本勝負じゃない。いや、おそらくストレートなんでしょうけど、微妙に手元で変化している。見事に打ち取られてしまいます。

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べしゃりが面白い!

『べしゃり暮らし』とは、お笑い芸人を目指す若者の成長物語である。

って、いまさら説明するのも滑稽なぐらい長期連載漫画ですけど。

よく、漫画は全10巻ぐらいが面白いって聞くじゃないですか。

まあ、集めるの苦にもならないし、丁度いい長さではある。私も頷いたものです。だがしかーし!今の『べしゃり暮らし』を読んで、その言葉を述べるのはアホの極みであろう。終盤の今、長い今までの全ての積み重ねが収束している。味がある。大長編が見事にパーツに収まる。読んでて実に気持ちいい。

今一番熱い漫画が『べしゃり暮らし』である。
今一番泣ける漫画が『べしゃり暮らし』である。
今一番読むべき漫画こそ『べしゃり暮らし』である。

いや、流石に私も圭右が記憶喪失になった時には( ゚Д゚)ハァ?って思いました。個人的にドン引きするのが『死んだと思った?実は生きてました、夢オチでした、記憶喪失』の3つである。で、『べしゃり暮らし』は圭右が記憶喪失になって、これどーなのって思いました。ところどっこい!そこからの展開が凄い。超面白い。超泣ける

例えば先日出た単行本18巻。
マジで泣かずに読む事は不可能でしょう。

辻本の家族の和解の物語である。
これが、もう凄い感動する。涙がちょちょ切れる。

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若かりし頃の辻本のおとんとおかん

コミック18巻のラストの若かりし頃のおとんとおかんは反則だろっつーぐらい感動するし泣けるよね。この一家の和解までの流れが見事で普通に猛烈に感動するのは当然として、私は辻本の父親、中西さんの生き様に武者震いしてしまった。

1番好きなことより、2~3番目に好きなことを仕事にしなさい」という格言があるが言い得て妙で、一番好きな事を仕事にして現実を知って幻滅するよりも、一番好きな事は趣味にしておけばいいという意味だろう。中西さんはお笑いの才能は無いし、世間知らずで、どう見てもダメ人間なんだけど、おっさんになっても一番好きな事を夢見ている。というか、諦めてない。


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中西さん

一番好きな事「漫才」、というかそれしか知らない

そんなおっさんの生き様をこれでもかと見せてくれましたね。こんな夢見るおっさんが、若かりし頃に妻と指切りした約束を忠実に守ってたら

そりゃ泣くしかない。どんなに落ちようとも前を向く姿勢がヤバイ。

中西さんの生き様に震えつつ、もの凄く後悔して泣くんだけど、人生やり直したいと思うんだけど、それでも最後に「にしし」と笑う中西さんが胸熱すぎる!苦しい時でも、悔しい時でも「笑う」。これが『べしゃり暮らし』の初期から明示された一つのテーマである。

この言葉を誰が言ったか。
色んな人が言っていた。例えば、岩隈が言っていた。父親が横領してドン底に落ちようとも笑って人生全肯定した。これが『べしゃり暮らし』のキモであろう。藤川だって言っていた。最初に言ったのは誰なのか。


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笑うから楽しいんだ

「くやしい時…辛い時こそ笑うんや…」
「楽しいから…おもしろいから笑うんやない」
笑うからこそ楽しいんや
藤川も中西さんの受け売りだった
あぁ、クソのような人生を歩んだ中西さんが初めてか。無理矢理でも笑って意味のある前向きな人生にする。笑うから楽しいんだ

という流れを抑えつつ、今週のヤングジャンプを読んで泣かない者がいるだろうか。いない!(断言)

やばいっすわ!今週の『べしゃり暮らし』は。
通勤途中の電車でヤンジャン読んで泣いて大変な事になった人、会社の休み時間に読んで不覚にも涙を流してしまった人、帰って家でヤンジャン読んで感動してる人…君は1人じゃない!私も不覚にも涙を流し大変な1日を送りましたとも。


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笑うから楽しいんだ

鉄仮面の潤三さんが「苦しい、辛い時に笑う。笑うから楽しい」という原典であり、今ではまったく笑わなくなった男へ中西さんのアドバイスが胸熱ってものです。初期からあった「どんな時でも笑う」がここに収束した。

って、それすら消し飛ぶのが、今週の潤三さんの土下座だろう。


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潤三さん土下座したー

泣く。号泣する。
よく、ツンデレの比率はツンとデレが9対1がいいって言うじゃないですか。

嫌な奴だったのが実はいい奴だったってあるじゃないですか。その王道パターン、クラスの不良が雨の日に子猫に傘を上げて、それを見た真面目な委員長がドッキーン理論の真髄を見た気がしましたね。というか、潤三さん別にデレませんし、本当は凄く良い人なのに最後まで知ら切り通すし。

何が言いたいかっといえば、最近の『べしゃり暮らし』はめがっさ泣けるって事です。ここ20話が最高潮。今まで積み上げてきたものが一気に収束していて、読んでて号泣するレベルで感動するし、読んでて気持ちいいぐらいに真相が判明していく。超面白い

なお、圭右を記憶喪失にしたのに、まったくこれっぽっちも意味がないのが逆に凄い。普通に、人情話で泣かせてくれるけど、圭右が記憶喪失になる必要は今のところ無い。最終章、全19巻とすると後7話でしょうか。どう〆るか期待値跳ね上がる。ブルーハーツを聞くように、あの頃の青春がノスタルジックに思い出す。って、まだ俺の青春終わってねーから。俺達の戦いはこれからだ(完)

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