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『ダイヤモンドの功罪』もし天才と呼ばれたであろう世代最強ピッチャーがタメの「規格外の化物」を間近で見たら…

『ダイヤモンドの功罪』第33話

 

綾瀬川の規格外の無邪気な天才っぷりに絶望していくまわりの反応がエグってきて面白いのが『ダイヤモンドの功罪』。

 

今回は代表各キャラが、綾瀬川って異次元と同じ年であることを改めて認識するようすが克明に描かれておりとてもハイカロリーな読後感でした(褒め言葉)。

 

※ヤンジャン!なら基本無料で読めます。

 

巴円&雛桃吾(大阪組)

33話

綾瀬川がどんだけ速い球投げれてもおまえにはなれん。なんでそれがわかれへんねん…!

わしは勝ちたいんじゃ。勝たしてもうとるピッチャーと一人でも勝てるピッチャー。ほんまに強いんはどっちじゃ

 

前回、綾瀬川が楽しく野球やればいいって意見を全部「違うだろー!」と一方的に意見を押し通してた桃吾。綾瀬川は作り笑い浮かべて「あ、こいつとはもう会話成立できない」と察して話を切り上げてて…ああ、この2人は分かり合えないと思ったものですが…。

 

同じようなすれ違いが桃吾の幼なじみ・円とも起こってしまいました。

 

勝つ為なら強打者を申告敬遠して次でアウトを取る綾瀬川の影響されて、自分も申告敬遠するとか言い出し、それは強いピッチャーじゃないとか弱気でなく勝とうとしてるとか平行線を辿る2人。円はプレイスタイルを変えることも辞さない。一方の桃吾は今のスタイルで勝つんだと、むしろ変わった方が勝てなくなると主張する。

 

このやり取りは読切「可視光線」でもありましたね。

 

巴「わし強いピッチャーになりたいねん綾瀬川みたく、一人でもチーム勝たせられる…」

雛「あんなん強いとちゃうわ!円がいっちゃん強いピッチャーや!」

 

 

読切版では桃吾が円を説得して打倒綾瀬川になっておりましたが、本編はこのすれ違いどう収拾つけるのでしょうか。

椿宗一郎&瀬田数馬(埼玉)

瀬田といえば、元のチームで対戦する時は手加減してね!と軽く言ったり、優勝後は敬語使って「綾瀬川さん」「綾瀬川先輩」と持ち上げまくっており、他のナインに比べてショックもダメージも受けてないな…って印象でした。

 

その理由を前々回でこう述べてました。

 

中卒や高卒でメジャー行くよ。あいつは…。(31話)

 

同じ関東勢なのでこれからヤバイぞって忠告もあっけらかんと。なぜなら、中卒か高卒でメジャーいくからと(高卒でメジャーなら春甲子園の関東大会で当たるだろって気もしますが…)。

 

 

規格外の綾瀬川はすぐにアメリカ行くって実際に対戦する相手として見て無さそうだった瀬田。ウキウキで優勝喜んでる側…と思いきや?

 

オレ同じピッチャーとしてさ。綾瀬川見ててしんどかったよ…(33話)

 

はじめて見せた瀬川の弱みである。

 

同じ年にピッチャーで綾瀬川がいる…と絶望してた円と同じく、瀬田も同じ投手でこんな怪物がずっといるのか…という心境があった様子。これから頑張っていこう励ます椿がけっこうグッとくるものがありました。

 

椿&瀬田コンビは円&桃吾コンビに比べれば前向きな感じが受け取れました。投手の中で瀬田だけはプロト版の読切にも一切登場してない連載初キャラなので今後の活躍が楽しみです。

並木監督

 

並木監督さぁ…。

 

自分の運営する野球塾に入りたいって綾瀬川のお願いを断って、自分の息子にこんな怪物近づけられんと親の顔を見せてましたが、その後も綾瀬川が所属できる野球塾を探してるところが描かれてました。

 

それまで一番出来た大人だっただけに、やはり『ダイヤモンドの功罪』キャラやって安心してものです。でもその後も綾瀬川の為に野球塾探して上げてる。マジで綾瀬川はこれからどこのチーム行くんだってばよ!

