『かぐや様は告らせたい』 23話「かぐや様は送りたい」
かぐや様お可愛い問題。
お可愛すぎるんですよ!かぐや様は!
いや、元々かぐや様はお可愛かったですよ。
『かぐや様は告らせたい』はギャグで笑えて、キャラが強烈に立ってて、尚且つかぐや様はお可愛いという、一部の隙もない完璧な布陣でした。恋する乙女のかぐや様の「可愛い力」は最初から高かったもんね。うん。
かぐや様が可愛すぎる
最初からお可愛いんだけど、ここ最近のお可愛い度は並じゃないんです。
特盛です!明らかに「可愛い力」が増しているんですよね。
かぐや様は回を重ねるにつれてモリモリ可愛くなっているね。思わず頬が緩んでしまいます。同時に藤原書記の頭のネジもどんどん緩んでいます。表裏一体!でもかぐや様マジ可愛すぎるんですよ。
特に前回の泣き顔はたいへん美味しゅうございました。
ガチ泣きするかぐや様が可愛すぎる!
自らの謀略で白銀に「嫌い」を言わせようとするも、実際に言われて大ダメージを受けるの図である。恋する乙女のかぐや様が可愛いのはセンター試験に出るぐらい常識の範疇でしたけど、最近のかぐや様は自爆芸に磨きがかかってお可愛いことお可愛いこと。
恋する乙女モードのかぐや様も素晴らしいけど、自爆モードのかぐや様も外せないね。芸術的といっていい。ヤムチャもビックリの自爆芸ですよ。ここらでお遊びはいい加減にしろってとこを見せてやりたい!チュドーン!ですよ。
まあ、ヤムチャは笑いを誘うだけですけど、かぐや様は笑いだけでなくお可愛いからね。ヤムチャの自爆芸が「哀」ならば、かぐや様の自爆芸は「愛」だから。かぐや様の勝ち!って、ヤムチャと比べどーすんだ。
いやでもですね。かぐや様のポンコツ姫っぷりは最高の一言。
今回も台風が来たんで、車で送ってあげたいんだけど自分から言い出せずあの手この手を駆使して白銀から「載せて」と頼むように仕向けますが、安定のかぐや様クオリティーを発揮するのでした。
「策を練る。調子こく。泣く結果になる。お可愛い。」までが様式美となりつつある。
最近のかぐや様はアレですね。可哀相な目に合えば合うほど可愛いと言われる「不憫萌え」を極めつつある。あの『ホワイトアルバム2』の雪菜とか『冴えない彼女の育て方』のエリリンゴとか『ニセコイ』の小野寺さんが不幸な目にあって輝いたのと一緒。まあ小野寺さんは不憫というより悲惨でしたが。
また、かぐや様は表情が実に良いね。
赤面乙女顔だけでなく、面白顔芸まで披露するようになってきた。味わいあって大変お可愛いです。活き活きしてる。冷静に考えると、これはスゴイことですよ。だって、かぐや様、昔の通り名は「氷のかぐや姫」ですからね。中等部から付き合いのある藤原書記いわく「ちっとも笑わなっかた」ですからね。
ちょびちょび挟まるかぐや様の過去邂逅はまったく笑わないにプラスして完全に目が死んでっからね。
すでに小学校低学年から無表情で目が死んでる…。
うわっ…かぐや様の表情、暗すぎ…!
これが四宮家しつけなのか、何か暗いトラウマあるのか分かりませんが。ずっと1人が強調されてたので孤独が原因かにゃ?何にしても、すでに小学低学年で氷のかぐや姫と言うに相応しいクールっぷり。
そして藤原書記だけが側にいたよいう中学時代。まわりからは、「氷のかぐや姫」と呼ばれていました。絶対零度を振りまくりまくり。キグナスの氷河のダイヤモンドダスト並に凍り付いています。
・「氷のかぐや姫」なんて中二っぽいあだ名つけられる。
・まわりが怖がって藤原書記しか側にいなかった
・「四宮の胸は成長過程である!」(1巻7話)と書かれてたが中学からまったく成長していない
少ない情報から以上の3つが分かる。
なかなかにダークな青春を送っていたかぐや様であります。まわりから尊敬の眼差しを受けている今と比べたら天と地ですね。誰がかぐや様の氷を溶かしたかと言えば間違いなく白銀でしょう。
・白銀を「会長」でなく「白銀さん」と呼んでた(まだ生徒会長でない?)