天野倉奈津緒

ばあちゃん、でも奈津緒ノーヒットだよ(33話)

 

>奈津緒ノーヒットだよ

>奈津緒ノーヒット

>ノーヒット

 

男奈津緒!マジのガチで守備専だった!

 

枚方ベアーズやアメリカ戦は綾瀬川におんぶにだっこだったのは描かれてましたが、他の試合ではちゃんと活躍が随所にあった他メンバー。

 

特に24話のベネゼイラ戦では、3番椿と4番桃吾のアベックホームラン。投手として活躍する円。投手&野手(外野手兼任)で酷使のようにチームを支えてる描写がありました。なぜか、5番奈津緒の活躍だけは一切描かれてませんでした。

 

ちゃんと活躍するナイン(24話)

 

枚方ベアーズ&アメリカ戦以外ではちゃんと活躍してるって描写があった主要メンバー。しかし、どういうわけか奈津緒が試合で活躍する描写は一切描かれてませんでした。

 

本当に活躍しなかったのかページの都合でカットされただけなのか…。

その事実が今判明したわけです。

 

前者でした。マジのガチでまったく活躍してなかった。「ベンチと打席とサードの往復だけで、、結局オレなんもしてない…」というのアメリカ戦だけを指してたわけでなく、大会全体を指してたのかよ!そりゃいたたまれない気持ちになるわ…。

 

代表の5番三塁手!ノーヒットで終わる!

 

むしろ逆に壮大なフラグ…とも思える。

前回の感想で述べた奈津緒と同じチーム行く説が「さもありなん」かなと。

 

少なくとも、唯一無二で綾瀬川の求める自分の言葉をちゃんと聞いて理解してくれる同じ年(メダルをアホみたいにかけ続けた。ノーヒットなのに)。同じ東京。ホモ落ちするぐらいのフラグ立ち。何より、綾瀬川と対戦する敵として認識してない唯一のキャラでもある。

 

次はU15で…。てかもしかしたら同じ高校とか。オレまた綾瀬川と同じチームで野球できたらいいよな(25話)

 

それぞれのチームに戻って、今度は敵として綾瀬川と相対することを前提にしてのに、奈津緒は対戦相手ってモノローグも描写も一切無い。同じチームでやりたいな!とすら言ってます。

 

メタ的な見方をすればリトル時代に大和と対戦するはず。その為には全国大会に出るしかない。同じ東京で強豪チーム(埼玉の椿&瀬田チームは前の大会で奈津緒のチームに敗北したことが語られてるので東京の強豪チーム)。

 

これらを踏まえるとやっぱリトル時代で次に綾瀬川が所属するのは奈津緒と同じチームじゃないかと思ったり思わなかったり。『ダイヤモンドの功罪』ってタイトルを踏まえると大ばあちゃん(ジュ網近そう)が綾瀬川と同じチームゆえに、幸せに死ねない怪物の瘴気を食らいそう(な気がする)。

花房晴彦

兄貴(おまえ)世界一のピッチャー目の前で見たことあんのかよ。兄貴(おまえ)の代には綾瀬川いねぇだろっ!(33話)

 

枚方ベアーズ戦では仮病使って、瀬田と同じように外野手と投手で酷使されても、ひょうひょうとしてた花房の背景がついに掘り下げられました。

 

今回の家に帰ってからの兄貴と母親とのやり取りを踏まえると、兄はプロ野球選手なのかドラフト候補だと伺える。「俺だってトップ3とか言われるようになったの高校入ってからだし…」と語ってることから、少なくとも高校時代は「トップ3」とマスコミを賑わせ、今はそれなりの地位に君臨する兄と思われる。

 

プロ野球選手かドラフト上位候補かは分からんが、その観点で弟にアドバイスするも、てめーの世代には世界一の投手の規格外化物・綾瀬川いねぇだろってモノローグである。

 

この漫画は天才が凡人を絨毯爆撃するのではない。規格外の超天才が天才に原子爆弾落とす蹂躙である。故に、綾瀬川がいなきゃ世代トップともてはやされただろう天才共が絶望するのだ。同じ年に、こんなヤベーのいるのかよ…と。