・「何者も寄せ付けない恐ろしさがあった」(8話)
・「会長ともすっごく仲悪かった」(17話、コミックでは27話?)
・馴れ合いを好まなかった
・まだ白銀に惚れていない(と思う)
・てか喧嘩してた
・やっぱり無表情で目が死んでる
・リボンをつけておらず黒髪ストレート
・成長過程の胸は1年でまったく成長していない
一体かぐや様は高校1年の時に何があったのだろうか?
おそらく、かぐや様は高校1年の時に白銀のおかげで氷が解けて、尚且つ恋に陥落ちてしまう重大な事件があったのでしょう。リボンをつけるようになるような!今では「氷のかぐや姫」時代を黒歴史にしてる節もありますし(2巻おまけ)。
やっぱ、きっかけは「去年の生徒総会」でしょうね(多分)。
どうも去年の生徒総会は凄かったらしい。白銀が大立ち回りし、それが未だに語り草になるほどの伝説を残しているとか。白銀は「大変だった」と述べていますけど、そりゃきっと大変だったんでしょうね。というのも、この学校「秀知院学園」が一般生徒を受け入れない土壌だから。
秀知院学園はかつての貴族や士族など富豪名家が通う学校。
一般入試が行われてるものの、高額な学費、寄付金や賄賂が事実上の足切りとなっており、一般の家庭で入学するには「特待枠」以外は事実上不可能。1巻の設定には以下のように説明されています。
初等部からの生徒を「純院」、中途入学者の生徒を「混院」と呼びヒエラルキーが生じている。かつて混院の生徒が生徒会長になった際、一期も持たずに学園を追放された事件が発生。以来、混院の生徒の立候補の自粛が蔓延することとなり、歴代で混院の生徒会長は3名しかいないと学園史には記されている。
恐るべし秀知院学園!
初等部から通っている生徒以外は差別され、生徒会長などなろうものなら学校から追放までされる事件まで起きるなんて。かに座カースト制度よりも理不尽。
そして、現生徒会長の白銀は一般家庭(むしろ貧乏?)で中途入学してきた「混院」です。おそらく特待生として高校から編入して来たのでしょう。そんな男が、初等部から通ってる「純院」でなく、差別の対象である「混院」の立場で生徒会長に立候補すりゃね。そりゃ歴史を鏡見れば非難轟轟なのは間違いないね。
故に、去年の生徒総会は伝説なのでしょう。いまの白銀はヒエラルキー下の「混院」なんてとんでもない!学校中の生徒が一目置いています。
誰もが尊敬している生徒会長ですから。大立ち回りして学校の歴史まで変えてしまったのでしょう。かぐや様の歴史も変えちゃったのでしょう。かぐや様だって惚れちゃうわけですよ。
かぐや様が恋愛相談を受ければ「一つ良い所を見つけて」と浮かべたのは、去年の生徒総会なのでしょうね。白銀の良い所見つけちゃったんでしょ。そっから良い所いっぱい見つけて恋する乙女モード。クールビューティーの氷溶かしてポンコツ可愛いかぐや様の出来上がりですよ。
語り草となっている去年の生徒総会…私気になります!
氷のかぐや姫を解凍とか偉業そのものでしょ!小学校低学年から無表情で死んだ目だったかぐや様を変えるなんて白銀とんでもないことをやらかしてるわけです。自分に欠けてる要素持ってるって人間として尊敬までしちゃってるし。恋しちゃってるし。
つまり、まとめると!
風邪でダウンして甘えん坊かぐや様お可愛い
うむ。めがっさ可愛いな。
てか次回「ドキドキお見舞い編」ってなんだよ!僕らへのご褒美かよ。
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コメント
かぐや様は白鳥麗子の現代版のようです。
彼女の場合はほとんど自業自得ですので、不憫萌えとは違うと思います。
この作品は面白いけど、長期連載には向いていないでしょう。
不憫萌えというか自業自得でもオチがついて可愛いなって。
個人的には全10巻ぐらいが理想かなと勝手に思っております。