 

花房は瀬田同様に軽い感じで、綾瀬川さんお願いします!って肩揉んだり持ち上げたり、あいついればオレら投手陣は楽できるっしょ!みたいなヘラヘラしたキャラだったのに…、内に秘めてるのは、同じ年に規格外の超化物がいた…って、現実と向き合う絶望だった。

 

瀬田も花房も同じポジションだからこそ…ヘラヘラして「あんたにゃ勝てないっす!」みたいな態度を見せながら、勝負する相手と認識し絶望してるのが円と同じだったわけですね。絶対勝てない戦いがある!その場合…!?

 

もっと言えば、花房は瀬田以上に割り切ってた。ひょうひょうとしてた。

 

現実的キャリア考えたら、今はピッチャーじゃないっしょ。タメに綾瀬川いんのにさぁ。コスパ悪いって(20話)

 

とても現実的な視点。

 

同じ年に綾瀬川いるんだからコスパ重視しろと。この代表も綾瀬川中心で回るので楽できるところは楽しようと。そういうアドバイスを瀬田に送ってました。こういう冷静な将来設計図は兄の影響だったわけですね。

 

楽できるならそれでいいやろ?楽できるところはとことん楽すべき!

 

それが花房の信念。兄貴の受け売りだったのでしょう。外野手としての活躍しか描かれてないので、花房がどういう投手なのかは定かで無い。ただ、言動から察するに省エネ主義でのらりくらりな投手と想像できるでしょう。兄からのアドバイスは「今からばんばか投げんなよ」「ちゃんと自分のキャリ逆算して野球しろって」です。

 

兄のアドバイスを踏まえると、綾瀬川に任せときゃいいって瀬田に話してるやり取りも納得できる。それなのに、酷使とも言える登板をしたのです。枚方ベアーズ戦で仮病まで使った男がである

 

もう綾瀬川とタメで同じピッチャーだったからでしょう。兄の忠告通り、大卒ドラフト指名って人生設計を持ってる。故に肩は消耗品って現代野球に照れらし合わせると、ここは無理するとこじゃない…って達観してるわけよ。

 

だ・け・ど!?

 

花房はプロト版である読切に登場する…作者が連載前から温めていたであろう重要キャラなのです。

 

 

東京の綾瀬川やら、横浜の花房やら、あんなんただ速い球投げられるでけのぱちもんじゃ!(「可視光線」より)

 

本編そのまま踏襲されるわけでないしょうけど、プロトタイプの読切版で「横浜の花房」って名前だけは登場してる。作者も初期構想から重要キャラであるのは明かでしょう。

 

プロトタイプの花房は綾瀬川と並び称される速球派ピッチャーだと語られてます。U12代表では野手としての活躍しか描写されてないので、どういうピッチャーなのか現時点では分からない花房ですが…。

 

やはり綾瀬川に影響されてクイックや申告敬遠も取り入れる決意を見せる円のように、綾瀬川のように超速急派に転校する示唆がある省エネ主義の花房なんですよね。

 

同じ年に異次元の天才がいて、歯車が狂ってプレイスタイルや立ち位置を変えてしまうんじゃないか…って、タメの投手陣のアレコレが見せる地獄の入り口を見た(ような気がする)。

 

どんなに努力しても勝てない…って即座に理解できる圧倒的な超天才&怪物とこれからも対峙しなきゃいけないと理解したピッチャー人の地獄っぷりがグツグツ煮込まれてて最高でした。まる。

 

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ヤマカム

コメント

  1.   より:

    >わし強いピッチャーにおなりたいねん
    綾をオカズにシコる円(腐)

  2. 匿名 より:

    別ベクトルのひぐちアサ作品って印象
    内面ここまで掘り下げられるかと毎話感心してます
    最後、故障で終わりとかやめて欲しい作品

  3. 匿名 より:

    青い炎のように見る者を引き付け、近づく者を焼いていく綾瀬川くんの活躍(?)に毎週目が離せません
    U12ワールドカップ優勝投手なのに行き場所のない彼の明日はどっちだ

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